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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おっさんのごった煮短編集

我が生涯

2ちゃんの有名コピペを3つほど借用して書きました。

元ネタを知ってる方はネタバレすると思います。


作中、かなり差別的な表現がありますが、あくまでもネタであり、私の思想とは関係ありませんので悪しからず。

また、程度の低い下ネタに溢れています。下ネタ耐性の無い方はここで撤退して下さい。




 「ドンドンドン」

 「ドンドンうるさいよ。ノックってもっと静かでしょう」

 「ヒキニートのお前が心の扉を開いてくれないからな」

 「いやいや、なんで息子の心の扉、ノックで開こうとしてんの、そう言うとこでしょ。てか臭いな」

 「父さん、さっきトイレで産み落として来たからな」

 「普通にう◯こしたでいいでしょ。てか、それで臭いんか、にしても匂うで」

 「話は最後まで聞かんか、だからヒキニートなんだ、お前は」

 「いや、さっき開こうとした扉、全力で閉じるよ。まあ、聞くけど」

 「うん、父さんな、尻を拭いてる最中にくしゃみしてな」

 「取り敢えず汚いな、まあ、寒いし、そう言うとこもあるよな」

 「うん、で、思わず手に持った紙で鼻をかんでしまってな」

 「今すぐ顔を洗って来い、なんか微妙に顔についてんの、そうなんかい。取り敢えず洗って来い」

 「まあ、そう急ぐな、一応、新しい紙で拭き取ったんだがな。そのあと、お前の部屋に向かう最中に顔付近から謎の異臭がするんで催してな」

 「ダイレクトアタックしてんだから、異臭もするだろ、何一つ謎なんてないわ」

 「で、『あーこれはトイレに戻らなければ』って思ったんだが、母さんがすでに入っていてな」

 「で、出す前に取り敢えずこっちに来たと」

 「いや、夢の中で漏らしたから安心しろ。すでに事は済んだあとだ」

 「いや、済んでねーよ。現在進行形だよ。何だよ、夢の中って、ガチ漏らしただけじゃん」

 「まあまあ、そう熱くなるな、そんなんだから社会人として失格なヒキニートなんてなったんだぞ」

 「いや、今現在、親父が社会人って言うか人間失格だよ」

 「大宰か、お父さん大宰は苦手なんだがなー」

 「そっちじゃねーよ」

 「まあまあ、今日はお父さん、オンラインなら勇者のお前に相談したいことがあってな」

 「部屋に入るなら、まずは着替えてくれ、頼むから、目に染みて来たから匂いが」

 「父さん、ついにデバフ能力に目覚めたか」

 「実の息子、仕留めようとしてんじゃねーか」

 

