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慟哭の時  作者: レクフル
第2章

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魔法に長けた


ギルドから魔法学園はそんなに離れていなかったので、10分程歩くと魔法学園に着いた。


また、さっき話しかけて来た初老の男性がいれば、すんなりと入れそうなのだが。


学園の門の前で様子を見ていると、少し離れた所から、20代後半位の女性が歩み寄ってきた。



「何かご用でしょうか?」


「こちらの校長の噂を聞きまして。

良ければ、お会いしたいと思ったのですが、可能ですか?」


「そうなんですね……実は、先日校長は体調を崩されまして、現在は自宅療養中なんです。」


「そうでしたか……」


「せっかく来て下さったのに、申し訳ありません。失礼ですが、魔法使いの方ですか?」


「魔法も使いますが、剣を使うことが多いですよ。それがどうかしましたか?」


「いえ、失礼しました。校長は、魔法に長けている方を探していましので……魔力の膨大な方や、使える系統の多い方、高度な魔法を使える方、とにかく魔法に特化した方の情報を知りたがっていましたので、初めて会う方にはつい聞いてしまうんです。」


「校長は凄い大魔法使いと言われていたと聞きましたが、そんな方が何故なんでしょうか?」


「それは私も分かりませんが、色んな方とお会いされるのも、少しでもその可能性を見つけたいからだと仰ってました。」


「それは何か理由があるんでしょうね……」



魔法に特化した……


考えれば私は全系統使えて、魔素を取り入れられるとはいえ、持っている魔力は元々かなり多い方だ。

高度な魔法、と言うより、勝手に自分で思うような魔法を作り出している。


どんな理由で探されているのかは分からないが、会ってみた方が良さそうな気がしてきた。



「その校長の家に行かせて頂くのは無理でしょうか?」


「今はどの様な状態でいらっしゃるかは分かりませんので、私からは何とも言えないのですが……校長代理に確認すれば分かりますが、今日はもう学園にはいないので、良ければ明日来て頂けますか?」


「分かりました。では明日、また来させて頂きます。」



そう言って彼女と別れた。



魔法に特化した人を探している。



どんな理由があるのだろう。



気になる……







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