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慟哭の時  作者: レクフル
第3章

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それぞれの想い


少しして落ち着いてきた。


レクスは私のそばで、慰めるように話をしてくれていた。


ディルクを呼びに行った時のこと。


オルグの家の方に行ったら、丁度ディルクが家から出てきた所だった。


私が男に襲われていると言ったら、物凄い早さで走り出したそうだ。


レクスが場所を案内して、私のいる所までやって来た時に、セルジが私を抱き締めて、顔を近付けていってる所だった。


その時のディルクは、凄く怒った顔をしていて、レクスが見ても怖かったらしい。


そんな話を聞いて、嬉しいやら、申し訳ないやら、そんな複雑な気持ちが胸を埋め尽くす。


ディルクには助けて貰ってばかりだ。


情けない所を見られてばかりだ。


泣いている所を見られてばかりだ。


もっとしっかりしないといけないな……


やっぱり、私が女であることを知らせてはいけなかったんだな……




「アッシュ、守ってあげられなくてごめんな?俺、アッシュに何もしてあげられないよ…」


「レクス、それは違う!レクスがいてくれたから、私はセルジに何もされなかったんだ。」


「でも、ギュッてされてたぞ!」


「それは……」


「チュ、チュウもされそうだったぞ!」


「されてない!…多分……」


「多分ってなんだ?!」


「いや、大丈夫だ!問題ない!」


「問題あるぞ!」


「レクス!」


「ごめん……嫌な思いしたの、アッシュなのにな…」


「レクス、大丈夫だから。ありがとう。レクスがいてくれて良かった。」


「アッシュ…」


「あ、オルグの家に行こうとしてたんだった!行こう?レクス。」


「…うん……」




それから2人でオルグの家に向かう。


向かっている道中でディルクに会った。


「アシュレイ、落ち着いたか?」


「あぁ、ありがとう。ディルク。貴方にはいつも助けて貰ってばかりいる。」


「男が女を助けるのは当然だ。なっ?レクス。」


「そうだぞ!前も言ったけど、アッシュはもっと甘えたり、頼ったりして良いんだからな!」


「2人共、ありがとう…」


微笑んで答える。


「うん、やっぱりアシュレイは笑ってる方がいいな。」


「俺もそう思うぞ!」


「わ、私もそう思う!」



3人で顔を見合わせて、それから笑い合った。





この感じが好きだ。




これからも3人でいれたら良いのに……




ずっとこうやっていられたら良いのに……








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