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”ない”といわれたプリンシプルを求めて  作者: てん
20年7月〜21年3月
37/676

全ての道は繋がっている。

アッシは知らない場所を地図も見ずに散策するのが好きだ。観光地の裏路地に入り込んで、人通りの少ない特別な景色を満喫する。何度か巡っていると、こことここが繋がっているってのか!って発見もある。翌日足は痛いけど、満足感で満たされる。

そんなアッシですが、知らない道に入る時にいつも心の中で「全ての道は繋がっている」と唱える。"全ての道はローマに通じる"って言葉もあるが、まぁ迷子にならないようにっておまじないみたいなもんだ。まぁ、このご時世スマホがあるんで、迷子になる事はないんだけど。

どこかの道に繋がっていると期待して進むけど、時々行き止まりにぶつかる事がある。歩いてる途中で嫌な予感はするんだけど、それでも前に進んで行き止まりを目撃する。

無駄足を踏んだ!とは思わない。ここは行き止まりだったのかと納得して、後ろを振り返って前に進む。

さっきまでのアッシはここが行き止まりだと知らなかったアッシ。今はもうここが行き止まりだと知っているアッシ。明らかに違う。

全ての道は繋がっている。行き止まりだったとしても引き返せばそこからまた道になる。行き止まりでも道は確かに繋がっているのだ。

その事を感じながら散策を楽しむ。

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