初めての再会(5)
ん~。
どこから探そっかなァ。
できれば近いトコがいい。
移動に時間をかけるのも、なんだかしんどいし。
てことで、
「地域別掲示板」をクリック。
いろんな伝言が載ってる。
その中の一つがおれの目にとまった。
<ガイ
メール友だちを募集し
ます。
よろしくお願いします
。
S市
175*60*23>
シンプルな伝言。
なんだか、おれのが初めて掲示板に載せたときに似てるな。
プロフ的にはおれのタイプ。
S市ってのもいい。
S市はおれの住んでるA市の北側にある。
・・・そーいやァ、中沢の家もS市だったな。
まァいいけど。
おれは[返信]をクリックして、メールを作成。
<ヒロ
こんにちは。
ガイさん、メル友になりませんか?
よかったらメールください。
あ、気に入らなかったら、無視ってくださって結構ですよ。
A市 165*55*23>
返事なんてないだろ~なァ。
中沢を忘れるための出会いなんて。
相手に失礼だし。
けど、これは出会い系掲示板。
ひとときの寂しさを紛らわすトコ。
多少の罪悪感はあるけど、
過去を引きずるよりは・・・。
そして、おれは[送信]ボタンをクリック。
中沢、これでおれはお前を忘れる。
メール送信が完了したとき、おれは大事なものをなくしたような気がした。
翌日、期待半分でメールチェック。
ショッピングサイトからのメルマガや注文メールを仕分けしてると、一つ、見慣れないアドを見つけた。
このアドは掲示板経由のもの。
もしかして・・・。
<ガイ
ヒロさん、
メールありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。>
あ、返事、来ちゃった。




