Running Through the Fire
●MONOEYESとELLEGARDENの良い部分を、上手く融合させた傑作。
【収録曲】
1.Let It Burn
2.Good Enough
3.Ladybird
4.アンカー
5.At the World's End
6.Adrenaline
7.Skippies
8.世界が眠る日
9.Reflections
10.Ghosts of Yesteryear
11.The Unforgettables
12.Shadow Boxing
近年、細美武士がELLEGARDENの稼働を活発化させていることもあってか、MONOEYESとしては約5年振りとなるアルバム。一時期は名義を変えながらもハイペースでリリースしてきた彼ですが、さすがにそういった活動は難しくなってきたのでしょうか。『The End of Yesterday』(直近のELLEのアルバム)からも3年近く経っていますし。
『The End of Yesterday』はMONOEYESの要素をELLEに持ち込んだ印象があったのですが、今作はその逆といったところ。全体的に抜けの良い楽曲が目立ち、EPとしてリリースされた『Ladybird』『The Unforgettables』を筆頭に、メロディのインパクトも充分。短い収録時間に聴き所が凝縮されており、細美武士が手掛けた曲に限って言えば、「『The End of Yesterday』よりも、むしろこっちの方が活動休止前のELLEに近いのでは?」と思ったほどです。
とはいえ、スコット・マーフィーが手掛けた曲が間に収録されている点からは、やはりMONOEYESらしい要素も感じ取れます。ダンサブルな『Adrenaline』やシリアスな雰囲気の『Ghosts of Yesteryear』等といった曲が上手くアクセントとして働いており、「メロディックパンク」に留まらないバリエーションの広さに寄与していると言えるでしょう。
MONOEYESとELLEの良い部分を上手く融合させたアルバムといったところでしょうか。MONOEYES には「悪くないんだけど……」というイメージを持っていたのですが、それを吹き飛ばすほどの傑作に仕上がっていると思います。
評価:★★★★★




