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加藤良介 エッセイ集

小説家の資格

作者: 加藤 良介

 乗るしかねぇ。このビッグウェーブによ。

 連載小説を優先していたため、波に乗り遅れた系エッセイストの加藤良介です。


 ( ̄▽ ̄)//いやー。盛り上がってますね。

 「お前は小説書くな」問題。

 エッセイランキングの寡占問題以来のフィーバですよ。

 これだからエッセイ部門はやめられない。

 なろうの他の部門では、有り得ない動きですもんね。これって。

 話題を投下してくれた作者さんには感謝です。これからも、お願いしたいところです。



 さてさて、私は周回遅れですので、書くことがあんまりありません。

 例のエッセイを読んだ頃は、正論に対して正論で返そうかと思ったのですが、正論パンチは既に炸裂いたしておりますので、今更ながら書くことではないでしょう。

 

 ただ、一つ返すとすれば、例のエッセイは「小説家になろう」のレベルアップに関しては、残念ながら一ミリも役に立たないということですね。

 理由は既に別のエッセイで書きました。

 詳しくは、拙著「なろう叩きの弊害について」をご参照ください。


 (。-`ω-)//まったく、なろうでエッセイを投稿するっていうのに、エッセイ部門のランカーたる私のエッセイを読んでいないとは、不勉強にもほどがある。

 私、加藤良介めは、第三者様からのランカー認定を受けておりますからな。私のエッセイは必読ですよ。

 <(`^´)>えっへん。控えおろー。

 ( ̄▽ ̄)//マジで言ってないからね。笑って許して。


 あっ、もう一つ追加するならば、例のエッセイは「日本国憲法第二十一条」に抵触しております。


 日本国憲法 第二十一条


 一項、集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。

 二項、検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。


 これです。

 「書くな」は命令形ですので、表現の自由をしっかり、きっちり侵害いたしておりますなぁ。┐(´∀`)┌

 まぁ、憲法は違反しても罰則はないので、いいでしょう。

 もしかしたら「表現の自由」に、一家言が御有りなのかもしれませんしね。

 日本国籍を有しているのであれば、日本国憲法に物申すのは国民の権利ですから、私はそれを尊重いたします。



 さて、皆さん。

 列強に先を越された私は、やることもないのですが、せめて例のエッセイのエッセンスを抽出してみたいと思います。

 ( ̄▽ ̄)//濃縮型でね。

 では、本編スタートです。



 ・小学校で習った作文の書き方ぐらいマスターしていろ。


 これは、ぐうの音も出ない正論ですよね。この文言に関しましては、「それって、あなたの感想ですよね」も使いにくい。

 よほどのことがない限り、みんな小学校には通っておりますから。



 ・マイルールじゃない。社会の一般常識だ。


 これも割とよく聞く主張です。

 因みに私の親父が、これをよく言います。

 私の返答は(´・ω・)「はあ」ですけど。



 ・レベルの低い作者は、小説を書くな。


 言いたいことは分からんでもない。

 やべー奴がいることは確かですからね。

 「キンキンキンキンキン」とか「包囲殲滅陣」とか。

 どこからその発想が出てくるんだ。逆にすごいわ。私には思いつくことすら不可能です。自由な発想で良き良き。

 ただし「書くな」は、憲法違反。←ここ大事。



 ・なろう全体のレベルが上がってほしい。


 これは完全に夢物語ですね。

 願いは分かるが、その方法では無理ぞな。

 なろうに影響を与えたかったら、自分で小説を書いて、それをブレイクさせるしか方法はありませんよ。

 (´・ω・)。いや、まぁ。ある意味でエッセイはブレイクはしてるけど。

 ですが、あの超絶上から目線の文章を読んで、心を入れ替える人が何人いるやら。甚だ疑問です。

 正に「何様」のお手本。

 まぁ、読者様なんですけどね。無料の。

 一作者といたしましては、せめて、お金を払ってから言ってほしいものですよね。

 ( ̄▽ ̄)//我々作者連中も「読ませてやっている」と考えている人は少数派ですし、あの上から目線はないわ。


 あのエッセイを読んで、心を入れ替えた作者の方がいらっしゃれば、ご一報ください。どのように入れ替えたかを、詳しく語っていただけたら、重畳の極みです。



 ・読者は裁定者


 読者の上から目線の根本には、これがあるでしょう。

 つまり、読者は審判なのですよ。

 審判に抗議したら、最悪退場になるでしょう。

 あれと同じです。

 基本ができていない奴は退場なのです。

 各々の読者の主観によって。

 因みに読者の主観は、読者の中でのみ、客観性を有しております。



 ・世間様に向かって小説を発表するには、それなりの資格が必要。


 まぁ。車を運転するにも免許が必要ですから一理ある。

 ただし、公道を走らないのであれば、車に関しても免許は不要ですけどね。

 読者からお金をもらっていない「なろう」は、私的には私有地です。資格なんぞ要りません。

 商業デビューした作家は、ある種の資格が必要なのかもしれませんが。



 ・教養のない奴が、いきがって小説なんて書いてんじゃねぇ。


 馬鹿が馬鹿を晒してんじゃねぇ。恥ずかしくないのかよ。小説を書くのならリベラルアーツは必須だろう。

 リベラルアーツってのは、ヨーロッパの大学で教えられる基本教養「歴史、宗教、哲学」の素養のことです。

 まぁ、日本人なら「古事記」「万葉集」「源氏物語」「枕草子」「平家物語」「太平記」「百人一首」ぐらいはマスターしておけってことですな。

 ( ̄▽ ̄)//もちろん私はマスターしておりません。恥ずかしい奴です。



 ・クズがいなくなれば「小説家になろう」は素晴らしい世界になる。


 一種の選民思想です。

 ガンダムオタ的に言えば「コスモ・バビロニア主義」のことですなぁ。

 選ばれた優良種(読者)が、愚民(作家)どもを支配し教育するわけです。

 クズな小説家もどきを、教育してくださっておるわけですよ。ありがたいことですね。

 クズどもは、どうしてお礼を言わないのか理解できませんよね。わざわざ教えてやったのに。

 ヽ(`Д´)ノ礼儀がなっとらん。



 ・読者は公平


 ホリエモン的思考回路ですね。

 ホリエモンは平等が大っ嫌いらしいので。

 創作に公平を持ち込んでも仕方がないのですが、評価経済学的思考回路で類推すればわからなくもない。

 ですが、創作に必要なのは公平ではなく自由ですけどね。横からグチャグチャ言うのは干渉です。



 さて、これらの厳しい監査を乗り越えた者だけが、小説を発表する権利を、読者様より頂戴できるのでございます。

 はてさて、何人生き残ることやら。

 私は無理ですよ。

 誤字脱字の常習者ですからね。

 このエッセイも誤字脱字のオンパレードであることでしょう。

 まぁ、それでも、発表するんですけどね。

 <m(_ _)m>誤字報告お待ちいたしております。



 以上でございます。

 もちろんこれらの解釈は、私の身勝手極まりない妄想であることを、強く表明いたします。

 このような発想をなさる読者は、存在しないでしょう。



 最後に話題を提供していただき、誠にありがとうございました。

 嫌味ではなく、本気で思っております。

 これからも、どしどしお書きいただけると、我々なろうのエッセイスト一同の励みになります。

 問題提起型エッセイ。お待ちいたしております。<m(_ _)m>


 ( ̄▽ ̄)//なろうのエッセイ部門は、こうでなくっちゃ。



             終わり

 最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 ご意見、ご感想などございましたらお気軽にどうぞ。基本的に返信いたしております。


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