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魔法少女スカーレッド  作者: ブラウン
第二章
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新しい戦い方 後編

(どうも、こんにちは、少しウキウキな朱莉です。)



(魔法道具を使って魔獣を探す…、現実では味わえないこの感覚…。


 B級魔獣から一か月、お金あるから魔獣討伐は別に良いやとか思ってましたが、

 この高揚感を味わえるなら狩ってても良かったかもですね…。


 これからは狙って狩りに行っても良いかも知れませんね。)




(さて、多分この辺りからベルが反応したと思うのですが…、)



ベルの反響音が鳴った辺りの場所を探していると、

農具小屋の影から、血管や神経が浮き出たヘラジカの様な魔獣が姿を現した。



(え?気持ち悪っ!!

 全体的にどす黒い色合いですし、なんかスジが浮いてますし!

 端的に言ってキモイですね。)


(私、シカは嫌いじゃ無いんですが、アレは無理ですね…、キモイです。


 さっさと倒してしまいましょうか…、

 いえ、たかがD級ですし、少し遊び…、もとい戦法を変えますか。)



私は槍を手に持ちながらも攻撃に走らず、ヘラジカの行動を見ます。



(この一か月、私は何もしなかった訳ではありません。


 From作品の[暗魂]三作品全てやりましたし、

 同じくFromの[血生]もそこそこ進めました。

 なによりも最新作の[影は二度死ぬ]もやり込みました。)



(そこで思ったのです!私の戦い方は、格好良くないと!!)



(私の戦い方は[暗魂]の一作目で欠点と言われた相打ち戦法そのです。


 一方[血生]や[影は二度死ぬ]では敵の攻撃を躱したり弾いたりして、

 敵の隙を突き、致命の一撃を入れる。


 そこが格好良いのに、私の戦いは泥臭い、と言うか血生臭いです。)



(ですので!私もそれに(なら)って格好良く戦います!。)






シカの攻撃を始めは大振りに避け、間合いを見切り始めたら紙一重で回避する。


そしてバランスが崩れた所を狙って一撃で倒す…


つもりだったのに。



「・・・、面倒。」



(えぇ、面倒です、それも非常に。


 尻尾に棘は無いので頭を避ければ一先(ひとま)ずは良いのに、

 頭をブンブン振りながら突進してくるので、紙一重が少し難しいのと、


 パリング用の盾か何かを持っていないので、槍で弾くしかないですが、

 槍だとそのまま一撃で倒せてしまうので、つまらないです。)



考え事をしながらでは角を紙一重では避けきれず、頬に一筋の傷が付いた。



(・・・、イラっと来ますね。


 ライバルとの戦いで、斬り合った後、離れた時に同じ傷が付いたならまだしも、

 シカの角って…、しかもD級ですよ?。なんだか萎えますね。)



再度シカが突撃して来た所をすれ違いざまに槍で斬り付け、

怯んだ瞬間を石突き側の小さい刃で跳ね上がった首を掬い上げる様に貫いた。



(一撃で倒すのも良いですが、連撃で倒すのも玄人感があって良いですね。


 このシカはD級ですし、特殊な能力も別に無いと思うので、

 大したお金にはならないでしょうね…、外套分の代金にもならないと思います。


 まぁ、良いでしょう。アイテム集めのマラソンの様な物です。

 塵も積もれば何とやら、です。)





塵化した魔素を回収し、帰ろうとした時に魔法少女と(おぼ)しき少女が現れた。



「こんちゃ~っす、それともHello?、今チョット時間イイ?」



声をかけてきた少女は少しカタコトで、

それでいてフランクな感じで挨拶をしてきた。



「Well アナタ噂のスカーレッドでショ?会いたかっタデス!。」



(噂?スカーレッ()?って確か英語で赤色の事ですよね?え?私ですか?。

 確かに私は赤色ですけど…、と言うかカタコトですね?外国人さんですか?。


 と、言うか魔法少女って言うには随分と現代的な服装ですね、

 明るい茶色のショートヘアで、黒いTシャツにジーンズ

 そして()()()()()という、現代的でも少しズレた感じですね。


 それで、何でしたっけ?、私に会いたかったって?、私何かしましたっけ?)



「挨拶代わリ二、私とbattleしまショウ!」


(へ?)



