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才能とは
才の無い者が才のある者の可能性を狭くさせる。
才の無い者が才のある者のやることを強制させる。
才の無い者が才のある者にそれ以外をやらせまいとする。
才の無い者が才のある者を羨むのは、その人にある苦労や努力を知らないから。
何十年も苦しい、友人もできない、結婚相手もいない、お金もその日を過ごすので精一杯、親に見放され、挙げ句の果てに信じ続けてきた夢や希望さえ否定される。
それでも才のある者を妬むのか。
もしきみが才のある者と同じような状況だったら、いつかある目標の達成のために、一切妥協せず一息も休憩せず進み続けることができるのか。
才のある者は才のあるべき人間として評価される。
つまり、才の無い者が才の有無さえ決めてしまっているのだ。
才の無い者だけが、才の存在を信じている。