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XVII [Unique node list] : Transition Period


<現実世界サイド>


 ●千速(せんぞく)継笑(つぐみ)

 本作の主人公……の日本人形態。死者で幽河鉄道の乗客。享年17歳。

 モブ顔で痩せ型。髪は肩より少し長いくらい。

 友達ゼロのコミュ障。両親との折り合いも悪い。

 中学までは勉強ができ、有名高校への進学も果たしたが、そこで完全におちこぼれた。

 趣味は映画館での映画鑑賞。漫画はあまり読まないがネット小説は結構読む。どうせどれもこれもエタるんでしょと思って読んでいるタイプ。ゲームはぼちぼち。

 人には言えない性癖があるらしい。


 ▽以下フレーバーテキスト

 大人になれば化粧で化ける系の顔だったが、大人になるまで生きられなかったのでモテ期が来る前に死んでしまった。逆行転生で無事大人になれたルートでは、結構何人もの男性からアプローチをされたりもした。そのルートでは目的があったので全部丁重にお断りしたけど。


 好きなものはイクラ丼。嫌いなものは父親の加齢臭。






 ●千速(せんぞく)長生(なお)

 本作の主人公である千速継笑の兄。享年13歳。

 小学生の終わり頃に難病を発症し、孤独な闘病生活の末に他界した。

 妹である継笑は、長生が死ぬまで、兄が病気であることすらも教えられていなかった。

 それらのことが、妹である継笑の心に癒えぬ傷をふたつ、創っている。


 ▽以下フレーバーテキスト

 実は結構なゲーム好き。マ●オメーカーでは職人ポイント千超えのコース職人になっていた時期もある。妹とはス●ブラでよく遊んでいた。小学生のうちに接待プレイを覚えた気遣いの子。


 好きなものは何のとは言わないがリンク。嫌いなものは病気。






 ●継笑の父親

 本作の主人公である千速継笑の父。名前不明。千速継笑死亡時は50代。

 医療過誤を専門とする弁護士。融通の利かない性格。自身が一浪してもT大に入れなかったことから、非常に強い学歴コンプレックスを抱えている。純白の少女風にいうなら二類のエピスデブリ持ち。

 SK未満は人にあらず、くらいのことを真顔で言う。それだと彼の妻も人でないことになってしまうのだが、彼は犬でも孕ませたのであろうか。そこら辺、彼がその内面においてどうやって整合性を取っているのかは謎。


 ▽以下フレーバーテキスト

 勉強ができるバカ、のまま大人になってしまった残念な人。秀才ではあったのでいじめに遭うなどのことはなかったが、学生時代から続く友達は一人もいない。正しくあろうとして人に迷惑をかける系の正義マン。運が良ければそれでも世のため人のため働けたのだろうが、あまり運も良くなかった。


 好きなものは自分の正義を理解できる賢い者。

 嫌いなものは自分の正義を理解できない愚かな者。

 ただ実際、その理解が可能であるかどうかに賢さは関係ない。






 ●中橋医師

 未来において、現在では予後不良といわれている、とある小児(しょうに)慢性(まんせい)特定(とくてい)疾病(しっぺい)の完治法を見つける優秀な医師。小児科が専門。

 優しげな顔貌(がんぼう)と穏やかな性格は、患者の母親達からの評判もいい。ただし当の患者本人、つまり子供からはナメられやすい性格でもある。優しいというよりは気弱に見えるタイプ。

 そしてその通りにメンタルは弱く、追い込まれると簡単に自殺してしまう。

 どちらかといえば研究者向きの性格だが、子供を救いたいという使命感から小児科の医師になった。ムチャシヤガッテ。


 ▽以下フレーバーテキスト

 出身の医学部は某弁護士の出身法学部よりも偏差値が低く、これがルートによっては彼の人生における悲劇の原因ともなってしまう。

 某弁護士はそのような医者など全員ヤブであると信じていて、そうした(彼の価値観における)ヤブ医者を排斥することこそ正義であるという信念の持ち主だった。更にいうとその某弁護士は、そのような医師が自殺するなら実に結構と言い切る男であり、実際に某ルートにおいては中橋医師の死に際して祝杯も挙げた。正義は勝つと言いながら●崎25年シングルモルトを開けて呑んだ。色々な意味で酷い。

