プロローグ
オチなし。
整合性がないかもしれません。
広い心でお願いいたします。
「ここからここまで。この範囲がラエラだ。我々の守る国土だ」
「はい。ちちうえ。スグリもいっしょに守ります」
「ああ。たのもしいな。ツヅキ」
「はい」
「この子を頼めるかな」
「はい。何があっても姫と共に」
「ツヅキ。側にいてくれるの?」
「はい。おります」
「やったあ。ツヅキと私でちちうえを、この国を守ろうね」
無邪気な笑顔で、小さな手で剣を持ち。
「さあ。しゅうれんです」
まさに天才である。
槍も剣も弓矢も体術も。
いつの間にか国内でまともな手合わせができるのはほんの一握りとなっていた。
だれもが若き女将軍に心酔した。
いつだって兵を想い、民を想い。
不要な戦いをさけ、部隊の被害を最小限にすることを優先していた。
それにより自身がどれほど泥だらけになろうとも。
「スグリ様」
「なんだツヅキ」
会話をしながらでも手合わせをしている。
「以前お話いたしました」
「ああ。あれなら」
「では次に」
「それはこっちだな」
「……あれで成立してる我らが上官は恐ろしいな」
修練をしながら、事務作業も同時並行して。
そんなスグリとツヅキはラエラ国の有望な人材だった。
ツヅキも将軍の地位をという話が上がっていたが、スグリの側にいるという約束のため断り続けている。
ツヅキ自身もまたスグリ同様天才だった。
「少し動きが活発だな」
地図を見ながら指をさしたあたりは、山賊が出ていると報告が上がっている場所。
「特別大きな戦闘には至っていないので、人員の増加はしておりません」
「ああ。引き続き様子を見ておこう」
「……ほんと我らが上官は見てて飽きないな」
「なんでも、ツヅキ様の当主に戦場で拾われたとか。それからはずっとスグリ様の側にいるって」
「だから姫か。そりゃあ確かに我らの姫だわ」
「はいはい。しゃべってないで、次行きますよ」
そういって、ツヅキが休憩から戻ってきて修練は再開された。