13話「補助役に徹する」
作者より
あっそうだ。言い忘れてたけど。主人公ウィンドウ使わなかったらクソザコナメクジだから。ちなみに精神系の魔法やスキルはウィンドウのお陰で無効になる。
ついでに主人公は目標はあっても目的はないからやることめっちゃぶれると思う。
目標はネタバレになるけど行動目的みたいなのは面白そうとかで曖昧だからほぼ無いも同然。
主人公はウィンドウ無しでゴブリンジェネラルに勝てるかどうかでウィンドウ在りだと駆け引きで下級竜と下級龍にギリギリ負けるくらいって言う。まあウィンドウも万能じゃないです。まあ現時点での話だけど。
(助けて貰ってから1ヶ月経った。町の近くの浅い森で小屋作って住んでいる。日村は毎日小屋に来てくれる。食料はフォンが狩って来た獣を解体している。最初は下手だったが2週間続けたら[獣解体Ⅰ]と言うスキルを手に入れて解体が多少楽になった。解体した毛革や骨とかを町の食料と交換している。いろいろと大変だったが町の住人は意外と優しかった。あと暇な時間は魔法の練習してたから少し魔法が使えるようになったりもした。なお実践で使えるとは言っていない。)
ライロ「暇だなー。もうすぐ日村が来るから空でも見て待っとこ。」
空は青く雲が所々あるような感じである。自分は近くの木の枝に座ってだらけている。
(いつもだけど空気うめぇなぁ。こうゆう時は美味しいカツサンドでも食いたいなぁ。まあパン作る装置も技術も無いけど。300年は短すぎてほとんど何もないしなぁ。次はこの大陸に人類が国を作るくらいに時間飛ばそう。あと漫画とかいろいろ見て娯楽が無くなってきた。ウィンドウはあんまり使わないようにしてる。まあ必要な物は創ったが。)
ライロ「お。来た。」
日村「来たよー。」
ライロ「じゃあ今日は貝合わせって遊びしようぜ。」
日村「貝合わせ?どんなルールなの?」
ライロ「貝を二つ選んでかみ合わなかったら相手の番になってかみ合えば自分の物になるって言う。やる?」
日村「わかった。やる。」
ライロ「よーし始めますか。」
(何故貝合わせをするのか。まあ5回くらい貝合わせをすればわかる事だ。ちなみにこの貝合わせに使う貝は毎回噛み合わせる度に噛み合う形が変わる貝だから記憶って言うズルは出来ない。)
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5回目終了時間近
日村は毎回貝の噛み合わせが変わることを知らないため2回までは戸惑っていたが徐々に慣れていきどんどん取れるようになっていった。
(え?俺?イヤーナンノコトダカ?と言うか5回目はほぼ全部取られてるんだよなぁ。スキル持ちにこっちはウィンドウ使用出来ない状況だから勝てる算段無いんだよなぁ。1回目は言い出しっぺの俺が圧倒的に有利だから勝てるけど。2回目はギリ負けて3回目は10差くらいで負けて4回目は20差で負けて5回目はほぼ全部取られてるし。まあそれもこれも4回目で日村の手に入れたスキル[鑑定]のせいなんだけどね。)
ライロ「あーこれは降参だな。降参、負けました。」
日村「どうしてですか?まだ結構ありますよ。」
ライロ「その調子じゃ全部取るでしょ。しかも今取った分で半分越えてるし。降参するしかないね。」
日村「そうですか。」
ライロ「じゃあこれは勝利報酬。」
ライロが渡したのは簡単な魔法書だった。生活や狩りで少し役立ちそうな魔法が書かれている。
(まあこれくらいはあげても良いか。まあ人類の文明宗教する程度には発展してるけど本とか少なかったしなぁ。一言言っておこう。)
日村「え?貰っても良いの?」
ライロ「まあ楽しめたしね。だけどこの本を他の人に見せてはいけないよ。他の人が驚くしそれ以外にも色々あるから。っともうこんな時間か。じゃあ家に帰りな。」
日村「わかった。また明日。」
ライロ「おう。じゃあな。」
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日村視点
なぜか今日、ライロは室内遊びを提案してきた。いつも森でいろんな遊びをしていたが室内遊びは初だったが遊んでみた。ルールは神経衰弱みたいで最初は負けたがそれ以外は全て勝てた。4回目の途中でスキルの[鑑定]をゲットした。なんかズルしてるみたいで気が引けたがそんな便利なスキルを使ってはいけないってルールも無いから使って5回目は圧勝出来た。そして勝利報酬で本を貰った。鑑定して簡単な魔法書だった。ズルして物貰った気分にはなったが日が暮れ始めようとしているため家に帰る事になった。
(最後にライロの事を鑑定してみよう。)
ライロを鑑定してみた。
(なんだこれはメッセージ?しかも柊木緋色の創造生物?えっとメッセージの内容は?)
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柊木緋色より
アーアー見ってるーーー?
おっとすまんな閉じようとするな。
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(なんだこのメッセージ?ひっでぇメッセージだな。つっこまずに続きを読もう。)
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君がこのメッセージを読んでいるなら君は[鑑定]かそれ以上のスキルを持っているだろう。ライロ君は鑑定結果通り僕の創造物だ。もちろん君の為に創った転生特典だ。
彼が記憶を取り戻すと君にとって成長を促進させるプレゼントが手に入るだろう。
え?なんでこんなに優遇するかって?
そりゃ最初の転生者だよ。こっちはもう娯楽は無いんだからこんなに楽しそうな事に干渉したくなるのは当然だろう。
まあそんな感じよ。
まあ君にはこれからも用があるからね。
ではサラバだ。
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(なるほど、柊木がライロを転生特典としてくれたのか。それにしても人の事を物語扱いとか相当ヤバイな。)
と思いつつ家に帰るのであった。
次はちょっと設定とか思いつきをまとめて1話の前に入れようと思います。




