【SIDE 真帆&芙弓&仄+??】東区最強の…
【SIDE 真帆&芙弓&仄】
「う~ん…。」
「どうしたの?真帆ちゃん。」
「あれから3日経つのに何も分からないままだなぁ~、って」
「ん~、それは例の紅い奴っスか?」
紅い魔法少女らしき人物と再会してから3日、初めて会ってから5日経つ、
その間も千裕主任は色々と調べているものの、成果は得られていないらしい。
「まぁ、そうだろうとは思うっスよ~?。」
「仄ちゃん何か知ってるの?」
「知ってるって言うか、あの速さっスから、近くの監視カメラとか調べても
アリバイなんて、在って無い様な物じゃないっスか?」
「「あ~、なるほど。」」
魔法少女は魔獣に対抗する手段として政府が躍起になって集めているため。
野良の魔法少女を見つけた時に、捜索するための捜査関係事項照会書を発行し、
魔法少女を見つけるに至った事例もアリはするものの。
長い時間を要し、尚且つ対象の魔法少女が目立ちたがりだった事もある。
「あの紅いのが目立ちたがり屋とは思えないッスから、
なおさら見つけにくいと思うっスよ~。」
「でしょうねぇ~、そもそも魔法少女なのかも怪しいし~。」
「あの人の《戦う理由》って何なんだろ…。」
「動画で見たっスけど、魔獣を倒した後のアレも気になるっスね。」
「私はあまり良い物とも良い人とも思えないなぁ~。」
「芙弓ちゃんはヤられちゃったっスもんね~?。」
「うるさいですよ~、不知火先輩。」
「ゴメンっス、その呼び方は距離感感じるんで止めて欲しいっス。」
不知火 仄は真帆と芙弓の同級生の様に振舞うが、
その実、学年は一つ上で中学三年生になる。
「そういえば、不知火先輩は何処に進学するんですか~?。」
「ゴメンって芙弓ちゃん、何時もみたいに仄って呼んでよ~。」
「あんまりイジワルしちゃ駄目ですよ芙弓ちゃん。」
「は~い、ごめんね~。仄ちゃんは何処に進学するんですか~?」
「まぁ、普通に近所の高校に行くつもりっスね。」
「え~、面白みがないですよ~それじゃ~。」
「勝手に人の進学に面白みを求めないで欲しいっスね。
アタシにだってやる事があるんスから。」
「やる事って一体何ですか?。」「まさか恋とかですか~?」
「まさかって何スか、まさかって。
今は夜には、里っちゃん先輩しか居ないっスから、その手伝いっスよ。」
「りっちゃん先輩…ですか?」「知らない人ですね~。」
「アレ?、会ったことなかったっけ?、ウチに所属してる夜勤の人っスよ?
こう…、見た目はちょっと派手な感じの…。」
「見た記憶は無いですね、芙弓ちゃんは?」「私も無いかな~?」
「そうっスか…、まぁその人しか夜に魔獣が出た時に動けないんで、
アタシもその手伝いをしようと思ってるんスよ。」
「それって結構ヤバくないですか~?」「そうですよ、強い魔獣が出た時とか」
「里っちゃん先輩はかなり強いっスよ、C級の単独討伐した事あるぐらいっス。」
魔獣の強さはランク分けされており、
上はAから始まりEまでの約五段階で分けられる。
Eランク級 戦闘能力が低く、弱い魔法少女でも攻撃さえ出来れば倒せる程度。
尚、通常の武器では倒すことが出来ないため、魔法少女が必要。
Dランク級 戦闘能力があり、並の魔法少女では相性次第で勝てない場合がある。
現世に出現した場合、多数の人命が危ぶまれる。
Cランク級 戦闘能力が高く、並の魔法少女単体では基本的に勝てない。
現世に出現した場合、深刻な被害を被る。
Bランク級 戦闘能力が非常に高く、複数の強力な魔法少女が必要になる。
魔獣が出現するようになってから片手で数える程度だが、
すべからく非常に甚大な被害を受けている。
Aランク級 極めて強大な戦闘能力な戦闘能力を持っており、
現状で位置づけられているのは、最初に出現した魔獣のみである。
確認されている限り単体で大陸全土に極めて重大な被害を齎し、
討伐されて尚、今に至るまで人の住めない土地になっている。
「「それってホントですか!?」」
「ホントっすよ~、討伐直後に立ち会ったっスもん。」
「そ、その人にお話しって出来ますかっ!?」
「お話も何も、ウチの人っスから、会えると思うっスよ?」
「えっと、出来れば早く会いたいんですが…。」
「どうしたの真帆ちゃん?、何かあるの~?」
「その…、強くなる方法を聞けたらなぁ…って。」
「う~ん、真帆ちゃんと里っちゃんは能力の系統がかなり違うから
参考になるかは正直分かんないっスよ?、それで良いなら聞いてみるっスよ?」
「はい!、それでも良いのでお願いします!」「じゃあ私も~」
「ん?芙弓ちゃんも何か聞きたいんすか?」
「ううん、私も真帆ちゃんと一緒に会うって事~。」
「ん~?、よく分かんないけど分かったっス。」
「因みにどんな能力なんですか?」
「ん~、本当は戦闘系に入らないハズなんスけどね~、
里っちゃんの能力は《糸》っすよ。」
「糸…ですか?」「本当に強いんですか~?」
「シツレーだなー。強いどうか試してみ~る?」
声をかけられ振り返るとそのにはギャルが立っていた
ギャルとか参考資料少なすぎて、書くのに時間がかかりそうなのに
なんで私は登場させてしまったんだ。




