ごっこまんの140字小説集⑤
ごっこまんがX【https://x.com/gokkoman】で発表している140字小説のまとめ
「お前あの祠壊したんか!」
メキシコ人留学生ホコラコ・ワシタンカ君『ソデスガ?』
「何と…こっち来い!」
(Oh…異国で孤独の私歓迎…親切…)
「誰に呼ばれても夜明けまで部屋から出るな!」
(Aha! surpriseネ?)
【もう出て良いよ】
『ハイ』ガチャ
【あっ外人…】スゥゥ(消える悪霊)
『Wow! Ninja!
――ホコラコ・ワシタンカ
・
野獣は真の愛を知り、元の姿に戻った
ベルは浮かない顔だ
「どうしたの?」
『貴方を討伐に来た間男、何で獣にならないの?城の呪いは?』
「ベル?」
『瓜二つの間男と貴方の対決!本物を見抜く私!外見より真心のテーマに沿うならこの展開がさ!』
王子は野獣に戻った
ベルの熱弁する愛が何かわからなかった
――強火の美女と野獣
・
“猿の手”を知ってるか
W·W·ジェイコブズの小説だ
魔道具“猿の手のミイラ”は3つの願いを叶えるが、願い主の意に反した形でしか叶えない
当然だ
ミイラにされて、猿が人間の願いを叶えようと思うか?
叶えるなら同族の願いだよな?
その同族と絆を結んだ俺ならノーリスクだよな!
行くぜ!【千手猩々観音】!
――猿の手バトル
・
「いっかりさんいっかりさん、お越しください」
盤上の硬貨は世界へ飛散した
1円から500円、全ての一家離散コインが集まると願いが叶う
時は流れ…
『なっ、財布が急に光って…!?』
【妻よ、子供たちよ!この金で家族、やり直せるぞ!】
【あなた!】
【父さん!】
突如、無関係のおっさんの財産が消失する
――いっかりさん
・
金欠で空腹の限界だった
思わず大衆食堂の暖簾をくぐる
「いらっしゃい」
迷う俺の事情を女将が察し、強引に注文をとられる
「親子丼ね」
『量多い』
「これがうちの量さ」
女将がほくそ笑む
『嘘つけ!このチャレンジメニュー先月の倍の量だぞ!』
「罰金は三倍だよ!頑張んなケケケ!」
「クソババア!」
――大衆食堂人情
・
【いやー、ここは楽園だ
衣食住充実
ゲームに本に映像に、エンタメのサブスク網羅
外出不可もインドア派には無関係
もう元の生活に戻れんよ】カタカタ
魔王:フハハ!遂に邪神解放の儀は成った!
勇者:やめろ!
魔王:目覚めよ、邪神!
【またこの展開か…破ァ!】
魔王&勇者:ミ゜
【我が封印は破らせん】
――引きこもりライフ
・
「そっくりさん、お越しください。お越しになりましたら【はい】とお答えください」
五百円でなく五百ウォンが動いたら成功
「そっくりさん、面白い話」
【本家に聞けば?】
「そう言わず」
【そっくりさんとかけて、おでんととく】
「その心は」
【どちらもにてるでしょう】
五百円が投げ銭で消えた
――そっくりさん
・
「抜打ち試験すっぞ」
先生の横暴にクラス中がブーイングする
銃声
後ろの席の田中が銃を抜いていた
『言ったらテストにならないですよ』
田中はニタリと笑う
「バカ言え。ハンデをやらにゃテストにならん」
硝煙を吐く銃、握るのは先生
田中が倒れる
落第は死、合格は生
残39対1の抜打ち試験、開幕
――抜打ち試験
・
留学生に日本のおやつをご馳走することになった
「これ、御座候」
「大判焼」
「今川焼」
「回転焼」
(Oh…バラエティ豊か…WTF!?同じネ!)
「混乱させんなよ」
「正しい名前を言えよ」
「は?言ってるが?」
『No No No! It's just pancake!』
「ンだとハラキリさせっぞコラ!」
(Yeah! Showもあるネ!?)
――戦火拡大
・
今緊急で動画回してます
僕は山奥の村に宿泊中で
民宿の主人、夜な夜なこっそり村の集会所に行ってます
翌朝、主人はフラフラ恍惚で
女将さんに聞いたら怖い顔で「知らない」と
集会所、灯り点いてる
中は…うわっ
おっさんたちが輪になって貪ってる
バケツプリン
「あんた糖尿病だろ!」
女将さん来た!
――秘密の集会
・
怪人の襲撃が激化してきた
ヒーローは変身形態の限界を感じていた
「英雄君!新しい変身アイテムだ!」
『さすが博士だぜ!』
変身アイテムのスペックがバイザーに表示される
『何だよ…常人より虚弱!こんなんじゃ歩くだけで重症だぜ!』
「それで敵を強制変身させるんだ!」
『デバフアイテムなんだぜ!?』
――変身させヒーロー
・
ここが魔王軍幹部の拠点…摩天楼44
【よく来たわねぇ、勇者】
誰だ!
