彼が動き出す
文章がめちゃくちゃな所があると思いますがご容赦下さい。
超お暇な方いましたら是非とも読んで下さい。読む価値ないかもですが。。。はい。。。
「コツコツコツ、、、」コンクリート製の廊下を歩く音のみがする。物静かではあるが、決して不気味なことはない。行き届いた掃除、観賞用の植物、ここが地下だとは誰も思うまい。初めてここに人が来ると「ここは本当に地下か?」と口をそろえて言う。ここを知るものは限られた人しか知らないのだから。とある部屋までさしかかると男はその部屋に入った。他の部屋と違う所はその部屋が大きなモニターが複数並べられていて何人かの男の人が映っている女もいる。
「全員揃ったようだね。」進行役のスーツ姿の初老の男性が言う。「大佐君が最後だぞ!」といきなり怒鳴り散らしたのは、スーツ姿の男は30代だろう一番偉そうにしている。一番偉そうにしているのに一番偉くないのだから滑稽である。といっても私も別に彼以上に偉いわけではないのであえて反論はしなかった。
「急いできたつもりだったのですが、別の案件の処理がまにあわず遅れてしまい申し訳ない。」心の中ではふんこのクソジジイガと思った。「まぁまぁ急な呼び出しをしたわれわれが悪いのだからしかたないのでは?」初老の左側、スーツの男性とは反対にす座る男性が言う。心の中でスーツ姿の男性が「あんたが召集かけたんだろうが・・・」続けて「普段なら定期的なのに今回は急だったのですからいたしかたありますまいて」といった。非常に物腰柔らかい人物である。30代の奴とは水と油ほど違った。
そして「なんでもいいですけど早く研究に私は戻りたいので早く終わらせてくれませんか~?」コイツは研究以外興味がないのだろうか?だからずっと独身なのだろうな。。。まぁ私もこの年で独身なのだから人の事は言えないのは確かだろう。少し目があったがすぐにそらした。「ふん、定期でもないのに召集とはいかなることかね?」彼は一番の古株でありながら一番に関係のない人間だろう彼は、外部の人間であって内部の人間である。口数は少ないが一番この中で修羅場を潜り抜けたのは彼といっても過言ではないだろうか。
そして、今回の召集人である男性が言う「彼はどうしてるかね?」場が静まり返った。それに私は答えた「はぁ彼は任務を終えただいま帰還と途中でありまが~」と私は軍隊では絶対ありえないほどお気楽に答えた。「今回の事は彼に関してですか?」私が言う。物腰の男性が「そうですね。彼の事で今回の召集をお願いしたしだいです。」全員が興味を持った。研究にしか興味のないあの女でも「彼のことなら私も時間を割く価値はありますわ~」モテモテだなアイツはと私は少し羨ましいと思った。口数少ない外部の人間であって内部の人でさえ「彼が何かしたのかね?」男にすらモテモテだなと私は思った。それはさすがに勘弁だなぁと思った。「私が知る範囲では問題はおこしていないと思われるのですが~」と私は答えた。「問題!?彼は問題だらけじゃないかね!?彼が問題を起こしてるのは日常的ではないか!?」そして研究員の女が「問題をおこしているのであれば彼はとっくに処分されているのでは?」というが「最初から処分されていてもおかしくはないだろうが!?」というと初老の男性が「君は少し感情的になりすぎだ落ち着きたまえ」という。「私は、ただあんなモノがいるというだけで虫唾がはしるね!」古株の男が「いままで世話になってるのは君が一番だと思うがね・・・・」小声でというと「私は私利私欲の為で利用はしてない!!」と大声で答えた。議長が「静かにせんか!」と一喝し、スーツ姿の男性はだまった。「それで今回、彼についてどのような事で召集したのかね?」と議長、初老の男性がいうと物腰の男性が 「彼を・・・護衛の任務につけたいと思うのですが・・・・」というと全員が驚いた。数秒の沈黙のあと、最初に言葉を発したのが、スーツ姿の男性だった。「何を馬鹿な事をいってるのかね!?」「そんな事が許されると思っているのかね!?」「奴は・・・奴は・・・殺し専門じゃないかね!?」「そんな奴を護衛に回す!?悪魔を野に放つのと同じことだ!!!」「私は断固反対だ!!!」という。「悪魔というのは皮肉かね???」古株の男がいう。「なんだと!!!」「だから静かにせんか!!!」と荒れる。全員モニター越しだからあくまでもその場いるわけではないので少しは気が楽だ。議長が「それに君が反対したところで決定は君が下すわけではない。ここにいる全員で決める事だ。」というが、私は数に入っていないし、多数決で決める。何かあれば責任はすべて私に押し付ける気なのだろうがそうはいかないところテン!と思った。そうそうやすやすと私が消えればどうなるか?わかってるのだろう。といっても私は出世欲とかそいういうモノには興味がない。昔は、興味があったが~~~今ではどうでもいい、今は現状の問題が優先である。
