あの日の記憶
あなたは自分の人生に名前をつけるならなんてつけますか?
幸せですか?それとも苦しみですか?
私はどちらともです。
僕が過ごしたあの日々は思い出す度に、笑ってしまいそうな、胸を締め付けるような思い出でした。
だから、私の人生に名をつけるなら、あの日々に名前をつけるなら「泡沫」と名付けるでしょう。
私にあの日があったように、あなたにもそんな日々があるはずです。だから、私にあなたの生涯がどんなだったのか教えてください。
高校2年の期待と希望に満ちた夏休みが始まる前に君がいなくなった。
あまりに突然で、それは突然の夏の雨のように起った出来事だった。
俺はあの日から進むことができていない。しかし、僕の進んでいく時間は止めることができない。時が止まった君はもう過去の人になってしまう。君と過ごした日々が色褪せないように、失くしてしまわないように、僕はそれだけを考えて色のない日々を過ごしていた。
太陽の暑さで僕たちの体力を奪っていた夏。僕の体力も例外ではなく奪われていった。時の流れは早く、いつの間にか世の中の高校生がまちにまった夏休みが訪れていた。
多くの高校生がわくわくと期待に満ちた日々を満喫していた。しかし、僕はカテーンを締め切り、光を遮断し部屋に引きこもっていた。その行為はまるで、世の中か少しでも離れていたいと思ったいまできる抵抗であった。
日光は遮っているせいか、その日の活力が全然湧いてこない。日光はその日の始まりの合図を伝えてくれると同時にその日の活力をくれると昔読んだ本に書いてあった。
あの本に書いてあったことは本当だったのかもしれない。
暗闇の中で生活していたため体内時計がぐちゃぐちゃに壊れて今が何時で、あの日から何日過ぎたのかわからなかった。この時ばかりは、いつも眩しくて、うざったい日の光も、その大切さを身をもって感じた
しかし、もうどうでもよかった。わくわくと希望に満ちた夏休みも日光の眩しさもどうでもよかった。こんな君のいない世界は心底どうでもよかった。




