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- - Ⅰ 人々の願望と技術
西暦2119年
科学技術がものすごい勢いで発展したこの世界。
今やこの技術力をもってすれば人間に考えられる事で出来ない事は無いとまで言われている。
その為、人間の願望も技術で補完されるものとなった。
その人間の願望の1つ。
科学文明を優先したからこそ失われた文明。
そう、魔法文明だ。
どれだけ科学が発展しようと、人々の魔法を使いたいという願望は無くならなかった。
むしろ科学が発展するにつれて魔法への憧れも増大していったのかもしれない。
そして今日こんにちに至るまでスポーツとして、人びとの憧れだった魔法は魔法科学として親しまれていた。