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01:魔王邂逅。

 立っている足場が波で揺れ、潮の香りがこの航海を実感させてくれる。


 この船に乗っている人たちは、ほとんどがこの航海の先に胸膨らませていることだろう。


「うぷっ……」


 だが俺にそんな感情は一切なく、そんなことよりも早く揺れているこの船から解放されたいという気持ちしかなかった。


 ……あぁ、気持ち悪い。何でこんなに船は揺れるんだよ。


 船なんか今までに乗ったことがなかったから油断していた……。こんなものただ波に流されているだけだからいつ着くか分からないデカブツだと思っていた。


 普通に考えればいつ着くか分からないものに乗るわけないよな。うぷっ。


 てか、船なんか使わずに行ったらいけないのか?


 魔法を使えばこれくらいの距離なら簡単に行けると思うが……あぁ、他の奴らは簡単じゃないのか、ふひっ。


 あっちは金があるから才能がなくて、こっちには才能があるから金がないのか。


 ははっ、才能は金で買えないが金は才能で稼げる。こっちの方がいいに決まっている! うぷっ、無駄に考えるのはやめておこう。


 気持ち悪さを抑えながら早く目的地につけと思っていると、船の進行方向の先に島が見えてきた。


 他の乗船者も目がいい者たちはそれに気が付き、甲板に出てきた。


 あっ……遠くを見ていたら少しだけ気持ち悪さが引いてきた。


「みなさま、もう間もなくトリニティに上陸いたします。ご上陸の準備をお願いいたします」


 普通に話している声量だがよく通る声質の女性がそう言ったことで、気を引き締める。


 少しすると、もうすぐそこまで島が見えていた。


 トリニティと呼ばれたそこにはこちら側からは一つの大きな島しか見えないが、聞いた情報だとこの島の他にあと二つ島があるらしい。


 その大きな島に向けてこの船は進んでいた。俺が乗っている船以外にも同じ島に向かっている船が何隻も存在していた。


 不思議と島が近づくにつれ気持ち悪さは段々と引いて行き、思わず頬が緩んでいるのを感じた。


「……ふはっ!」


 そして我慢できずに笑ってしまったことで周りを見て誰も見ていないことを確認してホッとする。


 いかんいかん、こんな感じだと俺の目的が達成できなくなるから気を引き締めないと。


 俺が乗っている船は港にたどり着き、船内にいた俺を含めた人たちは次々と船から降りて上陸する。


 他の船に乗っていた人や、魔人や亜人たちも同様に誘導されて島の建物に向けて歩き出す。


 ……それにしても、獣人は見たことがあるけど魔人は初めて見た。


 基本人型で角や羽や尻尾が生えていたり、体格がでかかったりするけど、中には人とは違う異形も見てとれる。


 この場にいる種族は大きく分ければ人間と魔人と亜人で、4:4:2くらいの割合か。


「新入生のみなさんはこちらへどうぞ!」


 誘導されるまま港から歩くこと十分ほどで大きな建物が見えてきて、誘導している人の声も人の波もその建物に誘導される。


「席はご自由にどうぞ」


 誘導された場所は、庶民の俺が一生入ることがないと思える豪華絢爛としか言い表せないコンサート会場のような場所だった。


 俺的には一番入り口から近い方がいいなぁ……。


 とは言っても、席はご自由にと言う割りにはそこそこ決まっているように思える。


 この会場は左、中央、右と通路を挟んで三つのブロックに分かれている。そして左には人間、中央には魔人、左には亜人が集まっている。


 この流れで言えば、俺も左に行くべきだと思うし、そうじゃないとチャンスが来ない。


 いざ!


 はい、ダメでした。


 席がないというわけではない。ただ俺が狙っている人たちということは、他の人たちも狙っているということで、かなり大人数がそっちにいる。


 だから左に座っても中央とか右に座っても一緒のような気がする。


 まあだけどこの会場の席は人間サイズに作られているみたいだから魔人や亜人が座ろうとしたら、大きくて一つじゃ収まらず結果的に人数で見れば余裕でも圧迫しているイメージがある。


「ん?」


 あぁ、迷っている間にもどんどんと席が埋まっていく……けど、中央のあの一角だけ一人座っているだけで周りには誰もいない。


 まるでその人を避けて座っているように思える。


 ……もう座るところがあそこくらいしかないから、あそこら辺にするか。


 もし後から人が来るから空いているとか座ってから言われても嫌だから、確認してから座ろう。


「すいません、ここに座ってもいいですか?」


 さっきまでは哀愁漂う少し小さい背中しか見えなかったけど、確認するために横に移動したことで彼女の容姿に少しだけ見惚れてしまった。


 この場にいる誰よりも幼く見え、その銀色の長髪をツインテールにして額には少し大きな二つの角があり、その幼くても美しい感じに見惚れてしまった。


 ていうかこの子どこかの先生のお子さんじゃないのか? これが俺と同い年とか言われたら魔人すげぇって言うしかない。


「……わ、妾に言っておるのか?」

「えっ? まあ、はい。そうです」


 話しかけられたことに心底驚いた表情をしてこちらを見る幼女。


「お、おぉ! よいぞ! はようこっちに座るのじゃ!」

「えっ……と」

「遠慮することはないぞ!」


 俺はあなたの隣じゃなくて少し離れた場所に座ろうとしてたんですけど?


