XLIV [Unique node list] : Transition Period 2
二章の登場人物紹介
<現実世界サイド>
●千速継笑
主人公ラナの前世形態。日本人。享年17歳。
モブ顔だが、これといった欠点もない顔。
友達のいない人生を歩んだ挙句、悪質な痴漢に付きまとわれ、その末に殺された。
一章前半の千速継笑にその記憶はないが、ラナにはその記憶がある。
初恋は某映画でブ●ピが演じていた、歳を経るごとに若返っていくという数奇な運命を背負ったフィクション内の登場人物。ブ●ピ自体も嫌いではないが、他の映画でブ●ピが演じた登場人物には、恋という感情は覚えなかった。
そのR-18な二次創作小説も書いていた。
▽以下フレーバーテキスト
根はかなりのサブカル気質だが、様々な理由から、オタクであるとか腐女子であるとか、そういったわかりやすい方向へも行けず、結局はどのコミュニティにも馴染めず孤立してしまった。一昔前なら文学少女にでもなっていたのであろうが、初めて書いた小説が誰にも見せられない類のR-18小説であったため、その方向に進むのも何か違うと思っていた。さすがに内●春菊、森奈●子、岩井志●子方向へ進めるほどの人間強度は無かった。
<異世界サイド>
●ラナ
本作の主人公……二章からは本格的に主人公ポジションとなった。13歳だったが、二章の最終話で一気に16歳になった。黒髪。身長は155cmくらいまで伸びて止まった。某所もFになった。両利きだが細かい作業は右手の方が得意、左手の方が力は強い。
フルネームはラナンキュロア・ミレーヌ・ロレーヌ。ひとりっ子。
可愛いとも美しいというのとも違うが、妙な存在感を放っていたらしい(某商人談)
妙に目力が強く、どこか少女らしからぬ頽廃の匂いを漂わせていたらしい(某甘党談)
自分を中心に半径10mくらいの空間を「割り」、その全てを自分の支配下へ置く空間支配系魔法「罅割れ世界の統括者」を使える。詠唱時間は11秒、無詠唱型だが11秒の間に殴られたりすると魔法の発動はキャンセルされる。自分自身が移動している最中に発動することもできない。発動時には七色の光を放つ。
その制限時間は今なお不明だが、二章においては様々な応用法があることも明らかにされた。
小さな空間であれば遠隔であっても支配が可能であるため、そこから「光」と「音」の情報を手繰り寄せることで「覗き見」等が容易にできる。平たくいえば自分の周囲50mの範囲に、どこへでも盗さ……もとい、監視カメラを出現させることができるような力。
また、英雄「レオポルド」の誕生にあたって、ラナはひとつの支配空間から別の支配空間へ、「通行を許可した」モノを送るといった使い方ができることに気付いた。これは空間同士が繋がっている必要すらないため、モノをワープさせるような使い方もできる。
距離に反比例して支配できる空間が小さくなるため、あまり遠くに、大きなものは送れないが、もう少し早くこれに気付いていたら色々変わったのにと、ラナは悔やむことしきりである。
▽以下フレーバーテキスト
王都の家の中にはラナ用の生活空間が独立してあった。家人、使用人達へ悟られることなく出入りすることもできた。掃除や洗濯は自分でしていたが、食事だけは用意されたモノの中から何品か貰って自室で食べるスタイルだった。お風呂も自分で沸かし自分で後片付けをしていた。かつてはそんな格の高いひきこもりだった(一言で矛盾していくスタイル)。
ボユの港に避難してからは忙しく働いている。主に室内で活動しているので日焼けはしていないが、それでも昔よりは健康的な肌色になった。
ボユの港は海産物が豊富で、ラナは毎日のようにそれへ接していた。ある日、浮き袋を持つ、形状はナマコのような生物の存在に気付いた。見た目はグロイが生臭さは全然なく、むしろハーブのような匂いがするそれは、ボユの港では丸ごと食べられる庶民の味のひとつだった。これの浮き袋を、固形化する前のペクチンに混ぜたところ、円筒形の、薄いゴムのような伸縮性のある物体が出来上がった。強度、品質は安定しているが、なぜか狙った色は出せないため様々な色がある。特に美味しくはないが食べても無害。材料的にはコラーゲンとか入ってそう。
●レオ(レオポルド)