【魔王軍幹部サキュバス将軍】
貴様を倒す!
【まあ待ちなさい。この施設の名前、呼び間違えてるわよ】
何っ!
【正しくは“テマン楼シヨン”。早口で言ってみなさい】
手マンローションっ!…ハッ!?
【アッハハ!え何て?】
ぐぬぬ…(興奮
――エロ愚弄
・
人々が怪人に襲われている
「そこまでだ!変身!」
変身デバイスにアイテムをセット
待機状態に入り、空中元素からヒーローアーマーを構築していく
飛び交うアーマーが怪人を襲う!
「突破すれば変身する!逃げれば変身する!」
【無敵時間の使い方陰湿すぎない?】
「安全管理指針に従わないと始末書だぜ!」
――変身待機
・
客室乗務員「お客様の中にお医者様は!」
日本旅行中のペルシャ人オイシャ·サマワさん『何デスカ?』
「良かった、こちらへ!」
呼吸停止で横たわる男性
(誰…?)
「女医さんが来てくれましたよ!」
(ジョイ? …JOI[Jerk Off Instructions, オナ指示の意]!?)
『FUCK OFF HENTAI!』
殴られて息を吹き返す男性
――オイシャ・サマワ
・
「あっヤベ…髭剃り落とした」
風呂の排水口が突如光る
そこに泉の精の腕が生えた
【はァッ…はァッ…!】
「うわあ!?」
【あ、貴方が落としたのは金の…】
「あああ!」
【それとも銀…】
思わず殴る
【痛ってえ!?】
腕が引っ込む
「な、何だ今の…あっヤベ石鹸落とした」
【はァッ…はァッ…!】
――お風呂場の精
・
「おいオタク、何描いてんだよw見せろよw」
あっ、か、返してよギャルさん…
「うーわ、絵ぇうんまっwこれ何てキャラ?w」
うう…
「てかさ、ちょー似顔絵描いてくんね?w」
…っ
「うち小さい頃親離婚してさーw…ママったらパパの写真全部捨てて、顔も忘れそうで怖くて…グスッ」
描きます(漢の顔)
――絵のうまいオタクくん
・
魔王【無駄だ勇者。貴様は余を倒せぬ。貴様が攻撃に余は適応し、更にゾンビ化や霊体化、マシン化、呪物化、魂の保存に憑依、転生、並行世界の余、時渡りの秘術…連載が長期化したことで盛りに盛られた後付け設定の数々が余に死ぬことを許さぬ。全て使わねば舐めプとなる。風呂敷を畳めぬ。助けてくれ】
――異世界大風呂敷
・
「私ら30で独り身だったら結婚しない?笑」
『1…! 2…! 3…!』
「は…えっ? 違う違う!」
『7…! 8…!』
「30数える間にどうこうなる訳ないよ!?」
『14…! 15…!』
「そ、そんなに結婚したいの?」
『ああ!』
「…!(キュン」
『…あ、どこまで数えたっけ』
「30!///」
『ありがとう。31…!』
「待てや」
――30になったら
・
「募金をお願いしまーす」
お、学生だ
熱心に奉仕活動に取り組んで、感心だ
…にしても凄い盛況
「こちらの眼鏡っ子委員長がレーシック手術を受けるか、オシャレ眼鏡を山ほど買い揃えるか、募金額の多い方に決まりまーす」
『私の視力矯正にご協力お願いします』
え、えらいことじゃ…
せ、戦争じゃ…
――募金活動
・
かぐや姫は求婚者たちに五つの難題を突きつけた
毎食たけのこの里
味覚情報上たけのこの里の方がきのこの山より美味であると認めること
里であるからには山より発展していると認めること
きのこの山の生産ラインをたけのこの里に転換すること
きのこの山のパッケージを踏むこと
求婚者たちは激怒した
――竹から生まれたから
・
居酒屋
『若鶏唐揚げです』
お、きたきた
「レモンかけて良い?」
取り分けるの待てよ…あれ、レモンないな?
「大丈夫(スマホポチー」
【夢ならばどれほど良かったでしょう〜♪】
何で米津玄師のLemonをかけた?
【ウェッ】
米津本人≫忘れた物を取りに帰るように〜♪≪(カットレモンを乗せる
何だ今の!
――Lemonかける
・
「オタク君さぁ…眼鏡をかけたままが良いとか外したギャップが良いとか裸眼が一番良いとかさ、それって外野がとやかく騒ぐことじゃなくて当事者が決めることじゃね? それ人権侵害って言うんだよ?」
う…
「…って感じのことをキツめの女教師風眼鏡をかけて言われたら?」
めっちゃ捗る!