古株の男が言う「しかし、なぜ彼が護衛任務なのか?他にも人材はいるし、今では民間の護衛企業があるというのにそこに頼むのはだめなのかね???」一人以外のみなが頷く。物腰の男性がいう「いやはや私もそうは言ったのですが、どこからか聞きつけたのか知りませんが、この集まりの事を聞きつけた方がいましてね~。いやはや困ったものです。」というとスーツの男性が「はぁ!?」たぶんみな同じ気持ちだっただろうだた一人を除いては。「どういう事かね?」議長がいう「ここでの集まりは最重要機密に指定されてるんだぞ!!!」声を荒げるが、私もさすがに驚いた。この日本の国の同盟国であるあの国のトップでさえ知らないことの一つだ。もし知ることになればこの国の首相のように「遺憾の意」というようなコメントを出さす問答無用で核を撃ち込んできてもおかしくない事案なのだ。まぁ本人が目の前にいるのに言うのはまた怒りだしそうなので言わないが、そういった事なのだ。
「は~い」研究員の女が答えた。「私が、しゃべっちゃいましたた~」かるぅ!!!と私は思った。このときまたこの研究員と物腰男性以外「はぁ!?」とあきれたのではないかと思った。ここってそんな軽いのかと一瞬思ったが私自身軽い人間なのでまぁいいんじゃないと思った。その事を知った人間を知ればいたしかたないと思った。世界の厚木といわれ厚木重工業取締役社長、厚木源次郎 三代目社長にしてこの日本しいてはあの国の競争企業のアベントス社まで買収して兵器~家庭用で使われるあらゆる物を作っている企業だ。昔は裏では有名だったが、ある一時期を境して表の世界でのみに堅実に事業を成し遂げていったとしては、裏では有名な話であった。また裏の世界に戻ってきたのかと思ったが、そうではなかった。
研究員の女曰く「前回の集まりの内容を見られてたみたいなんです~」物腰の男性「そうなんですか~だから知っていたのですね。(私も見られてたなんて言えない・・・)」松野首相「見られてたってそんな馬鹿なことあるか!!!ここの回線は秘匿通信で絶対しられはしない!!!君がそういって作ったものなんだぞ!!!」この研究員のフォンゲーテル・柊はドイツ人とのハーフで実は天才である。「それが部屋に隠れていて見てたらしいんですよ~」天才ではあるが馬鹿である。馬鹿と思ったのは松野首相だけであろう。古株の九重三郎大将、議長の鈴木さん、そして大佐の私、小鳥遊洋は「隠れてね・・・」となっとくしたそれは彼の経歴を詳しくしるものにとっては納得だった。我々とはまた違う存在なのだった。直接的な関係はなかったが噂はいろいろ聞いていた。
物腰の男性、鈴木さんが「まぁそういう分けでして私の所に聞きにきたんですよ~さすがにもう隠しきれるとは思えなかったのでしゃべっちゃいましたね~」松野首相「しゃべっちゃいましたね~ですむ問題かね!!!これは責任問題だぞ!!!」「一番外部の人間は君なんだぞ!!!」議長が言う「そういうと私も外部の人間になるのかね。」松野首相「いや...むぅ....」
鈴木さん「まぁご本人が直接話された方が良いでしょ。どうぞ」鈴木さんがモニターから消え、厚木社長が映し出された。「どうもみなさん初めまして、厚木源次郎です。いきなりで色々と申し訳ない。単刀直入で申し上げさせていただく。彼を護衛の任務につけていただきたい!」松野首相が「そういうのなら軍や民間護衛や警察のSPに頼むのはいかんのでしょうか?」国のトップがいうとなんだか変な感じだ。 「それに彼は護衛の任務などさせた事はなく殺し専門でしか任務を与えたことがないのです。」
「そんなのにあなたの護衛などさせることなどできません。」厚木社長が首をかしげ「私の護衛?私にはそんなのはいりません。私ではなく.....娘の護衛にほしいのです!」
全員「・・・・?」と思ったのはいうまでもない。松野首相が「あなたではなく娘さんの護衛に?」「そうだ」「それならより一層われわれではなく民間もしくは軍、警察に頼むのがよろしい!最高の護衛をつけさせるよう手配いたしますぞ。」こういう事を言うのは嘘ではない。本人相手にましては、この軍、民間、警察の装備を一手に担っている企業の社長なのだから当然だろう。
「いいや彼でなければならないのだ。」「そうはいってもですね・・・・」さすがの首相も社長あいてではあまり反論できないようだ。古株の九重三郎が数少ない口を開く「娘さんはおいくつなのでか?」「だま18歳になったばかりです。」「となると彼と同い年くらいか。。。」「なおさら護衛につけるわけにはいかんでしょ!」「といっても彼は見た目だけじゃないかね。」議長が答える。さらに質問を古株の九重三郎がした。「どういった形での護衛で?」「九重大将!!!」「まぁ話を聞くだけならいいじゃないかね。」「う、うむぅ」「セントマリア学院での校内護衛をお願いしたい。」
