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慟哭の時  作者: レクフル
第2章

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アンネローゼの事情 7


暖かい陽射しの中で眠りに落ちた様な感覚だった。


そして、ゆっくりと目覚めていく。


そこはどこだか、さっぱり分からなかった。


周りにいる人達も、何がなんだが、分かっていない状態だった。


アンネローゼはマティアスに、


「ここは……どこ?」


と聞いたが、マティアスも、他の騎士も何も分からない。


近くにいた人に


「ここはどこですか?」


と聞くと


「イルナミの街です。」


と答えた。


「イルナミの街?インタラス国の?」


「ええ、そうです。」


「いつの間に来たのかしら?」


アンネローゼも騎士達も、記憶にあるのは、インタラス国に向かって山を越えている時のものだった。


気づくとインタラス国のイルナミの街にいる。


不思議な事がおこっているが、思い出そうにも何も出てこない。


仕方なく、この街にいるであろう、諜報員に連絡を取ることにする。


しかし、その諜報員からも、何の情報も得られなかった。


よく分からないが、皇子探しを続行させるべく、行動する。


疲れていた筈の体は回復しており、今迄にないくらいに体が軽かった。


すぐに旅に出られる位に、皆体力には何の問題もなかった。


自分達の馬や荷物が見当たらない。


アンネローゼがどこにあるのか悩んでいると


「この街に来て行動を起こすのなら、まずは宿屋を探すでしょう。この街一番の宿屋に行ってみましょう。」


「そうね、そうしましょう。」


それからこの街一番の宿屋を聞き出し、『クラウンヒル』までやって来ると、宿屋の横にある小屋に、馬達がいた。


どうやらこの宿屋にいたのは間違いない。


宿屋の受付の娘に聞くが、娘も、他の者も、なにも分からない状態だった。


記帳している筈だからと見せて貰ったら、前日に宿泊している形跡があった。

部屋番号を確認し、鍵を貰い部屋へ行く。

最上階の一帯が騎士達の部屋になっていた。

部屋へ入ると、荷物類はそこにキチンとあった。


しかし、本当に不思議な事があるものだ。


自分達だけでなく、誰もこの数日間のことを覚えていないのだ。


誰に聞いても、皆が同じ反応しかしない。


この街ではなんの情報も得られないと思い、すぐに街を出る事にする。


この街から少し南に下るとすぐに村があるらしいので、ひとまずそこまで行って情報を得るべく、アンネローゼと騎士達は街を出て行ったのだった。







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