 ~着替え中~


 「全く面倒なやつだ」

 「どっちがだよ、公然と漏らしてくる父親とかグレるわ」

 「お前はすでにヒキニートしている」

 「ケンシロウっぽく言うなよ。やめろよ、親父がケンシロウの真似とか引くわ」 

 「まあ、とにかくお父さんな、夢があるんだよ」

 「平然と再開するしよー、なんなのこの親」

 「でな、世間一般からみたお父さんってどう思う」

 「ん、そりゃ勝ち組の上級国民でしょ」

 「艱難辛苦を乗り越えたお父さんの一生が軽い言葉にまとまったな」

 「自分で言えって言ったんでしょうが、説明口調で行くなら」

 「うん、メタ視点入ったな。冷めるぞ、そういうの」

 「あんたの方がよっぽどメタいだろ」

 「話が進まないんでいい加減にして貰えます」

 「あー、ぶち殺してぇ。取り敢えず、元大蔵時代から代々の財務官僚の家に産まれて」

 「お前の代で途切れるけどな」

 「元事務次官の娘に見初められて結婚」

 「玉の輿ではなかったが政略結婚ではあったな」

 「一男三女に恵まれて」

 「娘は良かったがお前だけガチャが失敗だった」

 「で、ライバルを蹴落として事務次官に上り詰めた」

 「素晴らしい人生だな、嫁とお前以外」

 「いや、あんたが最低だよ、ガチャじゃなくて、遺伝でしょ、俺が屑だとしても」

 「そういう的確な突っ込みができるんだから、確かに遺伝なんだろな」

 「どこで納得してんだよ」

 「夫婦漫才や父娘漫才はあっても、父と息子の親子漫才はないのは殺伐とするからだな」

 「殺伐としてるのが俺のせいみたいにすんなし、全部、あんたのせいだろ」

 「そうやって他者のせいにするからお前は」

 「もうそのくだりいいよ。話が進まねーだろ」

 「お前は、それはさっきのお父さんのセリフ、盗作するなんて最低だぞ」

 「この漫才だって、出だしから2ちゃんネタ引用してんじゃねーか」

 「さて、話をモドスカ」

 「逃げんなよ」

 「お父さんな子供の頃からの夢があって、それを実現するために事務次官なんてエリートの頂点まで上り詰めたんだ」

 「いや、それは普通に凄いよ、目指してなれるもんじゃないし、しかもそれが通過点って」

 「通過点っていうかな、こうキャリアを積めば積むほど、お父さんの夢を実現した時に味が濃くなるんだよ」

 「どういう意味だよ」

 「例えるなら今の状態で夢が実現すれば天下◯品のスープくらい濃いが、お前がやったら次郎系をスープ薄めでヤサイ盛れるだけにしたくらい薄い」

 「敢えて薄めで頼んで茹でモヤシ乗せまくったら、そんなん水になんだろーが、息子の人生、残飯みたいに言うんじゃねーよ」

 「お前は、次郎系を残飯って、なんて失礼なやつだ」

 「悪意しかねー切り抜きみたいなことすんなよ」

 「まあ、とにかくだ、父さんは家柄に恵まれて、いい嫁をゲットして同期で最も出世したスーパーエリートだが」

 「いやみ100%だな、悪役令嬢でももうちょっと謙虚だぞ」

 「それには相応の努力も周りからの妬みや嫉み、そして嫌がらせに耐える苦労もあった」 

 「漏らしたまま息子の部屋に突撃できるメンタルなら、大概のことは平気だろーがよ」

 「お前は実の父親に冷たすぎないか」

 「その前に親父が俺を息子扱いしてないだろーが」 

 「いつまでも子供のつもりで脛齧り、なんでこんなことに」

 「返しにくいとこえぐんじゃねーよ」 

 「はー、でな、お父さんは夢を実現するために今から渋谷のスクランブル交差点にいく」

 「はっ、なんでスクランブル交差点」

 「そこでな、全裸になって右手を掲げて『我が生涯がいっぺんで台無し』ってな」

 「2ちゃんのネタスレじゃねーか。もうやだよ、親父がネラーとか」

 「お前は差別するのか。全くなんてやつだ」

 「こっちだよ、これから公然ワイセツの現行犯になりにいくとか宣告されても困るわ」

 「そこでな、現実は無職、ネットの中なら高レベル勇者のお前に勇気を貰おうとな」

 「やるのは確定かよ。やめろよ親父、本当に親父の人生が台無しじゃねーか」

 「あーそうだが、その一瞬にかけて来た人生と考えれば、今のタイミングを逃して夢の実現を諦めたら、父さん、自分の人生否定したことになる」

 「なんか、かっこいいこと言ってるけど、やろうとしてるのただの猥褻物をさらけだして、世紀末覇者のネタ叫んでるヤベーやつだからな」

 「それが父さんの夢なんだよ、いくつになっても夢は追いかけるものだろ」

 「そんな害意と変態性しか存在しない夢は今すぐ棄てちまえ」

 「やっぱり、理解されなかったか。母さんにも理解されなかった」

 「むしろ、母さんにもいったのかよ。よく離婚されなかったな」

 「そりゃ、結婚前に話したからな」

 「なんで結婚出来たんだよ。意味わかんねーわ」

 「一応、将来のデメリットは提示しないと不誠実だろ」

 「誠実の意味を辞書で引き直してくれ」

 「仕方ない、ド◯キで買った馬の被り物で黒◯号の真似するにとどめるよ」 

 「それも盛大にやめて欲しいな」

 「もちろん全裸で」

 「いい加減にしろ」


 『ありがとうございました~』

 





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― 新着の感想 ―
[良い点]  元ネタは知りませんでしたが、元々ネタ?は、わかりました。そして笑いました。面白かったです。
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