スラム街出身の少年。推定11歳。本当の年齢は12歳。二章終了時には14歳(本当は15歳)になった。レオポルドは冒険者ギルドの上層部が意図的に流した偽名。
最初は薄汚れた金髪だったが、毎日洗われている内に、キラキラの金髪になった。ラナに決めてもらった誕生日は癒雨月の6日。
二章終盤までは身長145cm弱だったが、その3年後には170cmを超えている。成長痛に結構悩まされたらしい。
剣を構え、対象を「斬る」と思えば本当にそれが斬れる「無敵」の能力を持つ。自分を傷付けようとする攻撃を回避する能力も高い。
二章後半で、ラナの空間支配系魔法との合わせ技を開発した。
元々、望めば遠距離攻撃も可能だった(一章冒頭のレオポルドも使っている)。レオの「斬撃」は、斬りたいと思った対象へ自動で「斬撃」という概念を食らわせるモノであり、しかし実際の剣が届かない範囲にあっては、その距離に比例して威力が減衰していくモノだった。
この距離を、ラナの魔法が補った。ラナは最大50m先の空間を支配することができる。そこへ様々なモノの「通過を許可する」ことができる。レオの「斬撃」も、これの例外ではなかった。
これにより、60m先程度であれば飛龍の強靭な首であっても落とせる「斬撃」を、「届ける」ことができた。
チートの相乗効果、反則技もいいところである。
▽以下フレーバーテキスト
逆臭嵐の源となる壊れた女性を何人も見てきたため、女性に対してはなんの幻想も持っていない。母親に捨てられたとも思っているため、母性への憧れもない。
ラナとは既に肉体関係のある恋人同士だが、そうした背景もあって割と淡白。どんなトラウマがあるのか乱暴にも、暴力的にも絶対にできないため、ストレスの類は剣の鍛錬において発散している。もっとも、ボユの港に来てからは平穏な暮らしをしているので、あまりストレスは溜まらない。
●マイラ
ラナの家で飼われているピレネー犬。真っ白で巨大。
ラナの家周辺と、その散歩コースでは有名な犬だった。
ラナの家に来た時点で何歳だったかが不明のため、正確なことはわからないが、既に老犬の部類のはずである。その割に身軽だしやる時はやる。3年経っても元気。
ただ、擬態型スライムとの戦いにおいて、レオはマイラを、たとえ本物の幼女であったとしても、それが人を殺した時点で「敵」と認識し、飛び掛かるだろうと推測していたが、これは誤り。本物の幼女、人間であれば躊躇っていた。
時折、人語を理解しているかのようなそぶりを見せる。ただしセンシティブな場面においては急に犬らしくなる。
ラナに従い、ボユの港へもついて来た。避難先が違う使用人は泣いたとか。
▽以下フレーバーテキスト
この小説においては「ピレネー犬」という呼称を採用しているが、「グレートピレニーズ」の呼称の方が一般的。ただ、ラナの世界における呼ばれ方は「グレート」のような形容詞が頭につかず、さほど長い名前でもないため、ニュアンスとしては「ピレネー犬」の方が近い。
もっともマイラは、「ピレネー犬」の中でもだいぶ「グレート」な方であるが。色々な意味で。
●マリマーネ
主に宝飾品等を扱う中堅どころの商会、ドヤッセ商会、その会長の娘。ドヤッセ商会が人脈確保のため職人街におく衛星店舗の総責任者。
フルネームはマリマーネ・シレーヌ・ドヤッセ。極端な垂れ目。初登場時は18歳だが二章後半に19歳となり、そこから更に3年が経った。復興した王都へと帰還したので、ボユの港に残ったラナとの交流はほぼ途絶えている。
甘いものが好きで宝石も好き。反面、恋愛には興味が薄い。婚約者が死亡したため、現在はフリー。24歳くらいまでは好きにしてもいい立場となった。
二章においては、ラナに執着した結果、とんでもないことになった。戦乱のゴタゴタで色々誤魔化せたが、そこにおいては色々複雑な心境、葛藤があったと思われる。
英雄「レオポルド」がレオであるということには気付いている。
▽以下フレーバーテキスト
メタな話、二章においては名探偵コ●ンにおける服部●次ポジション。活躍はするが、工藤●一には絶対敵わない。ただしそれは、頭脳戦においては、という意味であって、どちらの私生活の方がより充実しているかで考えると微妙なところである。想い人と一緒にお風呂へ入れるけど身体が小学生だから何もできないという立場、将来が約束された状態で甘い日々を堪能できる立場、どっちがええのん?