 苦労性であり、顔は実年齢よりも老けて見える。

 継笑(つぐみ)と結婚したルートでは幸せだったらしい。ただ、どこかの段階で継笑はその人生に見切りを付けたはずであり、自殺なりなんなりでループし戻ったはずであるから、最後まで幸せだったとは言い難い。ある意味幽河鉄道(ゆうがてつどう)の被害者。


 好きなものはモーツァルトの音楽。嫌いなものは肉類全般。








幽河鉄道(ゆうがてつどう)関係者>


 ●純白の少女

 ありえないほどに可愛らしい外見の少女。真っ白なフリルいっぱいのエプロンドレスを着ている。もはやもふもふレベル。

 年の頃は14~16歳くらい。白銀の髪、プラチナの瞳、何を塗っていなくとも健康的に輝く薄桃色の唇。全体的にはすらっとしているが、某部位はそれなりに豊か(たぶんEくらい)。その美貌は同性である継笑(つぐみ)をも魅了した。

 一応、本名は不明。一応、正体も不明。

 魔道士ナガオナオの人生に寄り添った彼の伴侶、パートナー……であると主張している。

 その頃に伴侶の手ほどきに依りて魂の(インターノード)連結(ドッキング)魔法(マジック)、「スピリットリンク」を修めたらしい。

 その力を必要とした魔道士ナガオナオが、死者であった彼の伴侶、パートナーを、自身のスキル、幽河鉄道(ゆうがてつどう)と連結することで、かつての妹であった継笑の元へと送り届けた。これにより、幽河鉄道は千速継笑ただひとりのためのループ発生装置となっている。

 特殊な成育史を持つため、「人間」を盲目的に愛する性格となっている。ただしその中でもナガオナオは特別枠であり、人類の全てよりも彼のことを愛している。


 ▽以下フレーバーテキスト

 チョーカー的なものが首周りにないと、なんだか落ち着かない気持ちになる。

 メタ的には「某どうあがいても絶望なゲームの2作目ヒロイン(設定周り) + 前作の某メイドさん(性格等キャラ性) + 他諸々」で構成されている。


 好きなものは人間。嫌いなものは悪魔。








<異世界サイド>


 ●ラナ

 本作の主人公……の異世界形態。一章の段階では13歳。黒髪。身長は145cmくらいだが、まだ成長は止まっていない。13歳だが体型は母親の血が強く、某所はそろそろDに届く。誕生日は地球の感覚で喩えるなら平成の天皇誕生日(クリスマスイヴイヴ)

 フルネームはラナンキュロア・ミレーヌ・ロレーヌ。ひとりっ子。

 どこか別の世界にいるかのような独特の雰囲気を持っているらしい。

 千速(せんぞく)継笑(つぐみ)の感想としては、綺麗な野生動物みたいな少女。

 空間支配系魔法「罅割れ世界の統括者(フィヨルクンニヴ)」を使える。自分を中心に半径10mくらいの空間を「割り」その全てを自分の支配下に置くという魔法。デフォルト設定では単に空間を支配下に置くだけの魔法だが、やろうと思えばその全てを本当に「割る」ことができる。ただし詠唱時間(キャストタイム)は多少長めの模様で、制限時間もあるらしい。自分自身が(三次元空間を)移動している最中の発動も不可能。

 本人は親にネグレクトされていると語っているが……。


 ▽以下フレーバーテキスト

 今後(epis19で)明らかになる話ではあるが、実は結構、現代(本人的には夢の世界の)知識チートの恩恵も受けている。

 金銭面で苦労してる様子が無いのは、それによって父親から多額の報酬を得ているため。

 本人はそれをズルと認識しているので、誇ってはいないが、何気に父親からは「自由にさせておけば商会へ莫大な利益をもたらしてくれる天才児」と思われている。

 キャラクターコンセプトは「世界を壊したい少女」。

 同「世界を壊す少年」であるレオの相方。


 好きなものはepis16においてレオになった。嫌いなものは世界。






 ●レオ(レオポルド)

