第1話「転生したらゲームと似た世界だった!」
楽しみながら読んでくださればうれしいです!では、第1話どうぞ!
……ピピピピ、ピピピピ、ピ、カチ
「よし、仕事に行くか。」
ジャーーーー、ゴシゴシ
「俺、ちょっと老けた?」
「ま、いいか。はよ行こ。」
ガチャ
~15分後~
「おはようございまーす」
「「「おはようございまーす」」」
「おい、昨日発売日のゲーム買ったか?」
「おう、買ったぜ。ちょー面白かったわ。」
「翔馬、もうやったのか!?いいなー。買ったけど仕事で全然できなくてさぁ。」
「で、翔馬の目標はどんな感じだ?」
「うん、順調だよ。てか、もう全部覚えたわ。」
「もうか!?翔馬の記憶力は昔からすごかったもんなー。」
「今度教えてよ。」
「いいぜ。1000円な。」
「金とんのかよ!」
「冗談、冗談、とらないよ。」
「こら。そこうるさいぞ。」
「「はーい。」」
~9時間後~
ガチャ
「ただいま~。」
「はー。疲れたぁ。」
「もう風呂入って寝よ。」
ジャー…
「ふぃー、おやすみー」
……
……
……ピピピピ、ピピピピ、ピピ、カチ…
「う~ん…」
「もう朝?」
「もうちょい寝かせて…」
……
「う~ん、まぶしいなあ…」
「ウアァァァァ!もうこんな時間!遅刻するぅ!!」
「いそげぇぇぇ!!」
ガチャ
「はぁはぁ。やばいやばい!」
ぶぉぉぉぉぉぉぉ
「わぁ!」
ドンッッ
……
……
……
「うぅ…」
パチッ
「どこだココ。草原?天国か?なんか見覚えあるなぁ。」
「えーっと、たしかトラックにはねられて…、死んだ?」
「んんーっと、なんか見覚えあるんだよなぁ。」
「あっ!思い出した!裏コマンドを全部覚えたゲームの初期地点だ!」
草原の真ん中に一本の木が立っていて、自分は横たわっていた
「じゃあ、試しに一つ裏コマンドを言ってみるか。」
「裏コマンド、Purple Magic Stone (紫魔石)×1」
ポン
「うおっ、ほんとに出てきた。じゃあ、異世界転生ってこと!?」
「そういえば俺の顔どんなだ?こういう時は、裏コマンドっと。」
「裏コマンド、mirror(鏡)×1」
「どれどれ……」
「見た目は17歳ぐらいの男だな。若いなぁ。」
前世は37歳だった。
「じゃあ……地球ではあんまり好きなことできなかったから、目標を立ててそれを目指して頑張ることにしよう!」
「まず紙とペンだなぁ。なんか裏コマンドあったっけ?……思い出した!」
「裏コマンド、Paper and pen (紙とペン)×1」
ポン
「よしよし。この感覚にも慣れないとだな。」
~5分後~
「うん。いいんじゃないかな。」
目標
・レベル上げ
・人助け
・魔獣契約(20種)
・冒険者登録
・冒険者ランクE
・魔獣討伐数5匹
「こんなもんかな。」
「まず、レベル上げは裏コマンドで。」
「裏コマンド、Experience point (経験値)×max」
ポワァ
「うおっ!体が軽い!」
「試してみるか。モンスターを裏コマンドで出して、倒してみよう。」
「裏コマンド、Red Monkey(赤猿)×1」
「ウキャァ!」
「うおっ、ちょっと怖いな。一発殴って倒せるかな。」
「おらっ!」
ぼごっ
「うぎゃぁ……」
「俺、つよっ!」
「おっ。赤い魔石。」
「そういえば色に応じて同じ色の魔石が出てくるんだっけ。」
「魔石の大きさが大きいほど高く売れるんだったかな。」
「てか、どうやって魔石から倒した魔獣が識別できるんだろう。」
ギルドに行ったら聞いてみよ。
第一話読んでくださりありがとうございました!ぜひ、星5までつけてくださいね!