初めに
考えたら、私がなろうに入ったきっかけとなった企画だ。
とうとう、それの終わりを迎えてしまう。
残念至極ではあるが、始まりあるもの終わりありともいう。
さて、私はとある方から空想科学祭の名物作者と言われるようになったが、なろうにおいて、この企画は間違いなく名物企画として名を残すだろう。
様々な思いが交錯しながらも、万感の想いで、これを綴っている。
とうとう終わってしまうのかという、寂しい感情が、私の中にうごめいているが、おそらく私だけではないだろう。
私の話をする前に、主題となる空想科学祭とは何かの紹介を簡単にさせていただきたい。
空想科学祭は、2008年に初回を開催し、以来今年に至るまで毎年1回夏から秋に開催されている小説家になろう有志企画である。
主宰は、現在は空想科学祭実行委員会が行っている。
詳細は、実行委員会委員であり、第1回空想科学祭の主宰者であった天崎剣さんによるエッセイ『空想科学祭の歩み~2012年最後の空想科学祭へ~』(Nコード:N9587BE)に詳しく書かれている。
一方の私はというと、当時大学受験が迫っていた私にとっての息抜きと言えば、小説を書くということだった。
あとは、勉強に追われる毎日で、だが、小説もノートの隅っこに書いていたネタを基にして、ドンドンと話は膨らんでいった。
その時、どこかに投稿しようと思い、インターネットで探していると、空想科学祭を見つけた。
書いている内容は、ちょうど宇宙SFだった。
ならば、いっちょしてみるかという、清水の舞台どころか、通天閣から飛び降りるといった感じで参加してみることにした。
それが、これまで、これからの全てのきっかけだ。
それ以来、私は小説家になろうに居座り続けている。
また、空想科学祭にも、欠かさず作品を投稿し続けた。
それが、私と空想科学祭の関係だ。