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魔法少女スカーレッド  作者: ブラウン
第一章
9/49

邂逅とその後

会話メインに主観視点の説明入り

探り探りで書いています。

【SIDE 真帆&芙弓&仄&千裕】




「うんっとぉ…?、えっ…ここは?」


「東区支部の病室よ、検査に異常は無かったけど気分とか大丈夫?」


「千裕さん?それに病室?、そうだ!あの紅いのと会って…、

 あれ?真帆ちゃんは?無事なんですか!?」


「真帆ちゃんは既に起きてるわ、無事じゃなかったのは貴方の方よ。」


「私が?、・・・ですか?」


「真帆ちゃんは変身が解けて無かったけど、

 アナタは到着した時点で変身が解けてたのよ。」


「そう…、だったんですね。」


「今は一先ず休んどきなさい、お水持ってくるから。」


「はぁ~い、分かりましたー。」



水を取りに部屋を出た千裕とすれ違うように真帆が入ってきた。



「ふ ゆ み゛ち゛ゃ゛ーん゛!!」


「真帆ちゃん泣き虫治って無いねぇ~、」


「だって、だってぇ゛、芙弓ちゃん、全然目を覚まさなかったんだよっ!。」



そう言って真帆は大粒の涙を流しながら芙弓に抱き着く



「ごめんね~、心配かけちゃって~。」


「私の方こそごめんね、もっと上手く動いていたら…。」


「こらこら、あんまり強く抱きしめたら芙弓ちゃん苦しいわよ。」



水を持って部屋に戻った千裕に小言を貰ってしまう。



「ごっ!、ごめんね!」


「ふふっ、大丈夫だよ~、検査しても特に異常は無かったみたいだし。」


「だからって無理しちゃ駄目よ。

 しばらく休んで、動いて大丈夫そうなら視聴覚室で待ってるわ。」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




魔獣対策局東区支部の一室で今回の一件の関係者が集まって、

それぞれの映像を確認していた。



「どう…思いますか?、千裕さん。」


「そう…ねぇ、あの子に関しては分からない事が分かったって感じねぇ。


 まず、魔獣を倒した後の腕に纏った()()は何だったのか?、

 前にはそれらしいモノは映って無かったのに。


 次にあの傷跡ね、普通は傷は残らないのは貴方達が一番分かってるでしょ?。


 最後は…、あの強さね…、殆ど映って無いもの、分からない事だらけよ。


 でも一つ言っておく事があるわ、

 芙弓ちゃん、真帆ちゃん、アナタたち二人とも“やり過ぎ”よ。

 

 相手が魔法少女なら力ずくでの拘束は、場合によっては許されてるけど、

 それは魔法少女が致命傷を負った場合に変身が解除され気絶するから、

 生身は無傷で取り押さえられるからよ。


 あの子はそもそも魔法少女なのか疑義が…えっと、分からないから、

 あの場合は声をかけるだけに止めておきなさい。」


「「っ…、はい、気を付けます。」」


「もしかしたら二人とも死んでいたかもしれないのよ?。

 しっかりと覚えておきなさい。」


「「はい・・・。」」


「さて、お説教も終わったし話の擦り合わせに戻るわよ、

 倒れたアナタたちを保護したのは仄ちゃんよ、

 仄ちゃん、何があったか聞かせてくれる?。」


「もちろんっスよ~!。」




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【SIDE イグニス()




魔獣に気づいたのは通知が来たからなんッスよ、

そのころアタシは家に居てちょうどお昼ご飯が出来た所だったのと、

この時間帯と場所なら真帆ちゃんと芙弓ちゃんが動けると思ったから、

そのままご飯食べてたんっスけど…。


それで、食べ終わっても保護領域が消えてないのを見て、

何か異常が出てると思ったんで見に行ったんっス。



「さぁて、来たは良いけど、どっから見たもんっスかねぇ~。」



―――キィ・・・ィィンッッ



そんな時に、甲高い高音が聞こえて、ソッチを見てからにしようと思ったんっス。

って言っても道が細く入り組んで向かうのに時間はかかったんっスけど…。


現場が見えた時にはアルクスは倒れてて、

ソシエルも攻撃を受ける直前で、何も出来なかったんっス。


ただ、その一撃の速さだけで紅い奴がどれ程強いかは何となく分かったっス。



「あぁ~、悪いんっスけど、その二人を回収しても良いっスかね?」



交渉、それだけしか出来る事は無かったんス。


少なくとも三人がかりで戦っても倒せそうに無いのに、

アタシ一人だけじゃ文字通り手も足も出ないと思ったんで、

二人の保護を優先したんっス。


そしたら紅いのが突然消えて、―――好きにしろ。

ってアタシの背中からそう声がして、そのまま姿を見せる事は無かったっスね。


油断はしていないのに姿を捉える事も出来なかったっス。

戦わなくてつくづく良かったっスねぇ。




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「そんなこんなで、保護領域内を担ぎながら二人を回収したわけっス。」


「つまり、仄ちゃんは戦闘してないのね?」


「モチロンっスよ、アレを敵に回すのはバカのする事っスよ?」


「「う``っ・・・。」」


「…はぁ~、じゃあ仄ちゃんとしてはあの子をどう見るつもり?」


「ん~、アタシは別にどうとも思って無いっスよ?、

 なんならアタシ等の代わりに魔獣を倒すのは、楽が出来て良いと思ってますし。」


「じゃあ、あの子は何者だと思う?」


「・・・・・・、さぁ~?。


 千裕さんが分からないのをアタシが分かる訳ないじゃないッスか。


 ただ確実なのは、東区どころか県内全ての魔法少女と戦わせても

 勝つのはあの紅いのだと思うっスねぇ~。」


「ッ!、・・・、そんなに…なの?」


「そんなに、っスね。

 動画を見た感じ、北区の剣も、西区の銃も、南区の魔法も

 み~んな、効かないと思うっスよ。」


「・・・・・・、はぁ~。そんなの私の手に負えないじゃない…。」


「おつかれさまで~ッス!」


「え~っとじゃあ今後の方針だけど、

 あの子が出てきた場合は戦闘行為を誘発させる事はしない事

 つまり喧嘩を売らない事、良いわね?」


「はい」~い」っス」




キーボードのデリートキーがぶっ壊れた・・・。


しかも文字数最少(2500文字)

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