表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

師匠との出会い

皆さんお久しぶりの投稿です。

ここでの生活も馴れてきた。

そりゃあ、年単位で暮らしてんだから馴れない方が可笑しいけど。


因みに俺の職業は[暗殺者]じゃなくて[狩猟者]になった。


え?何故かって?理由は簡単。そっちに適性が有ったからだよ。


たまに居るんだって、どんな生活をしても必ず決まった職業を授かる奴が。

で、大抵そう言う奴の職業は上位職?って言うんだって。


何でも普通は狩猟者じゃなくて狩人を授かるらしいよ。

狩人で経験を積んだら20人に一人ぐらいの確率で上位職になるらしい。


あれ?俺凄くね?最初から上位職だぜ?

と、思ってたら更にその上に最上位職と固有職が有るらしい。

つまり、普通は上から4番目なのが3番目って事だ。

しかも、最初から最上位職の奴とか、固有職の奴も居たりするんだと。


……あれ?俺、そんなに凄くない?

いやいや、そう言う天才と比べるのは良くないな。

うん。良くない。良くない。

そう自分に言い聞かせる。

数分前の俺は特別だ!とか思ってた自分を殴りたい。

興奮し過ぎて発狂したからなぁ。

……うん。忘れよう。忘れよう。


気を取り直して……なんだっけ?

…そうだ、思い出した。

俺、追い出されるって。

つってもここでの思い出ってあんまり無いから未練とか無いけど。

…あれ?あんまりと言うか全く無いな。


何故かと言うとここ前にも言ったけど暗殺者育てる施設何だよね。


去らば!……続きが思いつかん。

故郷…では無いし、安住の地…なわけ無いし…まぁいっか




***



そして今。

檻の中。

俺が何をしたって言うんだ!?


俺は無実だぁ!


ハァ~ハァ~。

え?マジで?何で捕まったんだろ?

意味が分からん。

誰かぁ~!


「さっきからうっせえぞガキ!大人しくしねぇとぶん殴るぞ!」


あれ?心の声が漏れてた模様。

てか、定番のぶっ殺すぞ!じゃないんだ。


「す、すみません。」


取り敢えず謝っとこ。


「ふん。謝るぐれぇなら最初っから大人しくしてろってんだ?!」


ごもっとも。


「つか、オメェ何で檻に入ってんのか分かって無いのか?」


あれ?意外や意外。この人実は親切?


「はい。全く今の状況について行けません。」

「オメェ奴隷だろ?奴隷は一人で外出禁止だろうが。見つけたら捕まえるのは当たり前だ。」

「え?そうなの?」

そう言えばあの施設に集められたの俺含めて奴隷だったなぁ。忘れてた。

「あ?オメェ何でそんなことも知らねぇんだ?」

「それが、つい最近まで暗殺者を育成する施設で暮らしてたので。」

「…オメェ。今の本気言ってんのか?」

なんかめっちゃ険しい顔してんだけどこのオジサン。しかも低音ボイス。カッケェー。

「え?本気ですけど。」

「ハァ~。どうすっかなぁ~。」

「え?何を?」

「テメェ。さっき自分で言ってたろ。自分は暗殺者に育てらました。って」

「うん。言ったけど。それが?」

「暗殺者は見つかりしだい投獄されて、良くて永久労働。悪かったら即、死刑だ。」

「へ?嘘だろ?冗談だよな?」

「事実だ。現に俺はそう言う奴を何人も見てきた。だが、お前さん何で施設の外に居るんだ?」

「え?追い出されたから。」

「追い出された?何で?」

「いやぁ、それがおれの職業が暗殺者じゃ無いんだよね。」

「……んっだよ。じゃ投獄されねぇじゃねえか。」

「もしや心配してくれてたの?」

「あ?何だ悪いか?」

「いや、オッサンがあまりにも見た目と中身のギャップが凄くて。」

「喧嘩売ってんのかテメェ?」

「そう言うつもりでは無いです。」

「そうかよ。で、テメェこれからどうする気だ?」

「どうするも何も奴隷だから誰かそこらへんの奴らに買われるんじゃねぇの?」

「テメェ若けぇのに既に諦めてる感出してんじゃねぇよ!」

「じゃあ、どうしろと?」

「………」

「おい、どうした?急に黙りこくって。」

「…テメェしだいだが俺の所に来るか?」

「…オッサンのとこ?何がどうなったらそういう結論に?」

「情が湧いちまったんだよ。」

「…オッサン。あんた独り身だろ。」

「うっせぇ!テメェには関係ねぇだろ!テメェ見たいな生意気な奴は奴隷商に売り付けてやる!」

「それはマジで勘弁してほしいは。」

「さっさと決めろ。俺はせっかちなんだよ。」

「じゃあ、お言葉に甘えて居候させて貰うぜ。」




***




俺がオッサンの所に来て数日がたった頃


「そういやテメェ、名前は?」


今更か!?

俺は心の中で突っ込みを入れてオッサンの質問に答えた。


「ねぇよ。名前なんか。」

「何じゃあ施設で何て呼ばれてたんだ?」

「施設で?被験体08って呼ばれてたよ。」

「ふむ。名前が無いのは不便だな。なら、俺がテメェに付けてやろう。」

「良いのか?奴隷って名乗る権利を剥奪さるてんだろ?」

「そう言えばテメェ奴隷だったなぁ。」

「忘れてたのかよ!?」

「なら奴隷紋、消しにいくか。」

「無視かよ!てか、奴隷紋って何?」

「知らんのか?奴隷紋は奴隷が奴隷たる証だ。」

「不名誉な証だな。で、どうやって消すんだ?」

「奴隷商に申請すりゃ消してくれるはずだ。」




***




と言うわけで、やって参りました。奴隷商。


………何やかんや無事消えましたとさ。お仕舞い。




***




翌日。

「テメェの名前を決めようと思う。何か希望は有るか?」

「なんで今から付けられる本人に聞くんだよ。」

「む。それもそうか。」

「格好いいのにしろよ。」


数時間後


「いつまで考えてんだよ!?適当に付けられるよりはましだけどさ。」

「結構難しいんだよ。名前考えんの。」


数分後


「よし、テメェの名前は今からテスだ。」

「却下」

「何でだよ!?」

「これじゃないって、直感した。」


更に数分後


「よし、テメェの名前はクラマだ。」

「……良いなそれ。」

「お、気に入ったか。」

「あぁ、クラマね、良いじゃねえか。」

「だろ?俺のネーミングセンスを舐めんなよ。」

「そう言えばオッサンは何て言うんだ?」

「あ?言ってなかったか?」

「聞いてないぞ。」

「俺はラグナだ。」

「オッサンには不釣り合いな格好いい名前だな。」

「ほっとけ。」

「じゃあ、オッサンの職業は。」

「呼称は変わらねえのか。俺の職業は聖弓士だ。狩人系の最上位職だな。」

「最上位!?……オッサンスゲェ。」

「そう言うテメェは何なんだ?」

「俺は狩猟者だよ。狩人系の上位職。」

「何?……ハーハッハッハ。マジか、これが神のお導きと言うやつか。」

「は?何言ってんだ?オッサン。」

「テメェ。俺の後継者に成らねぇか?」

「後継者?」

「あぁ、後継者だ。」

「意味が分からん。」

「簡単に言うと俺の弟子に成らないか?って言ってんだ。」

「何で?」

「それを説明するには時間がかかる。明日話すから今日はもう寝ろ。」


言われて気付いたが外はもう暗くなってい

この頃、寒暖の差が激しいと思いませんか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