このセントマリア学院はこの国が新たに始まって設立されたエリート校であり、世界各国の金持ち、ブルジョア層しか入れない所だ。この話に対し顔を青ざめている人物が一人いた松野首相だった。「そ、それは、私の娘もそこに在籍しているのだが。。。。」そして「残念ながらこのお話はなかったことにしていただきたい。」「それにあそこのセキュリティはわが国直属で管理しているところで、何かあれば一個大隊がすぐ動ける常態になっておりますし、民間の護衛、警察のSPなど多岐にわたる人物が直接校内に入り浸っているので悪人の事など心配無用です!」「それにそんな所に彼など入れたらそれこそ問題が起きるに決まっています。」「いいえ。彼なら大丈夫だと信用しています。」「私が聞いた話では最初のあの時いらいコントロールされていると聞いています。」「私が保証します~」
「君はべらべらしゃべりすぎだぞ!」「あら~首相閣下ほどではないですよ~」「ぐぅ」「それに私が独自に調べた限りでは大佐がコントロールを握っているというのですが、間違いないのでは?」「確かに私が握っているのは確かですが~」「私一人の一存では動かせないようになっているのです。」「どういう事かね?」「そうだそのとおりだ!」「彼は私の言うことしか聞かないが、私の意志というのはないものなんですよ。」「この集まりによって議決されたことを私が命令させているだけにすぎないのですよ。」「なぜ彼が私の命令しか聞かないのはおいおいとして私はただの飾りですわ~」「そうかね・・・」「つまりだねこの案はここにいる半数以上賛成されないと、残念ながら彼に護衛任務を与えるのは不可能なのですよ。」続けて「議長!決を執りましょう!。」「うむ」「今回は彼に護衛の任務を与えるのに反対なものは?」「私はもちろん反対だ!」「私は~賛成ですね」「私も賛成ですわ~」「ぐぬぬ・・・」「そもそも今回のこの案は君の失態で外部に漏れたのだぞ!」「それなのに賛成とはどういうことかね???」「責任を感じはしないのかね!?!?!」「私はただ~彼が一般の中に入る事によりどのような変化を起こすのかが興味あるだけですわ~それ以外はどうでもいいですわ~」「この目狐め!」「私も反対ですな。」「おぉ!さそがは大将。」「彼は軍の所有物だおいそれと民間の中においていいモノではない。」「そうだ!そのとおりだ!」よくこんなので首相などやってられるものだと私は関心した。「それにこれ以上外部に彼の存在を漏れるのはさけなければならない。この国の存亡に関わる。」「うんうん」
本当にこの人首相か?そして最後に表を握るのは議長の佐藤さんのみになった。そして「大佐君の意見はどうかね???」「彼を民間の・・・一般の中においても大丈夫かと思うかね?」「私は・・・彼をはじめてみた時は、おぞましいモンスターとでもいいましょうか?悪魔の様なさっきといいますか・・・」「・・・」「しかし、長年一緒にいるとモンスターも可愛く思えてくるものなのかそれとも彼の才能というのかわかりませんが、最初にいだいた嫌悪感はいまではもうないのです。」「問題を起こす危険は0とはいいませんが、一度いいつければ彼はたいていの事は守ります。」「ですので・・・問題ないかとー!」「そうかね・・・」「大佐何を言うのかね!!!」「君の意見は求めていないのだが静かにしてくれんか」「ぐ・・・・」「柊くんの意見のとおり彼が一般の中で適応できるか調べてみるにはいい機会だと思わんかね?首相に大将」「なぁ!?」「・・・」「うふぅ」「もし彼が問題行動をおこすようなら即時に撤収命令を出せばよいではないかね・・・」「しかし!?」「あそこには私の娘も・・・」「ではこのようにしたらいかがでしょうか?彼は日中はセントマリアの敷地内にある分校、青葉学園に行かせては?その間なら首相お嬢様との接触はないかと。。。。」「ふむ。。。」「大佐」「彼が問題をもし起こしたとして被害はどの程度かね?」「それは・・・わかりかねます。」「ふむ・・・首相ここは賛成されたらいかかでしょうか???」「大将!?何をいってるのかね君!?」「私は首相だぞ!?」「それが何か?ことここに置いてはその肩書きは意味をなさないことを知ってるはずかと」「ぐぅ・・・」「私は、賛成だが・・・限定的だな。彼の問題が発覚した時点で軍が独自に処理に回る。それでいいのなら賛成だ」「た、大将!?」「首相閣下、これで良いのです・・・」「ふむぅ~そうかね・・・私一人、反対してもどうにもならないか・・・だが!セントマリア校内に入ることは許さん!!!それでもいいなら私も賛成しよう!そして、問題を起こしたら大将の言うとおり軍の管理下に入ってもらうこの委員会ではなくな。」「それでどうかな厚木社長!」「ここが妥協点でしょうな。いいですよそれでぜひともよろしくお願いいたします。」「ふむ・・・」「では決定しましたな」「彼の次の任務は・・・護衛任務で限定的に一致ということで。」議長は周りを見渡した。そして、ブーブー!「大佐彼が、任務より戻りました。!」「そのまま私の部屋に来るように言ってくれ。」「了解しました。」
彼の運命が大きく変わろうとしている。。。。