 スラム街出身の少年。推定11歳。最初は薄汚れた金髪だったが、毎日洗われている内にキラキラの金髪になった。epis09から16までの時点ではまだレオポルドという名前にはなっていない。ラナに決められた誕生日は癒雨月(ゆうげつ)の6日。癒雨月は地球の感覚だと6月に該当する。

 身長は140cmくらい。epis01の時は170cmくらい。栄養状態がよければ3年で30cmくらい伸びる。

 剣を構え、対象を「斬る」と思えば本当にそれが斬れる能力を持つ。それが「斬って殺す」であれば、相手が絶命するまで止まらない斬撃の形となる。また、自分を傷付けようとする攻撃に関しては、これを回避する能力も高い。これはとある悪魔によって与えられたチート。「無敵チート」。その記憶も、前世の記憶もないようだが……。

 一章の時点で、剣を構えていなければ「斬る」ことが出来ず、回避以前に肉体そのものを押さえ込まれてしまうと何もできなくなるという弱点が判明している。逆を言えば、常に剣を構えてさえいれば無敵ということだが。


 ▽以下フレーバーテキスト

 本当の年齢はラナと出会った時点で12歳。

 本当の誕生日は獅志月(ししづき)(13月)の4日。

 実は結構高い身分の男性が娼婦に産ませた私生児。だからどうという話ではないが、レオという名前は、見知らぬ誰かが適当に付けた名前ではなく、母親が愛情をこめて付けたもの。この世界の神話に出てくる聖獣の名前に由来する。

 しかし物心付かないうちにスラム街へ捨てられてしまったので、レオ本人に両親の記憶はない。

 キャラクターコンセプトは「世界を壊す少年」。

 同「世界を壊したい少女」であるラナの相方。


 好きなものはepis13においてラナになった。嫌いなものは世界。






 ●ラナの母親(五人兄弟における第三子、次女)

 16歳の時にラナを産んだ女性。現在は28か29歳。

 財務省の貴族官僚の家に生まれている。

 髪は亜麻色だが白髪混じり。一章の段階ではフルネーム不明。

 ほうれい線の濃く入った生気無き顔が全てを台無しにしてるが、スタイルは良い。Gくらいはある。昔は美少女だったらしいが今では幽鬼のよう。

 他人が全員、自分を嘲笑っているという妄想に囚われてしまっている。そのため誰とも接したくない。純白の少女風にいうなら一類のエピスデブリ持ち。もっとも彼女の場合は、それが全て妄想であるとも言い切れないのだが……。

 容姿などには恵まれたが、兄などには恵まれなかったため、人生が色々台無しになってしまった。


 ▽以下フレーバーテキスト

 当然ながら、兄のことは異性として認識していなかった。


 もはやこの世の全てが嫌い。






 ●ラナの父親

 三十代後半。黒髪。一章の段階ではフルネーム不明。結構なイケオジ。

 元々は両刀使いだったが、結婚後は女嫌いになった。

 今は商人としても優秀だった丁稚を色々な意味で可愛がっている。


 ▽以下フレーバーテキスト

 実は娘であるラナンキュロアを、商会の実質上の後継者に育てたいと思っている。

 しかし色々な意味で娘には負い目があるため、それを口にできてはいない。


 好きなものは仕事。嫌いなものは妻と顔を合わせること。






 ●丁稚

 ラナの父親が会長を務める商会における出世頭の青年。

 フルネーム不明。ラナ曰く「●●●野郎」。

 本人の性嗜好はノーマル寄りだが上司には逆らえなかった。女性経験は一応あるが素人童貞。そんなこんなで今では性格も性癖もだいぶ歪んでしまっている。

 しかしそうした心の闇を他人の目から隠す能力も高いため、周囲からは優秀な好青年に見られている。


 ▽以下フレーバーテキスト

 ラナに関しては、その父親にも似た顔が屈辱で歪む姿が見たいと思う方向での執着がある。別に身体(しんたい)を害してやろうだとか、結婚したら粗末に扱ってやろうだとか、そういう意味での復讐は望んでいないが、自分に媚びなければいけない立場へ堕としたいとは思っている。ラナが泣きながら自分へ懇願する場面を妄想すると色々(たぎ)る。DV夫とは別の形態のエネ。逃げてー。


