279/678
他人の不幸を見る機会が多い
ニュースでは、何かしらの事件や事故で被害に遭った人達を、小説や映画では苦難に遭う人達が描かれる。
そんな他人の不幸を見る機会が多いとふと思った。
こういう不幸を繰り返さない為にという見方はもちろんあるのだが、何度も見ていると別の考えが浮かんできた。
それは見た人が、自分はまだマシだと思わせて、不幸を紛らわせているのではないか?
最近、理想的な事を語るものが少なくなっているが、それは見た人が、自分はその理想に近づく事が出来ないと思い知らされるからではないか?
人の不幸を見て、今のままで良いと思うか。
理想を見て、こうありたいと願うのか。
どれを選ぶのも人次第。




