インタビュー(白縫文月)
如月魔法学校の報道部による生徒会メンバーへの簡単なインタビューです。
時系列は訓練開始前辺りです。
今回は白縫文月です。
――まず、お名前お願いします。
は、はい。白縫、文月です。
――学年と性別をお願いします。
小学六年生です。性別は女です。
――誕生日をお願いします。
五月七日です。
――五月生まれでも文月なんですね。
はい。旧暦が名前に入っているのがいいと言われたらしいんです。ただ、お兄ちゃ……えっと、兄が皐月なので、他のとなって、七日生まれなので、七の月の文月をとなったそうです。
――そうだったんですね。次は生徒会メンバーの印象を伺ってもよろしいですか?
印象ですか? えっと、睦月野さんは私よりずっと幼いのに、凄くしっかりしていて、パソコン作業は凄く速くて、尊敬しています。
卯月谷は、体調があまり良くなさそうなので、心配になります。
お兄……えっと、兄はとっても優しくて、頼りになるんですけど、私が足を引っ張ってしまっているので、申し訳なく思う時があります。
神在先輩は何というか、たまに会長を見る目が鋭くなる時があって、それが少し怖いです。
霜月先輩は、その、少し、怖いです。
長月先輩はしっかりされた方ですよね。真面目で無口な方ですね。
師走田先輩も真面目で、無口で……って、すみません長月先輩と同じような印象になってしまって、他に言えたら良かったんですけど、上手く言えなくて……。
水無月先輩は、そのしっかりされた方なんですけど、目つきがたまに鋭くて、少し怖いです……。
副会長は、その、色々気遣ってくださっていて、私が言葉に詰まっても、急かすような事はされない方です。
会長は、常に笑顔といった印象の方ですよね。
――では、その中で一緒に仕事をしたい人、したくない人を理由付きでお願いします。
仕事を一緒にするなら、兄と一緒がいいです。緊張もせずにできるので……。
したくないのは、その、霜月先輩でしょうか。その、私が足を引っ張って迷惑を掛けてしまいそうで……。
――今日はお兄さんと一緒ではないですが、大丈夫ですか?
あっ、はい。クラスも違うので、普段からずっと一緒というわけではないので、大丈夫です。
――では、最後に今後の目標等があればお願いします。
えっと、その……一人でもちゃんとできるようになりたいです。
――そうなんですね。頑張ってください。本日はお時間いただきありがとうございました。
いえ、私なんかにインタビューしてくださってありがとうございます。