ミドルネームが「シレーヌ」なのは、ラナが「ミレーヌ」だから。ここも服部●次、工藤●一オマージュ。
性欲、性愛を暴走させているキャラが数多く登場する中にあって、マリマーネはそこからキッチリと距離を置いているタイプ。己を見失い、溺れるのが恋であるのならば、マリマーネは一生恋などせずに生きていくだろう。
もっとも、なにかへ執着すると知能が極端に低下するという欠点を持つため、それは彼女の本能的な生存戦略であるのかもしれない。飲酒を避けているのも同様の結果である可能性が高い。誘惑の多い世界に生まれなくて、本当に良かった。
追記すると、親がマリマーネをろくでもない男ばかりが闊歩する職人街へと送り込んだのには、彼女の男に対する幻想を早々に捨てさせるためという目的もあった。それを愛情と呼んでいいかどうかはともかくとしても、マリマーネは親からも「何かに依存させたらマズイ子だ」と思われていたことになる。
好きなものはチョコレートケーキ。嫌いなものはイクラ等魚卵全般。
●ラナの母親(五人兄弟における第三子、次女)
16歳の時にラナを産んだ女性。二章中盤に人知れず29歳となり、そこから更に3年が経った。
財務省貴族官僚の家の生まれ。髪は亜麻色だが白髪混じり。フルネーム不明。
ほうれい線の濃く入った幽鬼のような顔だが、スタイルは良い。昔は美少女だったらしい。
他人が全員、自分を嘲笑っているという妄想に囚われてしまっている。戦時下においては避難を拒み、夫のそばで匿われていたが、だから何が変わるということもなかった。
▽以下フレーバーテキスト
夫、ラナの父親からの感情は、しかしながら多少変化してきている。女性としては見れないが、自分が保護してやらなければならないという意識が強くなった。王都復興後は、元の家に戻り、変わらぬ生活を送っているが、月に一、二回、夫が帰宅するようになった。
長い年月を、そのまま過ごせていれば、いずれ何かが変わったかもしれないが……。
運(五段階評価):★★☆☆☆ 星2
●ラナの父親
30代後半。黒髪。フルネーム不明。
結構なイケオジだったが、3年で少しシワが濃くなった。
しばらく商人としても優秀だった丁稚を色々な意味で可愛がっていたが、その丁稚が逃亡してしまったため、少しだけ家庭を顧みるようになった。娘がボユの港から帰ってこないことに関しては、もう諦めが入っている。
英雄「レオポルド」がレオであるということは知らない。
レオのことは、話に聞いて一応知っている。
▽以下フレーバーテキスト
プライベートではアレだが、ロレーヌ商会それ自体は大きく発展している。
戦時下における物資の調達に多大な功績が認められたこと、娘が秘密裏に送ってくる数々の新商品のアイデア、そのふたつが合わさって、ロレーヌ商会は、かつて同規模だったドヤッセ商会よりも、ふた周りほど大きな商会に発展した。
避妊具のアイデアを送られた時は人知れず泣いたが。
●丁稚
ラナの父親が会長を務める商会における出世頭の青年……だった。
戦時下における戦況の悪化を見て、王都から逃亡してしまった。
ラナの結婚相手と目されていたが、王都にその消息を知る者はいない。
▽以下フレーバーテキスト
初期プロットには、ボユの港に逃げてきてラナへ迫るという一幕の案もあった。誰の得にもならなそうだったのでやめた。そういうわけで、逃げた先のどこかで野垂れ死んだということにした。さらばどうでもいいモブ。
別の世界線でも変わらず同様の運命を辿る。ただし、そのラナの手首には大きなリストカット痕があったため、より後腐れなく逃亡することができた。地雷女からバイバイできて清々すると思いながら逃げた。ラナも清々した。
●ゲリヴェルガ(五人兄弟における第二子、長男)
ラナの母親の兄。つまり伯父さん。30代前半。享年も同じく。
知能等に器質的欠陥はなかったが、色々あっておかしな人になってしまった。
