3話下
1章完結
俺が助けなきゃ。
「ジレーザクローステール」
今のはエマがやったのか。そう今俺の目の前に鉄の糸に絡まっている男の姿がある。
「魔法使えたんだな。以外」
「私はこれでも結構上位の魔法使いなのよ。バカにしないで。」
「すいません。」
「ありがとうエマ‼私としたことが何も魔法が思いつかなかったよ。何をしてもあの人が大怪我しそうだったから。」
「レティシアちゃん。あの人は大怪我してもいいことをしたのよ。」
「怪我してるの見たくないから。」
エマは男のところへ怒った顔で近づいた
「あなたはもうこんなことしないようにしなさい‼」
「お前らこれで捕まえたと思ってんのか。バカにすんなよ。」
その男は肌に鉄の糸が食い込んでも引きちぎろうとしていた。
「ふん‼」
「糸が切れた‼嘘でしょ、物凄く硬いはずなのに。」
男は血だらけの体で思いっきり突進してきた。
「ジレーザクロールステール」
しかしエマがだした鉄糸は一瞬で切れてしまった。
「嘘でしょ。」
今度こそ俺が助けなきゃ。
ガキのころよく大地と魔法ごっこしてたなぁそれを思い出してみようかな。
「ふぅ……ワープ」
ん?ここは、……町中か‼さっきより人の数が減っている。
「のぞむ今の魔法何?」
目をきらきらさせて聞いてくる。
「これは瞬間移動する魔法さ。」
まさか使えたとは。
「あの~助けていただいてありがとうございました。」
「いいのよ。名前は?」
「エミりーです。」
「エミリー可愛いわぁ。」
「ぜひ私の家に来てください。」
「ぜひ行かせてもらうわ。」
……
「嘘だろ。」
なんだーーこの豪華な家は。
「スッゴーいお金持ちなのかしら。」
「はい。私のお父さんがローヤルという店を経営してるんですよ。」
「まじでーあの大人気の高級な服売ってる店でしょ。」
「なんそれエマ知ってるのか?」
「逆に知らない人のほうが少ないわよ。」
「私も知らないよ。」
「レティシアちゃんもなの?」
まぁエマが言うなら結構人気な店なんだろう。
すると優しそうなおじさまが階段から降りて来た。
「そこにいる人達は誰だい?」
「お父さん。この人達は私が襲われていた時に助けていただいた方達です。」
「大丈夫だったかい。」
「うん‼」
「あなた達少し私の部屋に来なさい。」
なんだろう。実は恐い人だったり。
「これはお礼の品です。どうぞ。」
俺たちの前には50枚ほどの金貨がおいてある。
「良いのですか。」
「もちろんさ。」
「その代わりで申し訳ございませんが。娘をあなた達のギルドに入れてくれませんか。」
「えっ良いですよ。」
レティシア良かったな。これで4人だ。ギルドを作れるぞ。
「あとうちの長男もよろしいかな。」
「エミリー兄さんがいるのですね。良いですよ。」
「ありがとうございます。うちは、金がそこそこあるので金目当てのところしかなかったのでなぁ。」
まぁどの世界でも一緒なんだな。
「では、ついてきてくれ。昼ご飯の時間だ一緒に食べよう。」
俺たちは遠慮なくいただいた。
玄関でエミリーの兄を待っていたら、エミリーの兄らしき人が近づいてきた。
「俺はエミリーの兄、ノアだ宜しく。」
くそっかなりのイケメンじゃないか。
「では行ってきますおとうさん。」
「気をつけて行くんだぞエミリー。ノアはエミリーとギルドの仲間を守るんだぞ。」
「わかってるよ。父さん。」
「ではお邪魔しました。」
「さて集会所に行ってギルドを作るぞ。みんな‼」




