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慟哭の時  作者: レクフル
第1章

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場所を確定


行き止まりの場所まで進み、右を向いた。


クオーツが言うには、ここが細道のあった場所らしい。


しっかり目を凝らすと、魔素が溜まっているのが分かる。


クオーツが言っていたあの日は、魔素が多くなる日だ。


今も、いつもよりは多くの魔素を感じる。

日が迫っているからだろうな。


どうやら、魔素が多くなると細道が出現するようだ。


魔素をコントロールしてここに留めることはできるが、細道を出現させるには足りないだろう。


手を壁にあててみる。


右手は生きている者の情報しか得られないので、異能によってこの壁から情報を得ることは出来ないが、五感によってこの先に緑の石があることは分かった。


腰に指している短剣が僅かに震えて反応している。




間違いない。




それだけ確認できたら問題ない。


今日はこれで引き上げて、街に戻ることにする。







街に戻ってギルドで買取りを頼む。


昨日と同じ娘が担当をしてくれたが、昨日よりも驚いた顔をしていた。


「こんなに沢山……他にパーティーメンバーがいるとかでは……」


「いないよ。」


「これでGランク……」


「ここの魔物と相性が良いのかもな。」


「それだけであるハズがないですよ……」


「買取りをお願いできるか?」


「え?あ、はい!もちろんです!お待ち下さいね!」


娘は大量に素材があるので、金額の査定をするのに時間がかかるから座って待っていて欲しいと告げ、他の職員と一緒に作業しだした。


酒場の方でエールでも飲みながら待とうか、と思った時、後ろからの気配に気づく。


すぐさま振り向く。


そこにはクオーツがいて肩に手をかけようとしていた所だったが、私が振り向いたので驚いた顔をしていた。


振り向く時に僅かに威圧を放って肩に手を置けないようにしたのだが、それもあって余計に驚いたのかも知れない。



「アッシュ、って声をかけようとしたら凄い勢いでこっち見るからびっくりしたぜ……!」


「そんなに驚かなくてもいいだろ?」


「いや……うん、そうだな。今ダンジョンからの帰りだが、アッシュもか?」


「そうだ。買取りの査定をして貰っている。」


「そうか。俺も行ってくるぜ。あ、そうだ、このあと一緒に飲まねぇか?今日は俺がおごってやるよ!」


「どうした?今日は実入りが良さそうなのか?」


「あぁ!レアもん見つけてよ!買取り査定に期待ができそうだぜ!」


「それは良かったな。じゃあ、今日はクオーツに甘えさせて貰うとするよ。」


「あ、あぁ。あ、甘えてくれてかまわねぇぜ……」


何ちょっと赤くなってるんだ。

クオーツ。

変なヤツだな。



それから買取り額を受け取り、クオーツと一緒に店に行く。


今日は『烈火の熊亭』と言うところで飲むことになった。


店に入ったら、本当に熊のようなオヤジがいてたので、そのまんまだろってクオーツとひとしきり笑った。






この街は良い街だな。






ずっとここに住みたいくらいだ。







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