主に足りなかったのは自分を顧みること、健全な性欲の発散、それから運。
ラナを自分の運命の相手と思い込み、無理矢理拉致しようとしていた。それが公になることは結局無かったが、家の恥を表に出したくない実の姉と、弟達によって闇へ葬られてしまった。
最期は檻の中でモンスターに生きながら食われるという末路だった模様。
▽以下フレーバーテキスト
メタな話、決着のシーンはもう少しスカッとする要素を入れたいと思っていた。
ただ実際に書いてみて、ラナ視点だとそれは無理があったので諦めた。断罪シーンとはならなかった。無念。
子供は生まれているので、家自体の取り潰しはされていない。騎士である叔父のひとりがその子の後見人となった。
運(五段階評価):★★☆☆☆ 星2
別の世界線ではレオに斬られ死んでいる。ラナが誘拐されたあと、マイラの介入が無かった場合はそういう運命を辿る。
●コンラディン(ラナの叔父。五人兄弟における末っ子、三男)
ラナの母親の弟。つまり叔父さん。
二章終盤までは20代の半ばだった。身長173cm前後のマッチョ。ただ3年後には少しだけ体力が衰えた。
一流の冒険者であり、飄々としていて残酷なこともできるが、悪人ではない。「自分には自分のやれることしかできない」という割り切りでもって生きているだけ。
その範囲で救えるものは救い、助けたいと思っている。
そうした想いから、二章の終盤では姪に恥ずかしい手紙を書いた。
英雄「レオポルド」をでっち上げた主犯格のひとり。
▽以下フレーバーテキスト
コンラディンの手紙は、その姪が大事に保管をしている。だがコンラディンはこれを不気味に思っている。いつか人前で、朗読させられるのではないだろうかと。
また、戦時下において、複数いた恋人の内、ふたりを亡くしてしまった。
その後は、相手をひとりに絞ったらしい。
運(五段階評価):★★★☆☆ 星3
●リゥダルフ(ラナの叔父。五人兄弟における第四子、次男)
ラナの母親の弟。ラナの叔父さんパート2。
英雄「レオポルド」の正体を知っている数少ない人間のひとり。
王国の騎士。五人兄弟の中では一番特徴の薄い外見。シスコン。でも既婚者、子供もいる。
兄にも似た思い込みの激しい性格をしているが、言い換えれば一途でもあり、兄ほどおかしな方向へは「思い込まなかった」ため、真っ当な人生を送れている。
▽以下フレーバーテキスト
まだ幼い頃、兄が妹(リゥダルフからみて下の姉)の飲食物に、自分の体液を混ぜるそのシーンを目撃してしまったことがトラウマになっている。そのせいで食が細く、線も細く育ってしまった。
騎士になってからは意識して身体を鍛え、無理矢理にでも栄養を押し込んできたが、その生活は結婚を機に一変することになる。
妻の作ってくれるモノだけは、美味しくいただけたからだ。お見合い結婚であり、あまり気の進まなかった妻帯であるが、今ではもう完全に胃袋を掴まれてしまっている。
運(五段階評価):★★★★☆ 星4
好きなものは妻の手料理。嫌いなものは誰が作ったかわからない料理。
●ギルド長
王都リグラエルの冒険者ギルドのギルド長。40代。
英雄「レオポルド」をでっち上げた主犯格のひとり。
▽以下フレーバーテキスト
王都リグラエルの不夜城は甚大な被害を受けた。これを期に縮小すべきではとの声もあったが、ギルド長はその復興にも力を尽くしている。変に規制したとしても、今はまだアンダーグラウンドを肥えさせるだけとして。
最近では、ロレーヌ商会より買い付けた避妊具を不夜城へ無料配布もしている。
ポケットマネーからの完全な自己負担だが、妻も娘もそのことに不満はないらしい。
王都崩壊の危機を全員で生き抜いたことにより、家族の絆も強まった。
●ラナの伯母(五人兄弟における第一子、長女)
ラナの母親の姉。つまり伯母さん。30代前半、3年が経って30代半ばになった。