 好きなものは人の優位に立つこと。嫌いなものは人から優位に立たれること。






 ●コンラディン(ラナの叔父。五人兄弟における末っ子、三男)

 ラナの母親の弟。つまり叔父さん。

 二十代の半ば。背はさほど高くない(172~3cm)が逆三角形のマッチョ。レオやラナとは瞳の色が違うらしい。十四歳で家を出て冒険者になった。ただし実家との縁は今も切っておらず、コネとして利用させてもらっているらしい。ふたつ名は黒槍のコンラディン。

 ラナの目から見れば大人だが、ラナが思うほどには立派な大人というわけでもない。

 人生に目的は無く、行き当たりばったりに生きている。慎重な性格だが、漠然とした未来に対しては備えようとしない。具体的には避妊とかそういうの。


 ▽以下フレーバーテキスト

 普通の人類最強を武力100、レオを800とすると、コンラディンは80くらいになる。

 そこだけ見るとB級ユニットにしか見えないが、戦略シミュレーションであればとにかく死に難いスキルが揃っているタイプ。「被クリティカル無効」とか「一時的に敵の攻撃対象から外れる」とか「対強敵:攻撃力と攻撃命中率大幅ダウン、防御力と回避率とクリティカル率大幅アップ」とか、そういうの。


 好きなものは槍。嫌いなものは無謀な若者。






 ●ギルド長

 王都リグラエルの冒険者ギルドでギルド長をしている人物。40歳前後。

 既婚者で娘もいるが、今でも色街には足しげく通う業の深いお方。ただ嫁公認であるらしい。

 さすがの眼力(がんりき)で黒槍のコンラディンの違和感を見抜き、彼からラナとレオの情報を得た。

 コンラディンのことは「コニー」と呼んでいる。彼とは気のおけぬ間柄のようだ。


 ▽以下フレーバーテキスト

 嫁は一章の段階で26歳。娘は7歳。結婚は嫁が18の時にしている。20代で一度結婚していて、今の嫁は死別した元嫁の妹。彼女達とは色々あったらしいが、コンラディンはその頃のことを何も聞かされていない。

 実は下戸で甘い物好き。ただし高級な酒に限り、我慢すれば飲める。


 好きなものは最近王都で流行りだしたチョコレート。嫌いなものは安酒。






 ●ラナの伯父(五人兄弟における第二子、長男)

 ラナの母親の兄。つまり伯父さん。三十代前半。

 頭は悪くないがバカ。身体はすこぶる健康だが性欲の向かう先は不健全。

 かつて実の妹、ラナの母親へ欲情していた。その欲望が、今は母親似の姪に向いているらしい。

 独善的な性格であり、人の話は全く聞かない。自分が思い付いたことは全て天啓、神よりの啓示だと思い込み行動してしまうタイプ。自分の考えを否定されるとキレる。暴力に訴えることはしないが、否定してきた者を神に逆らう愚か者認定して、以後軽んじるタイプ。


 ▽以下フレーバーテキスト

 元々、妹へ懸想していたのも、妹を抱く夢を見て寝具を汚してしまったから。それを、思春期には起こりがちな「サキュバスのイタズラ」とは思えず、天啓、神よりの啓示だと思ってしまったのが諸々歪んでしまった大元の原因。

 自分という優れた人間が、サキュバスなどという低俗な悪魔に囚われるはずがない、これは神聖なる神の思し召しなのだ……とみっともない姿で主張された神も、さすがにそれには苦笑せざるを得なかったであろう。


