2012年
2012年、最後の空想科学祭となってしまった。
寂しいことではあるが、始まりあれば終わりあり、いかにして〆るか、それを考えるようになった。
今回の作品、相対世界(Nコード;N6424BH)は、本当であれば第1回の時に書く予定だった。だが、あーでもない、こーでもないと考えているうちに、書く事ができなくなったりしたので、そのままお蔵入りしていたネタになる。
だが、今回最終回ということもあって、出すことにした。ちゃんと書けるかは自信が無かったが、とにかく、一番いい物をと考えて、結果としてできたのが、今回の作品だ。
ちなみに、今回は、とにかく小ネタをあちこちに潜ませることにした。並行世界ごとの違いを出そうとしたことが、その理由だ。どんどんと書き続けていると、他の状態部分と変わらなくなるという問題があるため、自分自身の目安としての意味もある。
小ネタの一例を言うと、メールとして出てきたTeroは我らが太古の星シリーズに出てきた量子コンピューターであり、泰斗さんも同じシリーズに同名が登場する。
超料理が上手な奴というのは、女子高と男子校(Nコード;N0809F)に登場する井野嶽幌がモデルになっている。また、DNAを変化することによって強力な兵士を創るというのは、新人類が元ネタだ。
このように、自作のさまざまな作品からのネタがここには集約されている。いずれ、全てのネタ元を公開する予定だ。
このように、この作品には、私のこれまでが詰まっている。総集編として、私は位置付けている。