 それになにその口調、ロリババア? まあこの幼女の嬉しそうな顔を見たら断れないよな……。


「そ、それじゃあ失礼します……」

「うむ、ここら辺の席はなぜか空いているからの、遠慮することはない」


 ……もしかして、この幼女が原因?


 いやいやいや、この幼女が原因だと決めつけるのはよくないよな。例えこの幼女に向けて嘲笑の視線が向けられていたとしても!


「わらわはアイラ。お主は?」

「俺はギル・デヴィートです」

「そうかギルか。わらわのことは気軽にアイラと呼ぶと良い。それに敬語は不要じゃ」

「はあ、そう……か。一つ疑問に思っていることがあるんだが……」

「なんじゃ!? 何でも聞くと良い!」

「あー、いや、聞いていいことなのかはわからないんだが……」

「なに、気にするな。わらわとギルの仲ではないか」


 えっ? さっき会ったばかりなのにどんな仲なんだ?


 だが、これは聞いておかないと気になって仕方がないから会ったばかりの仲に甘んじよう。


「アイラは、俺と同い年なのか?」

「……あー、そうか。お主、もしや魔人のことをよく知らぬ口じゃな?」

「まあ、そうっすね」


 だって普通に魔人とか人間領にいたら会わんだろ。魔人なんか関係ないと思ってたからな……。


「それならば教えよう。魔人は人間以上の寿命を有していることくらいは知っておるな?」

「それくらいなら」

「ほとんどの魔人は人間と同じ速度で成長して、若い時が長く続くようになっておる。だが、わらわの家系は通常の魔人以上に寿命を有しておるから、成長も遅くなっておるのじゃ。あと十年くらいすればお主と同じ容姿になると思うぞ」

「ほーん……そういう原理で」


 得意気に語っているアイラはさておき、こんな化け物じみた寿命を持ったやつらによく引き分けに持ち込めたなと人間側を称賛しよう。


「それよりも、どうしてお主はこの学校に来たのじゃ?」

「そんなことは決まって――」

「これより、トリニティ学園の入学式を開始します」


 前から声量を大きくする魔法で開始の合図があったことで、会話を中断するしかなかった。


「まず初めに、トリニティ学園の学園長のご挨拶です」


 舞台袖から出てきたのは長い銀髪の女性だった。まず歩いている姿から気品を感じられ、声を拡張する魔道具がある舞台の中央に立ち、その佇まいすらも美しかった。


 いかにも優等生、いやあの女性は完璧美女と主張しているように思えてくる。


 あの銀髪がアイラの銀髪と似ているような気がするが、銀髪を珍しく思うだけで髪色が一緒くらいでその関係性を決めつけるのはバカだ。


「みなさん、ご入学おめでとうございます。私はこの学園の全権を担っているハリシャ・タローマティです」


 タローマティ? タローマティって言ったら、七大魔王の一つだよな。そんなタローマティ家の魔人が学園長をしているのか。


 それにタローマティ学園長は若く見えるが、実年齢がどれくらいなのか魔人だと分からない。


「過去、聖魔大戦で多くの命が失われ、終戦してもなお種族間での溝は深く、小さな戦いも日々起きている状態が続きました。そこで人間、魔人、亜人の三竦みが平和の象徴としてこのトリニティ学園を創設し、戦争のない世界が続くようにと願いを込めました」


 終戦も、このトリニティ学園が創設されたのも俺が生まれる前だ。ただ聖魔大戦のことは知っている。


 始まりの理由など忘れて、はるか昔から争い続けていたその大戦は始まりの理由ではなく大戦で生まれた憎悪だけで終戦まで争っていたと聞く。


「私もみなさんには種族など関係なく、他者と接してほしいと考えています。戦争がなくなり和平が結ばれているこの状況でも、小さないざこざはなくならず他種族との交流、人間と魔人の交流はほぼない状態です。このままではまた大戦が起こりかねません」


 まあ、何年も経っているのに交流がないんだから仲良くする気がないんじゃないのか?