「だっしょ〜w」
――わかる側のギャル
・
「面白い推理だね、探偵さん。本当に面白…ふふっ…何でそんな…くくっ…突飛な話…っふふふ! 真顔でスラスラ披露できるかなぁ! アッハハハ! ハッ…はひぃー…ひぃー…ギャハハハ…カッ!? ぐっ、ぎぎ…!? かひゅっ…こほ…」(ドサ
『えー、私の手口はご覧の通り。探偵じゃなく犯人です』
――面白すぎる推理
・
「行ってきまーす」
『あなた、忘れ物』
「あれっ?何か忘れてる?」
『行ってきますのキス』
「…ハハ」
『あーっ笑ったわね?ならこっちにも考えがあるわよ。チューッチュッチュッ!私はキス魔人!ここを通りたければンチュ…!?ジュルルル…ッ!?んはっ…んぐっ!?レロ…あ、あなひゃ…会社遅刻ひひゃ…♡』
――はよ行けボケ
・
昔むかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました
おじいさんは山へおじいさんに会いに
おばあさんは川へおばあさんに会いに行きました
二組の老夫婦は、仮面夫婦でした
秘めた思いを出せるのは、山の中でか、川のほとりでだけでした
許し合えるのは互いにだけ
幸せで、禁断の関係でした
――G×G B×B
・
「おかたづけするよ!」
『やだーっ!』
「ほら、ロボも武器もないないしちゃうよ!」
『やーぁめーぇてぇーっ!』
イヤイヤ期、伝統のおかた漬け作りの季節になりました
「戦隊物トイの製造中止のは痛手ですね」
ベテランは語る
「材料がどれも個性的な中で、味をまとめる良い食材だったのですが…」
――おかたづけ
・
なぜ地面に寝転んでいるのかと?
知っての通り世界各地の地母神信仰は地球がある女性の片乳房という事実を端に発しています
私はこの偉大な乳房を愛しているのです
乳首はエアーズロックかエベレストか諸説ありますが、私は…
(プルル…)
私だ
首脳陣など待たせておけ
奴らではない。私がG7と理解しろ
――乳揉みてえ
・
「お前っ…オレんことそんな目で見てたのかよっ…!?」
とうとうこいつに秘密がバレてしまった
兄弟みたいに育ったもんな
道場で切磋琢磨し、互角に渡り合えたのは僕たちだけなのに驚いただろうな
とっくに僕の目が光を失っていたなんて
ていうかこいつ女の子だったのか
好きになっちゃうだろ、そんなの
――そんな目で見てたのかよ
・
街で暴れる怪人
「そこまでだ!」
『来たなヒーロー』
「怪人博士、どんな怪人を作ろうと無駄だ!」
『それはどうかな?』
【ひ、英雄…さん…】
「ま、まさか愛子さん!?」
『昏睡から目覚めさせてやったんだ、感謝しろ』
「ありがとう博士!」
『まだパワーを制御できてないから色々教えてあげなさい』
――怪人博士
・
近未来
度重なる祠の破壊に因習村は対策を打つ
事前破壊偽装工作――
本体が破壊される前に、破壊済みのダミーを設置する
本物の祠は隠し、保守管理する
祀られた神の怒りに触れることはもうない
――はずだった
【帰ったら壊れてんだが!?】
対策実施は神無月
出雲に出張中で、またしても何も知らない神様
――祠破壊対策どうでしょう
・
イタリア人は激怒した
もう二度とパスタにケチャップをかけさせないと心に誓った
ぶっちゃけケチャップは高添加物トマトソースである
素材の味を壊しケチャップ味に染める暴力である
けれども、炒めて酸味を飛ばし、赤ワインを加え、カレー粉を加えると、何か喫茶店のナポリタンの味になった
うまい
――認めたくないやつ
・
「はい、あ〜ん♡」
…
「ん〜?恥ずかしがっちゃって可愛い♡じゃあこれは?はい、あ〜ん♡」
…やめろよ
「えー?やだー♡」
バカにしてんのか
「そんなことないよ♡君は偉い!これも、はい、あ〜ん♡」
だったらもう少しまともにネタの講評してくれよ!
「ダメで〜す基礎がなってませ〜ん♡廃案廃案♡」
――ボツ
・
血が止まらない
「お花畑が見える…」
しっかりしろ!
「ママ、パパ、そこにいたんだ…」
逝くんじゃない!
「…あれ?ママ、その人、誰…あ、お前!先月死んだ同級生!?」
お?
「何お前ら浮気してんの…?」
なんちゅう暴露だよ!
「しかも女同士で…?」
続けて
「パパはパパで男同士で…?」
そっちはいい
――お花畑が見える
・
魔王【無駄だ勇者。余を倒しても第二、第三の余が既に並行して世界を滅ぼそうとしている】
「何っ!?そういうのは将来現れるものじゃないのか!?」
【大規模計画を回すのに余の身一つで足りるか。後継者が突然現れるなどと呑気に構えるバカがいるものか】
この世の終わりのような大爆発
【あの世で待つ】
――魔王のマネジメント
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↓は本当に読んで欲しいやつ
無原罪御宿の吸血鬼
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