不遇な少女時代を乗り越え伯爵家の正妻となった、ある種シンデレラストーリーの体現者。ラナいわく「ざまぁのプロ」。
幸せ太りしたため体型は丸くなったが、一時に比べれば痩せてきているらしい。
英雄「レオポルド」がレオであるということは知らない。というかレオとは会っていない。
▽以下フレーバーテキスト
妹の時は多少「ざまぁ」をしたが、一番歳の近い弟の時にはそんな気もなくなっていた。この弟には何を言っても伝わらないだろうという確信があった。世は無情であり無常であるということを強く実感させられた。よって淡々と処理をした。
運(五段階評価):★★★★★ 星5
●灼熱のフリード
ユーマ王国王国軍に属す魔法使い。
自分の周囲(直径で)7メートル強を超高温の空間に変えてしまう空間支配系魔法の使い手。年齢は50代、今後そのくらいで現れる予定。
▽以下フレーバーテキスト
戦時下ではかなり活躍してた内のひとり。その活躍を描く一幕も予定されていたが、カットされた。物語の内と外、両方で英雄レオポルドに色々掻っ攫われた。とはいえ、功績は大きいので、軍の内部における発言力は増している。
●背負子のユーフォミー
またの名を要不要の暴走列車。
初登場時には17歳。その後20歳になった。
肌色等を抜かせば、銀色の髪、黒とピンクで構成された布面積の大きい服、瞳と眼鏡のサングラス部分の茶褐色、その四色で構成された美少女……だった。また、大口を開けると目立つ八重歯がある。
おかしな独自言語で喋っていたが、それは作ったキャラだった。
生まれつき両足がなかったが魔法の才能はあり、実父に背負われて冒険者をしていた。
その後軍属になったが、戦時下において上層部と揉めたことで複雑な立場となった。
英雄「レオポルド」誕生のきっかけとなったひとり。
罅割れ世界の統括者しか使えないラナとは違い、数種類の魔法を使える。その中でも即発動型結界魔法「要不要」はふたつ名になるほど強力。この世界における結界魔法は詠唱時間の長いモノが多いため、即発動する「要不要」は非常に有用であり特異。「何を弾き、何を通過させるか」は彼女自身が個別に選択できる。ラナはそうした設定変更にも、多少の時間を要するが、「要不要」は即断による切り替えが可能。
ただ、全ての操作にユーフォミー自身の意識と決断が必要なため、その有用性は彼女の知性、そしてメンタルに大きく左右される。その点は、半自動化しているラナの魔法の方が有用であることも多い。
▽以下フレーバーテキスト
ラナは初対面時、フォレ●ト・ガ●プの某中尉を思い出していた。ユーフォミーは完全に足がないのではなく、短い足で元気いっぱいに動く。その様が、立ち直ったあとの某中尉を思い出させたらしい。
メタな話、この物語の雰囲気からは、少し浮くようなキャラとして意図的に設計されている。「独自言語を喋る」は既に青髪の悪魔がいるが、良好な親子関係、あまり思い悩まない性格、どちらかと言えばアメコミ寄りな衣装、その辺のニュアンスは、それを意図してのもの。
●ナッシュ
背負子のユーフォミー、その父親。
30代。3年経っても30代。身長は190cm前後。短い銀髪。
戦時下において右腕を二の腕の先から失くした。軍は退役したが、戦時下において傷痍軍人となったため、僅かばかりの恩給も支給されている。
かつては体格に恵まれた戦士だったが、戦闘職を退いてからは徐々に痩せていっている。
英雄「レオポルド」誕生のきっかけとなったひとり。
▽以下フレーバーテキスト
痩せたとはいっても、毎日の鍛錬は欠かしていないため、ゴリマッチョが細マッチョになった程度の変化。いやそれは大きな変化か。
戦えなくなったわけではないが、娘を背負いながら戦い、護りきる自信はもうない。
体力の衰えも著しいが、片腕となっても一般人よりは遥かに強い。
好きなものは娘の笑顔。苦手なことは会話。
●マルス
ユーマ王国へ潜入していたスパイその1。20代。