言い終わるや否や、目の前の少女は左手で後ろ腰からナイフを取り出し、

そのまま構えずに下手投げで投擲してきた。


咄嗟に動いたものの、不意打ちもあってナイフが右腕を掠めた。



(嘘ですよね…、あたおかエルフでも謎にイラついて攻撃してきたのに、

 この人、ランランに()()()やがりますよ…。)



「Wow! 今のヲ避けれるンデスか?!」



(避けれるんですか?じゃないですよ!、顔に当たったらどうするんですか!?

 ・・・、即死しなければ何とも無いですが、ビックリはしましたね…。)



(速度はそれなりでしたが、不意打ちで当たっただけですし、

 当たったと言っても回避が間に合わず、掠めた程度です。)



(ですが、それを躊躇いなく出来る辺りが危ない人ですね…、

 と言うか、あの布の胸当てってアレですよね、

 お巡りさんとか軍人さんが付けてる防弾ベストって奴ですよね?)



(目の前の人はお巡りさんにも軍人さんにも見えないですが、

 保護領域内に居るって事は魔法少女に違いは無いですし、

 魔法少女って、あたおかエルフしかり、危ない人しかいないんですか!?

 あ…、ソシエルちゃんは別ですよ?)



「さァ!私と戦いまショう!。」



(これは仕方ないですね。

 油断しなければ負けない程度の速度だったので、まぁ大丈夫でしょう。)



(と、意気込んだ物の、シカと同じで槍では一撃なんですよねぇ…。

 それではやっぱりつまらないですよね。)




私が片手でゆっくりと槍を構えると、

キチガイ少女が更にナイフを取り出し、両手に構える。


じりじりと動き、間合いを図りながら近づくと、

両手に持ったナイフを時間差で投げた。


一本目は槍で弾き、二本目を身体を半身にする様に紙一重で躱し、

通り過ぎたナイフの柄を空中で掴む。


そしてそのまま、身体を一回転させ、

投げたナイフの対処をしてる間に斬りかかってきた少女(キチガイ)を迎撃する。


「Haha! So Cool!!」



少女(キチガイ)が楽しそうに声を上げるがそれを無視し、

槍で突いて牽制し、距離を取った少女に槍を投げつけた。


投げた槍を転がる様に躱した少女の転がった先に、

手に持ったナイフを投げ、先ほどされた事を逆にやり返す。



投げられたナイフを辛うじて弾くが、不安定な姿勢での行動で更に体勢を崩す。


そこを手加減した蹴り上げを食わらせる。

少女の体は宙を舞い、地面を転がるかと思われたが、

彼女は手を地面に付け、側転する様に体勢を立て直した。



(今の動きの一連は恰好良いですね。

 私の動きもあの子の動きも、こう…何て言うんですか?

 テクニカルな応酬…、とでも言いましょうか、とにかく恰好良い!!。


 さて、シカに比べてかなり楽しめましたし、

 良い感じに格好よく倒して帰りましょうか。)



ステータスの高さから出来る速さでは無く、

テクニックで出来る緩急の付けた速さで距離を詰める。


その速さに少女は咄嗟にナイフを振るうが、

初速が出る前にそれを止め、逆の手で腹に掌底を当てた、

そしてバランスが崩れた少女の腕を掴み、一本背負いで地面に叩きつけた。


「ッ…!!!、ァ…!!、ッ!!」


叩きつけられた衝撃で呼吸困難になり、立ち上がる事が出来なくなっていた。



(ふぅ~、格好よく倒せたと思いますね、我ながら。フフッ

 さて、投げた槍を回収して帰りますか。

 今度はナイフを買っても良いかもですね、使い勝手が良かったです。)


刺さった槍を回収し、少女(キチガイ)の横を通り過ぎる時に特に理由は無いが、

そばで立ち止まりその姿や様子を改めて見直した。


(フフッ、シカとの戦いは微妙でしたが、アナタとの戦いは良かったですよ。)



そんな事を心の中で思い、帰ろうと動いた時、()()が右肩を貫いた。




布の胸当てと言うのは所謂プレートキャリアと言うものです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 格好良さは闘いにおいて最重要なり 油断は大敵といいますがこれはあきらかな舐めプですな4んでいないものに背を向けるとはB級を倒して気が緩んでるのかな?
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