1話
がんばります
「よし着いた。」
それにしてもこれからどうしようかな。やはり異世界になるとまずはギルドかなギルドカードとかあの人言ってたし。幸い字も読めるからよかった。
しばらく歩くとギルドが見え始めた。
ここがギルドか。
俺はかなりドキドキしながらギルドに入る。うわっデカイ人とか強そうな人が多いな~
ここはギルドの集会所の他にも酒場らしい。
「とりあえずそこにあるスライム10匹討伐をしてみようかな。」
俺はボードに張ってあったクエストの紙を勢いよく取った。ハツクエか~
とりあえず受け付けに持っていこう。
「まずはあなたのギルドカードを作ります。名前と生年月日と血液型の記入を。」
言われたまま全て書いた。
「書きました。」
「では手を出してください。光るので気をつけてください。」
ピカーン
「まぶしっ」
「ギルドカードをの完成です。」
「おおすげぇ。きれいだ。」
裏にはステータスが書いてある。
スピード……7 パワー……5 剣術……4 魔力……10 運……10
これっていいのか?魔力と運とスピードは良いけどパワーと剣術が低いな~(10段階)いろいろ考えているうちに。クエストの受注ができたようだ。
「頑張ってください。」
銅貨10枚か~多いかどうか分からん。さて討伐に行くか。
ほぉこの野原にいるのか?ここは俺が来た方向の真反対の野原だ。。
「早速発見。確か核を切ればよかったよな。」
スライムはかなりべちょべちょで真ん中に丸いかくがある。
「あっしまった切るものなくね。」
とりあえず踏むか。
「おりゃー」
「いっ」
かてー俺の足がー。
ぐちょぐちょぎちゅぬちゃ
あれれーおかしいなー後ろから物凄く大きい音がするーしかも気持ち悪いおと。恐る恐る後ろを見ると、とてつもなく大きなスライムこちらに来ていた。
「森から来たのか。てかでけぇ。とりあえず逃げよう。」
ツルン
「いてぇこの小さなスライムめちゃくちゃ滑る。ていうか大きなスライムがすごい近くなってる。」
ブニョン
その瞬間スライムは高く跳び俺の上に来た。あぁこれ死んだな。異世界にせっかく来たからには活躍したかったな~
最後は目をつむって死のう。。
「さようなら‼」
ぐにょん。
ん?あれ俺生きてる。
恐る恐る目を開けると綺麗な女に御姫さま抱っこされていた。
なんだこの状況は。
「大丈夫?怪我ない?」
「助けてくれてありがとう。すまないけどおろしてくれないかな?」
「あっごめんね~」
結構可愛いな。こいつ。
「あの~あれは何?」
「キングスライムだよデカイよね~あれ三大ボスなんだよ。」
「だから逃げるよ危ないから。」
「う うん。」
は~ようやく最初の町に着いた。1時間ぐらいかかったな。
「私さぁ君のこと助けたからさっ願い聞いて。」
「は はい」
「わたしのギルドに入らない?」
「もちろん入ります。宜しくお願いします。」
うわぁぁぁぁ嬉しい。これが運10の力か。ラッキー
「まぁ君合わせてまだ二人なんだけどねー」
「じゃぁ増やしましょう。一緒に。」
「ありがとう。えっと名前は?」
「前原 のぞむって言うんだ。宜しく。」
「不思議な名前ね~……じゃぁのぞむでいい?」
女の子に名前で呼ばれるなんて、なんていいことなんだ。
「私はレティシア フォルネル宜しくね。」
守りたいこの笑顔




