プロローグ
これから連載していきたいと思っています。
2010年2月某日
(僕は誰なんだろう。)
日曜日で家族連れが賑わう街の中、ふと僕は考えた。
(僕は自分の向かうところも分からない。どこに向かいたいかなんて考えも浮かばない...僕みたいな奴は、色で言えば無色なんだろうな。)そんなことを考えているうちに自宅の前に着く。
自宅の前で洗車をしていた男性が家の前でボゥっとしている僕に声をかけてきた。
「おかえり、雄」
「ただいま、隆一叔父さん。」
それだけ言って僕はすぐに自分の部屋に戻る。
部屋に入り、ジャケットを壁にかけて僕はベッドに横になった。そのまま僕は眠りについた。
夢を見た。その夢は僕の昔の夢だった。
父さんと母さんに手を引かれて楽しそうな幼い僕。しかし、すぐに場面は一変し、いつの間にか二人はいなくなっていた。さっきとは打って変わり、寂しそうな表情で墓の前に立つ僕。そうこうしているうちに雨が降り出し、ずぶ濡れになってしまい、叔父さんに手を引かれて街を歩く。
そこで僕は夢から覚めた。時計を見たら深夜0時。僕はベッドから起き上がり、シャワーをあびようと浴室に行く。
「久々にあの夢みたな。もう吹っ切れてると思ってたのに。」
僕は一人でそんなことを呟いた。
シャワーを浴び終えた僕は再びベッドに戻り、眠りにつく。
(おやすみ、父さん、母さん。)
そう頭の中で呟き、僕の意識は薄れていった。
ご意見ご感想、よろしくお願いします




