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4話

 夏休みが始まってから夢の中で君に謝罪する毎日を過ごしていた。


 これまで過ごしてきた夏休みなら、二人で自転車で田んぼ道の畦道を駆けながら学校に向かい、お互の部活に向かう。部活動が違うため校門で一旦別れる。


 お互いに部活に励んだ後、片方が終わるのを待っていた。


 どっちかが、早く終わったら校舎裏のベンチで待ち合わせるのが俺たちのお約束だった。この記憶の中では、俺の方が遅れて約束の場所に行った。


「ごめんな、待たせちゃって。部活の先輩に捕まってしまって抜け出すのに時間かかちゃって」


 俺は彼女は待たせてしまったため、平謝りをしていた。


「この美少女を待たせるなんて、大罪だね。君には罰を求刑する」

 彼女はいつもと違う口調で俺に説教をした。何でも影響されてしまう彼女は、昨日見ていた刑事ドラマの裁判のシーンを真似ていたのだろう。


「なんなりと、裁判官様」


 俺も彼女のごっこに付き合ってみる。


「帰りのコンビニでアイス買ってそれで許してあげる」


 彼女は白い歯を見せながら、優しい罰を求刑してきた。


「優しい裁判官様だ」


 彼女は俺の不意の一言に吹いて笑った。彼女との約束を果たすためにコンビニ向かった。

 この町の数少ないコンビニでだべりながら、夕陽が落ちて山々の緑色の木々や町の色を鮮やな黄色とオレンジの色を混ぜあった色に染めっていた。


 いつもその合図で2人は家路に向かっていた。そんな日々が、俺の青春だった。都会で暮らしている奴らでは味わうことができない、俺たちだけの青春だった。




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