短めの赤毛。いわゆるツーブロック的に刈り込んだ部分は虎縞になってる。襟足だけは多少、長めになっている。
全体的には三下っぽい雰囲気の女性。男も女もイケる。
東の帝国、その皇帝の娘。ただし母親は奴隷扱いのハーフエルフであり、皇位継承権等は持っていない。愛情も与えられなかったが、マルス自身は父を嫌いではない。好きでもないが。
右耳に欠けがあるが、これは双子であるアルスの左耳と胎内で癒着した結果、起きた欠落。生後に発生した欠落ではない。
アルスとは、どちらが兄、姉、弟、妹という意識もない。
残忍な父に一矢報いたいと残虐に生き、最期は残酷な拷問の末に死んだ。
▽以下フレーバーテキスト
普通の人類最強を武力100、黒槍のコンラディンを80とするとマルスは90くらい(アルスは75くらい)。めっちゃつおいがレオ(同基準で800)の前ではだからなんだという話。
そんなわけでクソザコナメクジなかませで終わった。なんか色々な意味ですまないと思った。
好きなことは暗躍と強奪。嫌いなものはトゲのある花。
別の世界線ではレオに斬られ死亡。慎重派のアルスを失ったことでレオを侮り、(ある種の)真っ向勝負を仕掛け、破滅したという点は共通するところである。
●アルス
ユーマ王国へ潜入していたスパイその2。20代。赤毛の短髪。いわゆるツーブロック的に刈り込んだ部分は虎縞になってる。襟足も刈り込んでいる。
全体的には三下っぽい雰囲気の男性。
東の帝国、その皇帝の息子。ただし母親は奴隷扱いのハーフエルフであり、皇位継承権等は持っていない。愛情も与えられなかったため、アルスは父を父と思っていない。
左耳に欠けがあるが、これは双子であるマルスの右耳と胎内で癒着した結果、起きた欠落。生後に発生した欠落ではない。クォーターエルフだがエルフの特徴はほとんどない。
自分より強いマルスを姉のように見ていた。軽率なその莫迦さ加減から手のかかる妹のようにも見ていた。
流されるまま生き、その果てに、ラナ達に殺されるという運命を辿った。
▽以下フレーバーテキスト
メタな話、キャラクターコンセプトに、ラナに刺される相手という要素が最初からあった五寸釘人形みたいな出自のキャラ。完全な悪人ではないが、やってることのほとんどは悪、色々なものに板ばさみにされた結果、流されて悪人でいるしか無かったという人間。
好きなものは変装といわゆるクロサギ。嫌いなものは自分に流れる血。
別の世界線でもラナに刺され、死ぬ。ラナに同情をして、レオごと帝国陣営に引き込めないかと交渉を試みたところ、本編と同様の手口を喰らってしまった。
●リッツ
ユーマ王国へ潜入していたスパイその3……ではなく擬態型スライム。
若干ウェービーなチョコレート色の長い髪に、あどけなく可愛らしい顔の幼女。
だがその正体は、人を殺すことをなんとも思っていない正真正銘のモンスター。
美しいものへ擬態したいという想いを抱いて生まれ、そのままに生きたら、いつのまにか悪人に使役される人殺しのモンスターとなっていた。どうしてそうなった。
▽以下フレーバーテキスト
オリジナルである「リッツ」は享年6歳。もう少し髪が短かった。
擬態型スライムである「リッツ」は、数年経過後に、彼女の成長した姿を模したいと思ったが、顔をどう変えれば成長したことになるのかよくわからなかったため、髪だけが伸びている。身長も伸ばしかったが、顔とのバランスが悪くなるので、そこもあまり変えられなかった。
かつてひとりの人間を美しいと思った、だから人間社会へ溶け込んで生きた、人間のほとんどは醜いと知った、はじまりの人が死んでしまっても、諦めきれず「美しいもの」を探していた。その手を醜く、汚濁で染めながらも、探していた。
メタな話、前作の没キャラクターから、そのコアの部分だけを抽出して小規模に再構築したキャラ。大ボスを小ボスにしたようなイメージ。もしくは幼ボス?
