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慟哭の時  作者: レクフル
第1章

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レクス達の事情 2


シスターは、さっき残した食事を食べるからと出てきたんだ。


そうだ、食べないとまた病気になっちまうからな!

いっぱい食べて、もっと元気になってもらわないとな!


マーニがシスターの食事を用意する。

シスターが美味しそうに食べている。

こんな風に元気に食べている姿を見るのは久し振りだ。


嬉しい!


でも、元気になったからと言っても、イキナリ無理はさせちゃいけない。


シスターにはまだ大事をとってもらおう。


大丈夫と言っているシスターに、それでもと言って、早くに寝に行って貰った。


何だか嬉しいな。

明日からもっと楽しくなるだろうな。


マーニも嬉しそうに、食器を洗っていた。


ルーシェも楽しそうに食器を拭いて片付けていた。


テーブルを拭いていたフェルが俺に、小声で言ってきた。




「俺さ、さっき見たんだ」


「見たって、何を?」


「アッシュがシスターの部屋に行った時さ。俺がトイレに行って、戻って来るときにシスターの部屋の前を通った時にさ。」


「だから何をだ?」


「扉が少し空いててさ、そこから光が見えたんだ。何だろうって思って部屋を覗いたら、シスターが光ってたんだ。」


「えぇ!?うそだろ!?」


「本当だって!アッシュが手をかざしてて、それが光ってるみたいだったんだ!もしかしたら、シスターが元気になったのって、それが原因なんじゃないかな!」


「なんだよ、それ……そんな事、信じられないよ……」


「俺も見たときにビックリして、何かすぐにここに戻って来たけどさ。アッシュって、実は凄いヤツなんじゃないの?」


「それはどうか分からないけど……でも、とにかくシスターが元気になったのはアッシュのお陰なんだ!」


「もちろんそれは分かってるよ!」


「どうしたのー?」


眠そうにエミーが近づいて来た。


「何でもないぞ!エミー、寝にいこうな!」


そう言ってエミーの手をとり、寝室へ向かった。




エミーを寝かしつけながら考える。




手から光が出てシスターの病気を治した。

本当なら凄いことだ。




アッシュって何者なんだ?




でも、そんな事はどうでも良い。




俺はアッシュが好きだから、そんな事はどうでも良いんだ。








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