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二面相  閏年

僕はその話を監獄にいるタンテイから聞いた







じつにオーソドックス

それゆえに気付かない

彼のもう一人の人格

じつにオードブル


彼は自分でその財閥が夏だけその孤島で過ごすことを知ると

自ら脅迫状を出した

そして、執事に協力させて自分を呼び寄せさせ

彼を殺害、その後は、警護すると言いながら次々に犯行を成功させ

ついに、彼一人島で生き残ってしまった


数日後、近くの島から警察が船で上陸し

そこで血まみれの彼を捕らえた

これが実に、、、実に、全貌であった。


彼が計画的に二重人格を装ったのかは分からない

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