「そこでこの学園では他種族と交流するために七大勇者と七大魔王にちなんで十四の軍隊を形成してもらうことになっています」


 十四ってよくよく考えれば多いような、少ないような……。


「入学してきた生徒に七大勇者と七大魔王の血筋がいれば、強制的にその名を背負って軍隊を形成してもらうことになっています。そして他の生徒たちはそのどれかに所属してもらうことになっています。人間が七大魔王の軍隊に入っても、魔人が七大勇者の軍隊に入っても、何ら問題はありません。むしろその状態はこちらが望んでいる状態ですから」


 別に魔王だろうが勇者だろうが特に気にしないけど……将来を考えてやりやすさを考慮すれば勇者側の方がいいな。


「通常であれば勇者や魔王の血筋が欠けている状態がほとんどですが、この年はすべての七大勇者と七大魔王の血筋が入学しています。必ずどこかの軍隊に入らなければならないので、そこだけは頭に入れておいてください」


 言われなくてもそのつもりで来ている人が多いだろ。


「この学園は学び、交流し、未来を作り出す場です。それでは、よき学園生活を」


 タローマティ学園長の話が終わり、偉い人たちが挨拶していたけどほとんど聞いていなかった。


「のぉ、ギルはどの軍に入ろうと思っておるのじゃ?」

「特にこだわりはないけど、人間だし七大勇者側かな?」

「それだと学園長や学園の意図をくめんとは思わんか? 魔王軍などはどうじゃ?」

「どうっすかね」


 こうしてアイラに話しかけられていたから、全く聞けなかった。聞くつもりはなかったけど。


 ていうか、何でこんなに聞いてくるんだよ。


 まさかアイラが七大魔王のどれかで、俺を勧誘しようとしているのか? バカな、魔人が人間を勧誘するメリットはないはずだ。


「以上で入学式を終わります。これより、トリニティ学園四月行事『軍決め』を行いたいと思います」


 ……えっ、今なんて?


「期限は今日の夕刻の鐘がなるまで。それまでに軍に入ることができなかった生徒は退学となりますので注意してください」


 えっ、は? そんなに早くに決めるのか? それだと俺が入るのに不利だろ。


「学園の地図を出口で配布していますのでそれを受け取り、軍が決まれば学園窓口に所属の軍を申請してください。寮は軍の敷地内になっていますので、軍が決まり次第荷物を送ります。もし決まらなければ、荷物は船に積んでおきます。虚偽の申請も失格となりますので注意してください。それでは『軍決め』を開始します」


 そう司会の女性が宣言すると、次々と会場の中の人が動き始めた。


 俺も七大勇者の方に行きたいけど……この人の中だとまず無理だろ。それに出口も混雑する予感しかしない。


「俺はこの会場から出る。アイラはどうするんだ?」


 一応、流れで潰されそうな小柄なアイラに声をかける。


「わらわも出るぞ。こんなところにいたら出るのも難しくなりそうじゃからな」

「それじゃあさっさと出るか」

「そうじゃな」


 出入り口近くの席に座っていたため、俺とアイラは人通りがほぼない出入り口に向かい本を一冊受け取った。


 会場内は騒がしいが、外はおそらく教員がチラホラといるくらいで静かだ。


「俺は軍に入るために押し売りしないといけないから、ここでお別れだな」


 さすがにアイラが勇者軍に入るわけがないから、俺とアイラはここで別れることになる。


「やはりギルは勇者軍に入るつもりなのか?」

「そうだ。勇者軍の方がやりやすいからな。またな」

「う、うむ……」


 アイラが少し残念そうな顔をしてとぼとぼと歩いていたが、それは後回しだ。


 俺にとってここが一番頑張らないといけないところで、ここでつまずけば俺の夢は遠退いてしまう。


 会場の前で張っていれば、必ず勇者軍のリーダーが出てくるはずだから、そこで無理矢理にでも軍にいれてもらうしかない。


 いざ!