 好きなものはここでは語れない変態行為。嫌いなものは不運。






 ●ラナの伯母(五人兄弟における第一子、長女)

 ラナの母親の姉。つまり伯母さん。三十代前半。

 幼いうちは長男派閥より軽んじられ、虐められていたが、伯爵家の跡取り息子の婚約者となったことでその全てが逆転した。ある種シンデレラストーリーの体現者。

 結婚後は男児を産み、正妻としての立場を確固たるものとした。幸せ太りしたため現在の体型は丸い。


 ▽以下フレーバーテキスト

 ざまぁ後の復讐は、実際したが、本人的には「可愛らしいもの」のつもりだった。

 だが、妹があまりにも無様なまでに自滅し転落していったため、「やりすぎだったかも」と今では反省をしている。姪であるラナへも悪感情はない。それどころか気にかけてる。

 ただ、弟である長男のことは本気で軽蔑している。


 好きなものはメシウマ。嫌いなものは虐め。





 ●灼熱のフリード

 一章の段階では外見、性格等不明。ユーマ王国の王国軍に属している。

 自分の周囲(直径で)7メートル強を超高温の空間に変えてしまう空間支配系魔法の使い手。噂レベルだと30メートルの範囲なので、話半分というか話半々分である。

 年齢は50歳前後。劇中登場時にそのくらいで現れる予定。


 ▽以下フレーバーテキスト


 好きなものは揚げ物。嫌いなものはペクチンゼリー。





 ●背負子(しょいこ)のユーフォミー

 またの名を要不要(ようふよう)の暴走列車。

 一章の段階では性格、能力等不明。ユーマ王国の王国軍に属している。

 生まれつき両足がなかったが魔法の才能はあり、実父に背負われて冒険者をしていた。

 年齢は、劇中登場時には17歳になる予定。

 ふたつ名の通り、物事の要不要(ようふよう)を決める判断が早い。


 ▽以下フレーバーテキスト

 身の上の割にさばさばした性格で、自分が人より劣った人間であるとは思っていない。不幸だとも思っていない。

 結婚は、お父ちゃんより自分を大切にしてくれる人でなきゃ嫌だと思っている。


 好きなものは父の背中。嫌いなものは弱音。






 ●マイラ

 主人公であるラナの家で飼われているピレネー犬(グレートピレニーズ)。白くてでかい。

 地球におけるピレネー犬は番犬向きの犬種だが、この世界では違うのか、それとも個体の問題なのか、結構のんびりとした性格で愛嬌もあり、使用人達からは溺愛されている。

 ラナを見ると、怯えたようなそぶりを見せるらしい。

 レオには最初に会った時結構吠えた。

 実は近所では結構な有名人……ならぬ有名犬。近所の住人達からも愛されている。

 ラナは自分に懐こうとせず、そのくせやたら人から愛されるマイラをあまり好きではないが、マイラは別にラナのことを嫌っているわけではない。役に立ちたいと思ってるし、実際一章の最終盤では役に立った。そしてそのことでラナからの好感度が少し上がった。「どうでもいい → すこし気になる」くらい。先は長い。


 ▽以下フレーバーテキスト

 ピレネー犬(グレートピレニーズ)の呼称はフランス、スペイン間にあるピレネー山脈が由来となっているが、当然ながらラナの世界(地球とは違う惑星)にピレネー山脈はない。だから実際は別の犬種名で呼んでいる。ただ、姿形などの特徴はピレネー犬そのままという設定。


 好きなものは人の笑顔。嫌いなものは蹴り。






<高次元サイド>

 

 ●ナガオナオ

 本作における謎の人物・その1。

 某白い少女の言を借りれば、全盲でありながらも感覚器官を拡張することで根源たる次元の高みへと登り、昇って、完全観測世界(イデア)の片鱗へと触れ、幽河鉄道(ゆうがてつどう)を生み出し、宇宙を、世界を旅する偉大な魔法使い……らしい。

