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”ない”といわれたプリンシプルを求めて  作者: てん
21年7月〜10月
173/677

怒りは感情的に出るものであって、意図的に出すものではない。

人の怒りは感情的なものだとアッシは思っている。感情が溢れて出るものなのでそれを無理に鎮めるのは難しい。外からの刺激を与えず、時間をかけて鎮まるのを待つのが一番だと思っている。


そんな怒りを、感情的ではなく意図的に出す人がいる。アッシもそれなりに色んな人に会ってきたが、ごく一部にそういう人がいるのである。

アッシの出会った人で例をあげる。それは中学生の時だ。その人は突然アッシに突っかかってきた。そいつは学年ヒエラルキーの上位にいる人で、何の前触れもなくキレ気味できたのである。アッシは突然の事で面食らってしまったが、しばらくしてからその人は「ジョーダンだよ、ジョーダン」と親しげに肩を組んで来た…と思う。かなり前の話なので記憶違いかもしれないが…。

アッシは、また突然キレられても困るからこの人と今まで以上に距離を取ろうと思ったが、その一方で何でこんな行動を取ったのかが気になった。

アッシの中で色々考えたが、どういうポジティブな見方をしたとしても、意図的に怒った姿を見せてやろうと思った事は覆しようがなかった。


そう見せる事で、アッシの人となりを見たかったのかも知れないし、周りに対して強さを見せつけたかっただけなのかもしれない。ただそれをやる事で得した気分になるのはその人だけで、少なくともアッシは嫌な気分になった。


そういう経験があるので意図的に怒り出す人がアッシは苦手だ。

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