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魔法少女スカーレッド  作者: ブラウン
第二章
27/49

新しい戦い方 前編

第二章始まります。


第二章の9割5分ほど一応書いていますので、

毎日更新どころか毎分更新だって出来ます!(しませんけど)




(どうも、お久しぶりです、朱莉です。

 100万…じゃなかった、大型魔獣の討伐から早一か月経ちました。)



(その間、私は魔獣討伐をしていませんでした。

 理由としては単純で、しばらくは良いかなぁ~、って感じですね。


 だって100万円稼いだんですよ?働く気無くなっちゃいますよ。)



(ここ一か月の間に○○県に魔獣は何度か出ましたが、

 それほど近くに出ても無視していました。


 フッ…、これが持つ者の余裕と言うものですね。)



(ですが、ここ最近のちょっとした悩みの様な物もあります。)



「・・・・・・。」



(それがコレ(クリス)です。

 「コイツ何時になったら戦うんだ?」みたいな目で見てくる妖精です。


 働きませんよ?働きませんからね?

 だって期間としては一週間で、日数としては三日でお給料が100万円ですよ!?)



「・・・・・・。」


「・・・、なに?」


「いやぁ~、その…、戦うのが嫌になってしまったのかなぁ~、って」



(おや?、思っていたのとは少し違いますね。)



「・・・、なんで?」


「それは…、下手したら前のB級魔獣に()られていたかも知れないから…。」


「・・・、それは気にしてない」


「ホントかい?、無理してないかい?」



(どうやら本格的に勘違いしていたようですね…。

 クリスは私がトラウマになってしまったとでも思っていたようです。)



「・・・、無理じゃない。

 しばらくお金に困らなくなったから戦うモチベーションが下がってるだけ。」


「それは…、良かったとは素直に言えないね。」



クリスが苦笑しながら言う


(結構思い詰めていたようですね、コレは悪い事しましたか?

 いえ、気付けたのなら悪い事では無いですね。

 気付かなかったら悪いかも知れませんが、気付けたのならセーフです。)



「でも…、そうか、モチベーションかぁ~、どうにかして上げられないかい?。」



(おや?、トラウマになっていないと分かった途端に、仕事の話ですか…。

 少し思う所がありますが、コレはある意味チャンスかも知れませんね…。)



「・・・、ポイントの現金化」


「うっ…、それは~、う~ん、むむむむむ、厳しいなぁ。

 ゴメンよぉ…、ボクは()()()で色々と出来ない事が多いんだ。」



(ふむん?訳アリですか…、あまり面倒事で無い事を祈りますが、

 今はそれ所では無いですね、私の生活の質の上昇が掛かっているのです!)



「・・・、じゃあ電子マネー」


「むうぅ…、それなら何とか出来る…かな?無理と言われてないハズ…。」


「・・・、出来るの?出来ないの?」


「むむむ、出来るかどうかは怪しいけど、もしかしたら出来るかも、って感じかな?

 出来るかどうかは別として、一先ず話を進めてみる?」


「・・・、モチのロン。」


「うん、分かった、じゃあ早速話をしに行ってくるよ!」



(言うや否やクリスが妖精界に行ってしまいました。

 色々聞きたい事あったんですが。まぁ良いですか、と言うか仕方無いですか。)



(はてさて、これからどうしましょうか、ゲームは…、気分じゃ無いですね。

 電子マネー化が出来た際の欲しい物リストでも作りましょうか?。


・・・、出来なかった時のショックが大きくなりそうですし止めておきましょう。)



――『ビーッ!ビーッ!ビーッ!』



(おやおや、どうやら暇つぶし相手が出来てしまったようですね。

 ランクは~、D級ですか…、暇つぶしと言うか時間つぶしにもなりませんね。


 まぁ、良いですか。なんだか狩りの気分になりました、レッツ(ひと)狩り!。)




―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




(どうも、こんにちは、暇つぶしに魔獣狩りに来た朱莉です。)



(自室で変身した後に、()()()()()()()()()()()()()()てから、

 保護領域を連続で展開して人の居ない道を作って発生現場まで来ました。)



(この方法は少し前に考え付いた方法で、空を跳んで行くにしても、

 地面割れたり、跳んでる所を見られたりと欠点があるので、

 それを改善した移動手段なのです!。)



(さて、到着したのは良いですが、何処から探しましょうか?

 幸いな事にこの辺りは開けた所ですので、探すのは楽でしょうし、

 領域内には魔法少女か魔獣だけなので、生き物=魔獣と思えば大丈夫でしょう。


 妖精界から買った品々を試すのもアリですし…、試しに使ってみますか?。)



少しぼろ付いた外套の下、腰に付けた革の小さなポーチの一つから

編み紐に吊るされた()()()()銀色の小さなベルを取り出した。



(名前は確か…空鳴(からな)りの()(すず)、でしたか。)



(外套もベルト一式もそこまで高くは無いですが、

 このベルだけで外套とベルトよりも高かったんですよねぇ…。)



(なにせ、外套もベルトも妖精界から買っただけの普通の品、

 なんなら外套はボロイので安かったです。

 使い古された感じで、裾がボロボロで良い味が出ています。しかもフード付き。


 ベルトは少し幅広の革製で、ポーチは邪魔にならない程度の小ささ。

 そしてその中の妖精界から買った品々…。


 素晴らしいじゃないですかっ!!)



(コスプレ感が小物を追加した事で更に増えましたが、

 そんな事は関係無いです!、むしろ良いです!!。


 そしてこのベルはなんと!魔法道具なんです!だから高いんです!)



(フフフ…、魔法道具には色々な種類や形がありましたが、

 この魔法道具は探し物に特化したものなんです。


 魔力を流してベルを鳴らせば探している方向から音が鳴るという優れもの!


 他にも失せ物探しの魔法道具には、安くて便利な物もありましたが

 デザインが微妙だったのでコレを買いました。)



(このアンティークなデザイン…、作者は()()()()()()人だと私は思いますね。

 このベルが優秀だったら、作者買いしてしまうかも知れませんね。


 さてさてさ~て、早速使ってみましょうか…。)



―――リィィィーーーーィィィン              リィーン



ベルに付いた紐を持ち、魔力を込めた後に軽く振ると、

手に持ったベルから音の波が広がり、少し離れた所から音の反響が聞こえて来た。



(フフ、良いですねコレ、(おもむき)がありますねぇ、フフフッ。


 さて、それでは一狩り行きましょうか。)




本作品に出て来る外套がいとうはコートでは無く、マントの意味合いが強いです。


低くても良いので評価を待っております。

(m´・ω・`)m

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― 新着の感想 ―
[良い点] 待ってましたこの時をそして感想が遅れてしまい申し訳がない [気になる点] 訳あり妖精さんなんか過度に現世に干渉できないぐらいわるいことでもしたんかな? [一言] これからも頑張ってください…
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