 見た目は長い黒髪の細マッチョ。もっとも外見など、既にどのような形にも採れる存在である。通常は、自分が生前に若かった頃の姿をそのまま採っている。

 生前は全盲だった。今も「見る」ことはできず「観る」ことのみ可能。瞳は真っ黒で虹彩も光の反射(ハイライト)もない。

 前世、あるいは前々世は千速(せんぞく)長生(なお)であり、千速継笑(つぐみ)の兄だった。


 ▽以下フレーバーテキスト

 メタな話をすると、ナガオの部分は、某歴史SLG三●志IVのBGMも手がけた作曲家様より。

 漢字で書くと長生(ながお)長生(なお)となる。長尾ではない。


 好きなものは観ること。嫌いなものは見ること。






 ●青髪の悪魔

 本作における謎の人物・その2。人工的なスカイブルーの髪の美女。これみよがしな爆乳。

 悪魔はナガオナオがそう呼んでいるだけ。コロンブスと呼ばれていた時期もあった。

 なにもかもがおかしい存在。

 常に自分へ、なにかしらのラベリングをしていなければ落ち着かず、服なりなんなりに今の自分を表す文字を入れたがる。今は甚平を着てその股間部分にラベリングするのがマイブーム。あたまおかしい。

 老若男女の声、ついでに機械音声なんかをデタラメに組み合わせて喋る。

 ゲーム好きで、ナガオナオには常にゲームでの勝負を持ちかけ鬱陶しがられている。

 ナガオナオに会っていない時は「異世界転生ゲーム」で遊んでいるようだ。

 ナガオナオは彼女を高次元に自然発生した存在と思っているが、それは誤りである。

 なんらかの形で時空間へ干渉する能力を持っているらしい。


 ▽以下フレーバーテキスト

 メタな話、青髪は(誕生以前の)設定に近いものがある某ファーストチ●ドレンから。髪型はそれのシン後半部にチラッと出てきたアレと同じ感じ。

 もっとも、その設定が物語に反映されることは多分ない。ただの変なゲーム好きという認識で問題ない。

 本人も三次元空間に生きていた頃、つまり生前の記憶はとうに失っている。失っているというか、ぶっ壊れていると言った方が正解だが。


 好きなものはゲームで勝つこと。嫌いなものは退屈。








<この世界の暦>


 1年は17ヶ月。以下の通り。月名はこの通りの発音ではなく、あくまで意訳。


 初幸歩(うぶさちほ)【1月】:29日

 路綺月(みちきづき)【2月】:28日(末日で累計57日目)

 帰雪月(きせきづき)【3月】:33日(末日で累計90日目)

 羽枕月(うちんづき)【4月】:32日(末日で累計122日目)

 浴茶月(よくさづき)【5月】:31日(末日で累計153日目)

 癒雨月(ゆうげつ)【6月】:17日(末日で累計170日目)

 水過奢(みかしゃ)【7月】:27日(末日で累計197日目)

 満葉月(みちはづき)【8月】:25日(末日で累計222日目)

 揮毫月(きごうづき)【9月】:30日(末日で累計252日目)

 神楽舞(かぐらまい)【10月】:15日(末日で累計267日目)

 謁吉月(えつきつづき)【11月】:26日(末日で累計293日目)

 乳海槽(にゅうかいそう)【12月】:7日(末日で累計300日目)

 獅志月(ししづき)【13月】:13日(末日で累計313日目)

 網把月(あみわづき)【14月】:14日(末日で累計327日目)

 納湯月(なゆづき)【15月】:16日(末日で累計343日目)

 漸漸実(ややみ)【16月】:12日(末日で累計355日目)

 死鳥卵(しちょうらん)【17月】:10日or11日


 一年は365or366日。


 一章は6月6日に始まり9月で終わっている。


 ラナの誕生日は17月2日。

 レオの誕生日は6月6日だが本当は13月4日。


 17月に生まれる子供は親を殺すという迷信があり、あまり好まれていない。




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