2009年
2009年は、企画にとっても私にとっても節目の年になった。
私は大学1年へ無事になり、心にも余裕が表れていた。
一番筆が乗っていただろう時期でもある。そのためか、各作品の続きを書いて、さらにその続きという感じで、作品が増えていってしまった。
13作、22万2613文字は、私が一つの企画で書いた作品数、文字数ともに最高で、現在では、一つのシリーズ(我らが太古の星シリーズ:Sコード;S0108A)としてさらに作品数、文字数を増やしている。
ただし、企画作品として投稿したのは先ほど示した数字だけだ。
これらの作品は、我らが太古の星(Nコード;N8655H)と言う作品を中心にして展開されている。一言でいえば、Teroの物語りだろう。Teroとは、全体を通しての主人公であり、世界最初の量子コンピューターであり、人類が破滅へと追いやってしまった地球を守るために創られた存在の名称だ。
Teroは人格としては20歳前後の女性をイメージしている。名前は、エスペラント語で地球を意味している。地球を守るべき存在そして、Teroの親が地球のことを忘れないようにして名付けた。
ちょうど、地球温暖化とか、海水面上昇とかがさわがれていた時期で、地球が破滅的な終末を迎えるというのが未来図として確定的に報じられていたころだった。
地球が滅びたとしたら、人類はどうだろうかという想像に基づいて、この作品は構成されている。
シリーズ物ということもあり、同一の時空軸上に大半の作品配置している。
年代としては、西暦を使用していた時代から、新暦という西暦に代わる暦でさらに数千年という時間を経過させている。
ちなみに年代は、新しい順に人工知能(西暦2313年)→我らが太古の星(500年→598年→696年)→永久の命を目指すもの(500年)→時間(598年→500年)→過去からのメッセージ(950年ごろ)→量子的ふるまい(1242年ごろ)→新・量子コンピューター(1242年ごろ)→地球を作ろう!(1671年3月12日→1673年)→アンドロイド化計画(1995年→1999年)→宇宙の端(1998年→1999年4月1日→2019年)→軍事行動(2007年→2016年)→自我の相互作用(2025年)→過去と未来(2089年→2025年)となる。
なお、()で書いた中の数字が、作品の中の年代となり、右矢印で結んでいる年代は、大きく年代が作品の中で変わるということを意味している。
投稿数が一気に増えだしたのも、ちょうどこの時期になる。
楽しくて仕方ない、書く事が目的になっていた時期だ。
自らの手で、作品を紡ぎだして、世界を構築して、育てていくという一連の行為が、どんどんと好きになっていった。
私がここまで書き続けれたのは、きっと好きだったからだと思う。そうじゃないと、途中であきらめて、なろうからも脱会していただろう。
この項の最後ではあるが、空想科学祭2010以降で投稿数の制限が行われたのは、私のせいだという。間違いなくそうだろう。運営の方々、特に天崎さんには、ここではあるが、申し訳なかったと思う。本当にごめんなさい。