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第17話「空しいと書いて空と読む」

第17話「空しいと書いて空と読む」


「マカロン・ガルニール!」


ティエラがステッキを振りかざすと、巨大マカロンが現れ両端からアネキーターを挟み撃ちにする。


それを狙ってラメールが拳銃を発砲。


発砲と同時にアネキーターは鋭い爪でマカロンを粉砕し弾丸から逃れる。


そんな戦闘を繰り広げている間に、空はクリムに言われて、アネキーターを誘惑するセリフをAIで作ってもらう。


「えーと…『スイーツ好きなちょっと危ないギャルを誘惑するセリフを考えて』」


-AIの回答-


スイーツ好きのギャルキャラを意識した、ちょっと大胆で魅力的なセリフをいくつか考えてみますね


甘い誘惑系: 「今度新しくできたパティスリーのケーキ、一人で食べるには甘すぎるかも...誰かと一緒だともっと美味しくなりそうなんだけどな」


「君の好きそうな限定スイーツ見つけちゃった。でも一つしかないから...シェアする?僕の分は君の笑顔で十分甘いから」


ちょっと危険な雰囲気: 「深夜のコンビニスイーツ巡りって、なんか背徳感があって好きなんだ。今度付き合わない?」


「君といると、甘いものより君の方が中毒性高そうで危険だな」


ストレート系: 「そんなに美味しそうに食べられると、君自体が一番甘くて危険なスイーツに見えてくる」


「今度、君のためだけにお菓子作ってみようかな。でも味見は...君の唇でしてもらいたいかも」


フィクション的な設定での会話として楽しんでくださいね!



「なになに!?沢山でてきた!何がいいの!?」


空が慌てふためいていると、ラメールが舌打ちして拳銃を放り投げる。


「チッ、弾切れか」


ようかんステッキを取り出し、ステッキをピストル状に変形させ構えた。


「え!?今までの本物だったの!?」



ティエラが連続でアネキーターの進路を塞ぐ。


「プア・ダウン・プチシュー!」


ステッキを上から下に振ると、たくさんのプチシューが爆発しながらアネキーターに降り注ぐ。


アネキーターは巧みにプチシューをかわしつつ接近。


そんなアネキーターをラメールがピストルに変形させたステッキで迎え撃つ。


ピストルからは弾丸に見立てたコーヒー豆。

アネキーターはコーヒー豆を頬に掠め、血を流した。


「ラメールビターは嫌いよ。苦いから」


弾丸に臆することなく、アネキーターは正面から玉を避けながら突進し、ラメールのピストルを持った手首を掴んだ。


「へっ。そう来ると思ったぜ」


ラメールの不敵な笑いに、アネキーターは一瞬動揺する。

と同時に、下腹部に鋭い痛みが走り、アネキーターは咳き込みながら血を吐いた。


「お前さんの細腕じゃ、俺は止めらんねぇよ」


ラメールはピストルとは反対の手にドスを握り、アネキーターの腹に突き刺したのだ。


アネキーターは堪らずにラメールの手首から手を離し、後ろへ飛び退く。



「おおっ!強い!もしかして、楽勝じゃん!?」


誘惑の台詞が見付からず、傍観者になっていた空は歓喜の声をあげた。


「空くん、なんて役立ずなんだ!」


「お前に言われたくねぇよ!」


クリムの軽口に口を尖らせるが、


「早く強化魔法でムキムキになって、ステッキでアネキーターをぶん殴ってよ!」


その進言で怒るにも怒れない。


「分かってるよ!」


空が強化魔法を自身にかけようとすると、アネキーターの体が砂糖菓子のように溶けだす。


「……っ!逃がすかっ!」


ティエラは咄嗟に飴細工の籠を生成すると、アネキーターに向かって放つ。

が、一足遅く、アネキーターはじゅわっと溶けていなくなった。


「…チッ、逃げられた」


ティエラは舌打ちした。

可愛い顔が台無しだ。


ラメールも悔しくて仕方ないはずなのに、冷静にスイーツ部隊へ連絡している。


メロとティルは、先程の戦闘で倒れた墓石の確認をしていた。


(俺、なにもできなかった…)


空は呆然と、アネキーターが消えた場所を眺める。


(ティエラみたいに剣術や魔法も使えないし、ラメールみたいにピストルとか刃物持ってないし…)


拳銃や刃物は持っていたら銃刀法違反で捕まるが、今はそんな現実的なことに頭が回らなかった。


(キーターを妖精に戻せるのは、バームクーヘンステッキだけなのに…)


クリムを無能だと罵る資格がないと、空は腕をだらりと下ろし、空虚を見詰めるしかなかったのだった。

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