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IL  作者: 月山 耀真
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prelude1-1

はじめまして。私、月山 耀真です。

この度、この「小説家になろう」という素晴らしい投稿サイトを見つけまして、愚作ながら投稿させていただきました。

この作品は、私の趣味の一環として作成したものです。多くの読者様に楽しんでいただければ幸いです。

IL


俺が突っ立っている所はもともと大都市が広がっていた。名前は横浜っていうらしい。今は廃れ、ただ瓦礫とゴミ屑が広がるだけの廃墟都市になっている。

 俺自身、どうしてこうなったかは分からない。ただ、朝に目覚めたみたいに意識が戻って、気づいたらこうなっていた。

 俺は勝手に世の中から隔絶されたって思っていた。でもどうやら違うらしい。 此処みたいな所はいっぱいある。

 今日も、嫌なほど青空が広がっている。綺麗だ。でも足元や水平線を見るとやっぱり殺風景、ゴミだらけ。

こんな生活を、俺は3ヶ月続けていた。

でも、いきなり奴は現れた。

そいつは元凶?それとも…

あの時の俺には、どっちだか分からなかった。


いきなり、俺が闇に包まれたのはいつだったのだろう?

宇宙空間に漂っているような感じで、ただ寒かった。死んだのかと思った。本当に苦しくって、淋しくって。でも涙も出なくて。

ただ、人と話したかった。誰でも良い。殺人鬼でも誘拐犯でも。

本当に長い夢だった。

そして、気がついて目が覚めたら、いつもと全てが変わっていた。場所、人、時間まで。自分のこと以外何から何まで。もしかしたら好きな人まで。

怖かった

でもすぐに慣れた。俺は一人で寝床を作って、一人でメシを探した。もう自分以外は何物でもない。ただの物質だ。

そう思っていたら、案外生活は楽で、気ままで、悪くなかった。


普段どおりに起きる。朝の6時。畳で作ったベッドから起きて、いつもの色あせたジーパンと昨日拾ったワイシャツに着替えた。

 「……」

食料置き場の飲み水がまた無くなっている。やられた…。今回で三回目だ。仕方が無いこと。いま、誰もが飲み水を探し求めている。こんな状況で犯人が分かる訳も無いので、犯人探しも時間の無駄だ。

バッグを背負って、階段を降りた。これでもここは三階。

外はまだ暗い。でも仄かに水平線が明るくなっているのは分かる。今日もこの調子だと晴れる。そう感じた。

8時に集会がある。自分ユーイチを含めて3人のグループで、一緒に食料を探している。彼らとは数日前に知り合ったが、なかなか面白くって良いやつらだ。

 近くの塀に立て掛けてあるバイクにまたがった。免許を持っていないけど、こんな荒れ果てた道だったら関係ない。俺は自由だ。


 ボロボロのバイクを唸らせる。久しぶりにエンジンは快調だ。後ろにバックをロープで括り付けた。

 道はやっぱりガタガタ。握るハンドルに振動が伝わる。正面からの風は冷たく、鋭い。

 たまに、落ちている瓦礫なんかに躓くこともある。でも人はたまにしか歩いてないし、事故るとしたら、被害者は自分自身だから気が軽い。

 寝床のビルがどんどん遠ざかる。でも多分迷わない。だってあそこは俺の家だ。周りは廃墟で、あのビルも廃墟だったとしても、あそこだけは特別だ。

 右側に川が見える。廃墟とは対照的に日光を浴びてきらきら光っている。汚れた水を汲む人、魚を釣っている人、何人もいた。

 太陽が姿を現した。やっぱり青空。

 上を見ながら、バイクを走らせる。

 ああ、気持ちがいい。

 気ままに運転をしながら、時には風景を眺めたりして楽しんだ。まだ集合時間まで結構ある。こんな感じで時間を潰すのも悪くない。

 しばらく走っていると、後ろの荷物がずれてきたので、バイクを止めた。十字路の真ん中で止まって、スタンドをかける。

 ロープが解けている。これがタイヤに巻き込まれると危険だ。今度はバッグの形が変わるぐらいきつく縛った。

 手がなんだかダルイ。つま先立ちして体を空に向かって伸ばす。

 「くわぁぁぁ」

 腹の底から声が出た。

さて、ここまで読んでくださった読者様へ。

どうでしょうか?まだ起伏のない前奏曲のような内容になってしまいました。

初めての投稿になりまして、必要のない心配をしております。すぐに慣れれば、と思うばかりです。

プロフィールに記載されていると思いますが、私はまだ学生です。定期考査や用事が重なることが多く、連載が途切れることもあるかも知れません。ご了承ください。

次回も、自分を含め皆様が楽しめる小説を投稿できれば、と思います。


月山 耀真

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