Between the Black and Gray
●安定感のあるロックサウンドを聴かせてくれるが、それゆえにやや「マンネリ」な印象も。
【収録曲】
1.Bygone
2.Fall Out
3.リザードマン
4.Iridescent Light
5.Thermite
6.Castles in the Sand
7.Nothing
8.Satellite
9.Interstate 46
10.Outer Rim
11.彼は誰の夢
2020年にリリースされたMONOEYESの3rdアルバム。アルバムごとに作風が大きく変わり評価が安定しない印象があるthe HIATUSと比べて、こちらは安定感のある出来といった感じでしょうか。『Fall Out』ではいわゆる「縦ノリ」のリズムを聴かせたり、『Nothing』ではダウナーな雰囲気を見せたり、『Iridescent Light』『Castles in the Sand』『Satellite』の3曲ではベーシストのスコット・マーフィーがボーカルを担当していたり……と、それなりにバリエーションもあり、やはり「一辺倒」な印象は抱かせません。
ただ、前作と同様にインパクトはある程度に抑えられており、3作目で早くも「マンネリ」に片足を突っ込んでいるようにも思えました。とはいえ、日本語詞で意味がダイレクトに伝わってくる『リザードマン』『彼は誰の夢』のように強く耳に残る曲も無いわけではなく、個人的には、そういう曲がもっと増えて欲しいところがあるのですが。
評価:★★★★