インタビュー(佐々山皐月)
如月魔法学校の報道部による生徒会メンバーへの簡単なインタビューです。
時系列は訓練開始前辺りです。
今回は佐々山皐月です。
――では、早速お名前をお願いします。
佐々山皐月です。
――学年と性別をお願いします。
小学六年生です。男です。
――白縫文月さんとは双子なんですよね?
そうです。もちろん誕生日も同じで五月七日ですよ。
――生徒会メンバーの印象を教えてください。
えっ、全員分ですか? 多いなぁ。
睦月野はなんか小さいし、荷物とか沢山持ってたらちょっと心配になるかな。潰れちゃいそう。
卯月谷はいっつもふらふらしてるし、生徒会でもソファーで横になってる事が多いんスよね。あんま体強くないのもあるだろうけど、能力もあるだろうし、大変そうだとは思いますよ。
文月はめっちゃ可愛いですよ。俺が守ってやんなきゃ。俺の大切な妹だもん。
神在先輩はなんか年上のはずなのに、おっちょこちょいな感じが凄くする。
霜月先輩は暴れん坊って感じ。毎日のように何かしら問題起こして書類書かされてるイメージがあるかな。
長月先輩と師走田先輩って見た目は似てないけど、どっちも真面目で無口だから最初の頃、どっちがどっちか分かんなくなる時があったんだよね。
水無月先輩は美人だけど、性格的にきつそう。あっ、あくまでも印象であって、実際は違うかもしんないから!
副会長は、苦手かな。威圧的だし、魔力は強いし、完璧主義なのか、めっちゃ仕事には厳しいからあんまし好きじゃない。
会長はいっつも笑顔だけど、仕事は副会長に言われたのしかやってない気がするんだよね。
――一緒に仕事したい人としたくない人を理由付きでお願いします。
一緒に仕事かぁ。う~ん、誰だろう。文月とは一緒に居たいけど、仕事はオレが引き受けてやりたくなるから、一緒にしたいっていうのとは違うだろうし……長月先輩あたりかな。師走田先輩でもいいけど。二人とも真面目だし、仕事捗りそうだもん。
したくないのは副会長。なんか、仕事しても文句付けられそうだし、一緒にいるだけで息が詰まりそうで嫌になる。
――妹さんの事は大好きなんですね。
もちろん! 文月が嫁に行くってなったら絶対泣くね。今から宣言できるよ。生まれる前からずっと一緒にいるから、離れ離れになるとか想像つかなかったし、今だって一緒に居られるなら一緒に居たいって思うもん。
――妹さんに恋人ができたら大変そうですね(笑)ところで、最後の質問ですが、今後の目標とかがあったら教えてください。
文月に恋人とか考えたくもないよ。
えっと、目標? う~んと、あれだ。仕事とか完璧にして、副会長をぎゃふんって言わせてやる!
――それは凄い目標ですね。本日はお時間いただきありがとうございました。
こっちこそありがとうございました。