「は? お前みたいな弱そうなやつはいらないだろ。二度と俺の前に顔を出すな」

「僕の軍に入りたい? いいよ、爵位は? ……平民? 冗談を言わないでくれ。平民を軍に入れたところで何の得にもならないよ」

「お前みたいなやつがアフラ・マズダーさまの軍に入るなどおこがましいぞ!」

「人って第一印象が大切だけど……あなたはパッとしないから大したことがなさそうね」

「どけどけ! 貧乏そうなやつが話しかけようとしていいお人ではないんだぞ!」

「……邪魔」


 ……え、惨敗なんだけど。


 三つの軍には外見や平民であることから、二つの軍には取り巻きがリーダーに近づかせてくれず、一つの軍には話すら聞いてもらえず、残りの一つはどこにも現れなかった。


 わかっていたことだが、やっぱり俺は他より遥か後ろからスタートラインを設定されている。


 ここにいる生徒はほぼすべてが貴族や名高いものばかりだ。


 それに比べて俺は何もない生徒。そんなやつを軍に入れても無駄だと思うのが当然だろう。


「はぁ……」


 こうなれば土下座や這いつくばってでも軍に入ろうかと考えたけど、プライドを捨ててまでやることではない。


 最初からこんなくだらない世界に期待する方がバカだったんだ。


 招待状が届いたからと言って、チャンスが来たと思った俺がバカだったんだ。


 早めに帰って冒険者として働こう。そうすればあいつらのためにもなる。


 誰が招待状を送ってきたかは知らないが、こんな惨めな気分を味わわせるためだったら成功だぞ。


 くっきりと諦めがついたことで船があるであろう港へと足を進めようとした。


「お主、どこに行くつもりじゃ?」


 そんな俺に声をかけてきたのはどこかに行ったはずのアイラだった。


「そちらは学園の中央とは真逆の方向じゃぞ?」

「……アイラには関係のないことだ」

「そう邪険にするではない。わらわはお主に用があってきたのじゃ」

「用?」


 魔人のアイラが人間の俺に何の用があるんだよ。


「お主のことをあそこの木のかげから見ておった」


 アイラが指差した方は結構距離がある木だった。ていうか俺のあの姿を見ていたってことかよ。


「見事に全滅じゃったな、笑えるくらいに」

「ほっとけ。俺のことを笑いに来たのか?」

「そんなことはせぬよ。わらわはギルに話しかけようとして期をうかがっていただけじゃ。それでたまたま全滅したところを見ただけじゃ」

「それなら俺と別れる前に言ったらよかっただろ」

「いやぁ……それは何と言うか、わらわの覚悟が決まっていなかったんじゃよ……」


 もじもじとして、かなり緊張している面持ちのアイラ。


 なに、告白でもされるのか? それなら俺と一緒に地獄に落ちてくれないと受けれないな。


 何度も口を開こうとして、何度も閉じを繰り返していたアイラは、ついに決心して言葉を口にした。


「ギル、わらわの軍に入らんか!?」

「……アイラの?」

「そうじゃ! わらわはアイラ・タローマティ。タローマティの次女にして、今年のタローマティ軍魔王じゃ!」


 タローマティって、学園長と一緒ということか。


 ……えっ、本当の話なのか? 俺をからかっていると言った方がまだ信じれるぞ。


 別に軍にスカウトされて嬉しいとかいう話ではなく、単純な疑問だ。


「……本当なのか?」

「わらわが嘘をついているとでも?」

「いや、魔人が人間を勧誘するなんて普通思わないだろ」

「ふふん、ならこれを見るが良い!」


 アイラが出してきたのはアイラの手には大きく金属でできており、三匹の蛇が絡み合っている紋章だった。


 これくらいなら俺も見たことがある、タローマティの紋章だ。


 七大勇者と七大魔王の紋章くらいはここに来る前に習っておいたからな。


「アイラがアイラ・タローマティということは分かった。だが問題はそこじゃない。タローマティ家がなんで人間の俺を勧誘したかということだ」

「わらわは優秀な人材を求めていてな。ここで帰られるくらいならわらわの軍に引き込もうと思った次第じゃ」

「ふーん……アイラから見て俺は優秀な人材に見えるのか?」

「それはもちろんじゃ! わらわには見える! ギルの可能性がな!」


 ……アイラが本当に見えているかどうかは後回しにして、この提案を受けるかどうかを考えよう。


「少し考えるから時間をくれ」

「存分に考えてくれ!」


 まずデメリットとしては人間側と交流があるのか分からないがなければデメリットだ。


 デメリットは一つか。まあそれが致命的な気がする。


 メリットとしては、トリニティ学園に居続けられる。人間側と交流があれば、居続ける意味がある。


 どれもこれも、俺が魔人側で将来安泰な状態に持ち込めるのならデメリットはすべてなくなる。


「アイラ」

「なんじゃ?」

「俺がもしアイラの軍に入れば、将来もいい関係を続けられるか?」

「それはこちらからお願いしたいくらいじゃ! 今ならわらわの家臣として迎え入れよう!」

「……そんなことをして他の魔人は大丈夫なのか?」

「それは気にすることはないぞ。誰も文句は言えんよ」

「そうか……」


 魔人、しかも七大魔王の一つ、タローマティ家と少々過激な気がするが、その部下になれば将来は安泰と言えるだろう。


 どうせ七大勇者に断られたんだから、ここに残るのはこの道しか残っていない。もうやけだ。


「よし、その話に乗った!」

「うむ! よくぞ決断してくれた! 今日からお主はタローマティ家のギル・デヴィートじゃ!」

「今日からよろしくお願いします、魔王さま」

最後まで見てくださってありがとうございます。誤字脱字あればご指摘お願いします。

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