好きなものは美しいもの。嫌いなものはいたいいたいお遊戯。
別の世界線では王都襲撃まで生き延びるが、英雄「レオポルド」の出現を待たず、要不要の暴走列車に討伐されてしまう。結界を突破できず、魔法で少しづつ削られ、最後にはナッシュを模すも、激昂したユーフォミーに焼かれてしまった。
●皇帝パスティーン
フルネームはパスティーン・オムクレバ・パスティミルジョーンズ・ガッダ・リュロヴァーヂ・ノド・メムザアデュフォーミュラン・ジ・グレイオ。外見等不明。2章の終盤までは69歳。
子供が400人以上いる。二章終盤までに2人死んだが、それへ特に思うことはない。
▽以下フレーバーテキスト
メタな話、フルネームは作者も覚えていません。パスティーンの部分は、おそらくフィクション界で世界的に一番有名な皇帝さんが元ネタ。
好きなものは支配。憎んでいるものは人間の寿命という限界。
●美容院のお姉さん
王都の超高級美容院で働くお姉さん。
レオを金髪ツインテールの美少女に変身させた張本人。
▽以下フレーバーテキスト
既婚。夫は子爵家の四男だが働いていない。ただそのコネで、自分が給料の高いお店で働けているから、今はまぁいいかと思っている。結婚から数年が経っているが、夫の将来に不安を感じているため、夫婦生活は子供が生まれにくいような形を心掛けてきた。ゆえに少しアブノーマルだった。ベビー用品を見ると色々な意味で複雑な気持ちになる。
だがそろそろ覚悟して子供を産もうかなと思っていたところ、夫が画期的な避妊具を見つけてきた。夫婦生活はノーマルになったが、そろそろ20代半ばを過ぎるのでどうしたものかと悩んでいる。
戦時下においては夫の実家へ避難して生き延びた。
好きなものはトータルコーディネート。嫌いなものは姑からの孫の催促。
●ペットショップのマダム
ラナたちが訪れたペットショップの店員さん。
30代後半くらいが見えるが実は40代。
化粧っ気は少なく、清潔感がある。「上品な小母さん」の方がイメージは近い。
▽以下フレーバーテキスト
既婚。夫ともども一般市民。子供達は既に独立していた。
戦時下において夫ともども死亡。動物達の避難が全て終わってから自分も避難しようとしていたところ、間に合わず、モンスターに殺された。モンスター大襲撃事件において、王都に残った一般市民は二割以上がその犠牲となっている。だが子供達は全員生き延びた。
好きなものは動物。嫌いなものは無責任な飼い主。
別の世界線であっても、モンスター大襲撃事件が起きる限り同様に死ぬ。
●いかがわしい服屋の店主
アルスに脅され、ラナの誘拐に手を貸した変態。
女の悲鳴を聞くのが三度の飯よりも好きなドS。
その趣味をアルスに掴まれ、彼の意のままに動くしかなくなったが、そんな中でも女装したレオを襲おうとしていた辺り、なかなかに面の皮が厚そうな外道である。
だが激怒したレオに殺された。
▽以下フレーバーテキスト
人間としてはアレだが、その手の店の主人としては結構優秀だった。本格的なメイド服は、貴族家へそれを卸している商会から直接買い付けていた。様々な変人と交流があり、裏社会へもアクセスできた。だがそれが災いしてアルスに目を付けられてしまった。末路という末の路へ迷い込んでしまった。
好きなものは女の悲鳴。嫌いなものは思い上がった女。
別の世界線では生き延びている。ラナやレオに一切関わらないから。
●ラナが聞き込みを行った職人さん達
ラナがマリマーネの人となりを知るため、聞き込みを行った職人さん達。
5人いる。ひとりはアル中。
▽以下フレーバーテキスト
全員、一流ではあるけれど超一流ではないというライン。超一流は商会など通さず個人名で仕事をしている。この世界であっても、自分の個人名、言い換えれば名声だけで次から次へと仕事が舞い込むクリエイターなど、ごく僅かである。
全員、仕事終わりの一杯が好き。全員、中間搾取が嫌い。ここだけ某ハ●チョウな世界。
●リッツに殺された警官の皆様
リッツの爆弾の餌食となった警邏兵の皆様。
10代、20代、30代、50代、の四名。即死できなかったのは20代の男。
▽以下フレーバーテキスト
