インタビュー(睦月野唯)
如月魔法学校の報道部による生徒会メンバーへの簡単なインタビューです。
時系列は訓練開始前辺りです。
今回は睦月野唯です。
――まず、お名前をお願いします。
睦月野唯です。
――学年と性別をお願いします。
小学一年生。女です。
――お誕生日を教えてください。
一月十六日です。
――生徒会メンバーの印象を教えてください。
そうですね。卯月谷先輩は常に体調が悪そうな印象はあります。たまに気配が読めず、気付いたら背後にいる事もあって驚く事もあります。
白縫先輩は大人しい方ですけど、柔らかな話し方をされますね。
佐々山先輩は明るく、面倒見がいい印象がありますが、白縫先輩の側に常にいるという印象の方が強いですね。
神在先輩は一生懸命さは伝わってくるんですが、少し不器用なところもあるのかなと思います。それ以上はちょっと……。
霜月先輩は、少し暴力的な印象はありますが、理由もなく暴力を振るっているわけではないようです。でも、あまり側には寄りたくはないです。
長月先輩と師走田先輩はお二人とも真面目な印象はありますが、寡黙すぎて何を考えているのかが分かりません。
水無月先輩は知識豊富な印象はありますが、あまりお話をする機会がないので他に印象があまりないです。
副会長は、すみません。怖いと、思います……。ごめんなさい。
会長はいつも気遣ってくださる、優しい方だとは思います。ただ……いえ、やっぱり何でもありません。
――では、一緒に仕事をしたい人としたくない人を教えてください。理由もお願いします。
一緒に仕事をしたいですか? そうですね……。長月先輩か、師走田先輩でしょうか。お二人とも、去年から在籍されているからか、仕事も比較的速く正確なので、頼もしいと思います。
仕事を一緒にしたくないのは、ある意味会長と副会長ですね。会長は、仕事の面では少し頼りにならな……いえ、何でもないです。副会長は一緒にいるだけで、体が震えてしまいそうになるので、私が仕事の足を引っ張ってしまうので、一緒にはちょっと……。
――そうなんですね。回答ありがとうございます。ところで、いつもウサギのぬいぐるみをお持ちですけど、それはなんですか?
えっと、人からの頂き物で、その、持っていると落ち着くんです。
――はあ、そうなんですね。最後に、今後の目標等があれば教えてください。
目標……。そうですね。私が最年少で、頼りにならない事も多いと思うので、少しでも頼ってもらえる分野を作りたいと思います。
――素敵な目標ですね。お時間いただきありがとうございました。
いえ、こちらこそ。大した事を答えられず、すみません。