【SIDE 真帆&芙弓&仄&里緒】最強のギャル
バトル回まで行けなかった…
(m´・ω・`)m ゴメン…
【真帆&芙弓&仄&里緒】
「おっつ~、ほのちゃん。」
「里っちゃん先輩?!どうしてココに居るんスか?!」
里っちゃん先輩と呼ばれた女性は所謂ギャルっと言った風体で。
染めた金髪に、仄以上に日焼けした肌、着崩した制服と言った、
お世辞にも最強の二つ名が付くとは思えない人物だった。
「どーしても何も、あたしも東区の人なんだから、
ココに居てもおかしくないっしょ?」
「えっと、それはそうっスけど、放課後は家で寝てるんじゃ無いんスか?」
「あたしもそのつもりだったんだけど~、
ちーちゃんが話があるってウルサクてー、今はその帰り。」
「そうだったんスね、何の話だったんスか?」
「ん~。動画見たよ、どうどう?どんな感じだった?」
現在、紅い魔法少女と思しき人物と戦闘になった映像は公開されておらず、
セキュリティの観点から民間向けのメールに添付する事も出来ないため、
直接東区支部に行き、映像を見るしかない。
「ッ、そう…っスねぇ。
槍だけならアタシ等でも、速さだけなら先輩ならやりようはあると思うっス。」
「ん~、そっかそっか、りょーかい。」
「・・・怒らないんスか?」
「怒らないよー、動画見た感じキビシイかなー、って思ってたし、
それより、そっちの二人はあたしのこーはいちゃん?」
「は、初めまして宇塚井真帆です。」「初めましてー、鶴ケ谷芙弓です。」
「へ~、フユっちにマホっちねー、あたしは糸魚川里緒。
里っちゃんでもリオっちでも好きに呼んで良いよー」
「あー、私の事は芙弓で良いです。」
「え~、可愛いのにー、まぁいっか。それでー?あたしと戦いたいってー?」
「そこまでは言って無いっス、…けど、久々に模擬戦はしたいっスねぇ~。
こないだは結局戦って無いんで運動不足っス。」
里緒が好戦的な笑みを浮かべ、それにつられ、仄も好戦的な笑みを浮かべた。
「え?、模擬戦って良いんですか?。その…、魔法少女同士で戦っても…。」
「良いっスよ~、申請やら何やらちょっと面倒っスけど…。」
魔法少女が模擬戦を行なう場合、周囲に被害の及ばない場所で行う必要があり、
保護領域内には監視員を務める人物が入れない為、
自衛隊管理下の訓練場などで行う事になる。
その際に事前申請等を済ませる事が必要になってくる。
「え~、メンドくさそ~。」
「まぁ、ちょっと面倒ではあるっスね…。」
「事前申請って事は今すぐに模擬戦は無理って事なんですか?。」
「さすがに今スグはムリだねー、。今日申請して…土曜日くらいかなー?。」
「だいたいそれくらいっスね~。」
「って事で、今度の土曜日は空けといてねー。」
そう言って里緒は足早に何処かへ行ってしまった。
「嵐の様な人でしたね…。」「騒がしかったねぇ~。」
「あ…はは~、まぁ変わった人ではあるっスねぇ…。」
「ホントに強いんですか~?」
「うん、強いっスよ。それは紛れもない事実っス。」
「ふ~ん、そうなんだ~。」
「あぁ…、芙弓ちゃん、派手な人苦手だもんね…、私もちょっと苦手だし…。」
「あ~、そう…だったんっスね~、まぁでも見た目通りな人じゃ無いっスよ?、
結構家庭的っスし、面倒見も良いっスよ?、見た目と距離感がアレなだけで。」
「そう…なんですか…。」「私はその距離感が苦手なんです~。」
芙弓が小言を言われた子供の様に少し不貞腐れながら言う。
「無理には言わないっスけど、最初から邪険にしないで上げて欲しいっス。」
「・・・、はぁ~い。」
「じゃあ、話を戻すっスけど、ぶっちゃけ模擬戦に勝てる見込みは無いっス。」
「そんなに…、なんですか?」
「アタシならそれなりに戦えるっスけど、二人じゃ火力に欠けるっスね。」
「じゃあ、ただ負けろって事~?。」
「そうは言って無いっスよ?、アタシも負け勝負に挑む気は無いっスから。
だから、作戦を練るんス。」
「作戦ってどんな作戦なんですか!?」
作戦と聞いて真帆が目を輝かせながら仄に詰め寄る。
「それを今から立てるんっス!!」
「・・・・・・。」「・・・・・・。」「ちょっと、なんスかその目は…。」
「えっと、私たちが知ってる事って、
里緒先輩が『糸』を使う魔法少女って程度なんですが…。」
「そういえば、そうだったっスね…。じゃあ全体的な能力を言うっすよ?。
身体能力の強化値は高めで、アタシより少し上って感じっスね、
そして固有魔法は『糸』で束ねたり細くしたり、固くしたり柔らかくしたり、
かなり応用が利く魔法っス、先輩は『変弦自在』ってドヤ顔で言ってるっス。」
魔法少女は身体能力と固有の魔法とそれを扱うための触媒を得る事が出来る。
ソシエルは万能型の固有魔法で身体能力は低め、触媒は杖
アルクスも万能型の固有魔法で身体能力は普通、触媒は弓
イグニスは炎特化の固有魔法で身体能力は高め、触媒は籠手と脛当て
「触媒が武器であり魔法でもあるんですか?」
「そうっスね、糸を出して操作する魔法らしいっスけど、
糸自体に追加で効果も付与出来るみたいで、全力で耐火性能を付与されると、
アタシの炎でも焼き切るのは簡単じゃないっス、
多分、真帆ちゃんと芙弓ちゃんだと一撃じゃ無理っスね。」
「だからさっき言ってた~、火力に欠けるって事~?。」
「そうっスね、炎特化のアタシが焼きにくいんスから、二人じゃ厳しいっスよね?」
「そうですね…、それじゃあどうするんですか?」
「それを今から話すんスよ、例えば電撃とか、逆に凍らせるとか。他にも~」
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色々と書き方を変えてみたり、試し試しでやっておりますが、
何か良い案や、思うところがありましたら、ぜひ感想をお願いいたします。
(返信や反映が出来るかは分かりませんが、参考にさせて貰います。)




