表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

「カブト虫とクワガタ。」~10代から20代に書いた詩

作者: 天川裕司

初めまして、夢野カケラです。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪


「ヴァン・ベートーベン。」

ヴァン・ベートーベンは、孤独の騎士と嫌われた人生を送った。だが今は違う、日本の音楽家、世界の音楽家がベートーベンを演奏している。この違いはどうだ、必衰の華やかさとでも言うべきか。我の人生も、同じだろう。身体の障害はなけれども。


「カブト虫とクワガタ。」

 カブト虫とクワガタがケンカしている。カブト虫が勝つのか、クワガタが勝つのか?子供達は言い合っている。そこを通りがかった大人達もどっちが勝つのか、喚している。勝負はついた。カブト虫の角がクワガタののこぎりを折り、そののこぎりの片方がカブト虫の甲につきささった。カブト虫の負けだ。


「裏切り。」

彼には一人の友がいた。彼とその友人は、毎晩遅くまで彼のマンション(一室)で遊んでいた。

ある夜、彼の友人は、ふいに“飲み物と食べ物を買ってくるよ”とドアを開け、彼は心よく“ああ、頼む”と、予知のない故、当然のことであった。そして、災難が起きたのはその後のことである。彼のマンション(一室)のすぐ下の一室から火が出て、火はみるみる内にぼうぼうと行き渡り、上へ、上へと焼きつくしたのだ。彼はあわて、とにかく火から逃れようと友人が帰ってくるのを気にしながら、下へ降りようとした。が、どの階もすぐ下には火の海と化しており、舌うちをしながら彼は上へ昇るしかなかった。さいわいサイレンの音がすぐ近くでしたので、“よかった、助かるだろう”と安心し、屋上でその助けを待つことにした。

またさいわいなことに、屋上に行く人は彼一人ではなかった。その時彼の友人は、地上の人ゴミにまみれながら上の階を見上げていた。彼は少し目が悪かったので、どれが彼なのか、はっきりはわからなかった。が、ずっと不安ながら上階を見上げている。

ようやくの思いで、彼は屋上へたどりついた。何人かといっしょにその助けを待っている。火が出たのはずい分の下の方だったので、一番上まで火が広がるのは少し時間がかかった。その時である、一人の少年がすぐ下の手すりのところで、落ちかかっていた。というのも、すぐ下に木があるのを見つけ、そこへ飛び降りてみようと、試みたのである。

しかし、上から見ただけなので、その少年にはその高さがよく理解できていなかった。地上からその木と少年の間をみると8メートル以上はあいていた。その少年は、少し情緒不安定な子で、アクション映画が好きな子であった。彼は、その屋上にいた人の中で一番若かったのと、ボランティア精神にも富んでいたので、すぐ下の階というのもあったので、その少年を助けに行くことにした。

すばやく下の階に降り、火がまわってきたら二人とも黒コゲになるというのも頭にあったので、冷静に、その少年を引き上げようとした。その時である、火の近くにあった、ガスのパルプが小さな爆発を起こした。その反動で、つかんでいた少年の手に力が入り、彼は手すりを乗り越えあやうく落ちそうになった。しかし、なんとか彼も手すりにぶらさがり、落ちることをふせいだ。その少年と全く同じ状態になった彼は、今度は、まず自分の肩をかしてその少年を上へ行かせようと試みた。そうしてその少年は自力で彼の肩を踏み台にして上へ昇った。

ようやく手すりを越え昇り終えたあと、その少年の心は、一瞬の迷いが生じ、恐怖と気のゆるみが重なり情緒不安定のほっさが起こった。少年はアクション映画の悪役を真似して、彼を地上へ落とした。地上の人からは、誰か人が落ちた模様にしか見えなかった。

その手すりのところには、まだ情緒不安定だとは気づかれていない少年が立っていた。人々は、その状況に悲しんだ。少年はアクション映画の好きな精神異常者だったのである。その少年も本能的に身を守り、屋上へと向かい、人にまみれた。地上の人々からは、火事の消火もあってゴチャゴチャしていたので、火が消えて、皆が助かることしか頭になかった。

じっと上階を見ていたのである。そのあとで、落ちた彼と、それを見ていた人の主張で、その少年のことが裁判ざたにまで問われたが、その少年は精神異常ということが判明したので、罪にはならなかった。――――時が経ち、彼の友人は今でもその事件のことを思い出す。だが、その時の少年の行く先はわからない。数年前にその少年と家族は、どこかに引っ越していたのだ。

その少年を追う目的は誰にもない。友人はただその時の憎しみを沈め、その過去も消すように努力した。マンションは新しくなっている。


「地位・名誉、」

「地位・名誉、」―――――かかげられるのは死人のみ。でなければ罪になる。

             人間はそれほど器用ではない。死人でもないのだ。


「空虚。」

 突発とは、数億年以上先のことをさしているのかも知れない。アインシュタイン、その言論を口にする友がいた。それは、突発的な虚言を真似しているにすぎない。人間は、あるきめられた模範でしか生きることはできない。神に創られた人物なら、その神の力を越えることはできないのだ。“すべては虚言なり.”

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