それぞれ、オオギィ、コバヤシィ、カキザキィ、サイコロステーキィ、という名前である、わけがない。20代の彼の運は「★☆☆☆☆」星1。
全員、街の平和が好き。全員、臭嵐が嫌い。その清掃も警邏兵の仕事だから。
別の世界線では、リッツがあそこで暴れないため全員死なない。ただ後に、ラナとレオが王都が脱出する際の混乱に巻き込まれて半分は死亡。残り半分は……。
●マルスの部下三人
マルスがたぶらかして便利に使っていた男達。
マルスの趣味なのか、全員ホストっぽい外見。
マルスと共にマリマーネ邸へ罠を仕掛けるも、それを看過していたラナ達にあっけなく倒された。
▽以下フレーバーテキスト
名前はそれぞれ、グラジオラツクッス、イグノーベル、プリンペト。グラジオラツクッスはいつもオラついていて、マルスが釣りを始めると情緒不安定になる。イグノーベルはお笑い担当で、料理も得意だが時々目が見えなくなってみんなを困らせる。プリンペトはにぎやかし担当、遠距離攻撃も得意でそれなりに強いが、戦闘では大抵最初のやられ役……なおここまでは全て大嘘である。
ひとりは帝国からの同行者、残るふたりは王国での現地調達。マルスからすれば特に誰が本命ということでもない。穴に落ちず、逃亡を図ったのが帝国からの同行者。
全員、マルスと同じ運命を辿った。
全員、マルスが好き。そして全員、他のふたりが嫌い。よく統制できてたなマルス。
別の世界線ではレオに斬られて死亡。結局マルスと同じ運命。
●テレパシーを使える魔法使い
ユーマ王国、その王都にて厳重に管理、監督、監禁、監視をされていた精神感応の使い手、つまり精神感応者。名前、外見等不明。
稀有な能力の使い手だったので、王国の監視下、自由はないが衣食住に不自由もない生活を送っていた。女だって抱けた。抱いては殺していた。
だが表舞台に出た瞬間、あっさりと殺されてしまった。
▽以下フレーバーテキスト
テレパスとしては多芸で、モノの記憶を見る、いわゆるサイコメトリーの能力もあった。
最初、心が読めることは隠し、サイコメトリーの能力だけを売りにして軍へ志願したが、灼熱のフリードによって嘘は見破られ、監禁されてしまった。その際、酷い裏切りを経験したらしい。
そんなんで善人のままいられるはずもなく、監禁後はクズとして生き、そして死んだ。
好きなものは新品の絵本。嫌いなものは人間の心。
別の世界線でも同じ理由、同じタイミングで死亡。
<この世界の暦>
1年は17ヶ月。以下の通り。月名はこの通りの発音ではなく、あくまで意訳。
初幸歩【1月】:29日
路綺月【2月】:28日(末日で累計57日目)
帰雪月【3月】:33日(末日で累計90日目)
羽枕月【4月】:32日(末日で累計122日目)
浴茶月【5月】:31日(末日で累計153日目)
癒雨月【6月】:17日(末日で累計170日目)
水過奢【7月】:27日(末日で累計197日目)
満葉月【8月】:25日(末日で累計222日目)
揮毫月【9月】:30日(末日で累計252日目)
神楽舞【10月】:15日(末日で累計267日目)
謁吉月【11月】:26日(末日で累計293日目)
乳海槽【12月】:7日(末日で累計300日目)
獅志月【13月】:13日(末日で累計313日目)
網把月【14月】:14日(末日で累計327日目)
納湯月【15月】:16日(末日で累計343日目)
漸漸実【16月】:12日(末日で累計355日目)
死鳥卵【17月】:10日or11日
1年は365or366日。
1年の前半を太陽暦、後半をふたつの月による太陰暦で刻んでいる。
ただし17日しかない6月と、26日ある11月はその例外。
二章は9月から始まっている。
終盤、ラナ達が王都を救うため、ボユの港から王都へ出発したのは12月。
終戦は13月。それから3年、正確には2年10ヶ月くらいが経過した。
ラナの誕生日は17月2日。
レオの誕生日は6月6日だが本当は13月4日。
6月に生まれる子供は乳離れが遅く、甘えん坊が多いといわれている。
13月に生まれる子供は天から愛されすぎてしまい、早世することも多いとされている。




