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第07話 学修

説明回。ここで挟まないと挟みようがなくなってしまうので。


話の流れ上、多少無理に纏めていますので、まぁあまり深く考えずに見て下さいな。分からないことに関しては、言っていただければ答えられる範囲で説明します。

「あっ……やぁっ…………」

 

 紅く染まった吼太の顔。それに、トゥードの顔が近づく。

 

「力まないでくださいマスター」

 

「で、でも……痛い、痛い……あぁ!」

 

「ほら、肩の力を抜いて、身を委ねて」

 

「ああ……きゃあぅ……!」

 

 

 

 

 

「ほら、力を抜かないと身体が壊れてしまいますよ」

 

「ギブギブ! やっぱ無理だってばぁぁぁ!!!」

 

 響く声はとてもとても、苦しげなものだったという。

 

 

 

「結局、また出来なかったの?」

 

「あぁ……」

 

「情けないですね、"仮"マスター」

 

「"仮"付けんな!」

 

 ぜぇぜぇと苦しげに呼吸する吼太に、トゥードが辛辣な声を投げかける。

 

 いつもの魔法練習場所で吼太が挑戦していたのは、トゥードという精霊の力を行使するための形態になること、リームで言うところの合体、ユニオンアップである。

 

 フォルティトゥードは鎧の精霊である。その真の力は鎧になり契約者の肉体を包むこと――アームドオンを発動することで発揮される。裏を返せば、鎧を纏えなければトゥードの力はこれっぽっちも発揮出来ない。

 

「しかし、いくら子供とはいえアームドオン自体が出来ないとは予想外でした。マスターにはよほど魔法の才覚が無いのでしょうか」

 

「悪かったな出来が悪くて!」

 

 トゥードという、魔法に通じた仲間が出来たことで初めて明らかになったこと。その中でも取り立てて吼太に衝撃を与えたことは、吼太自身に魔法に関する才能――特に、"魔力粒子"というものを認識する才能がまるで無いことだ。

 

 魔法は原則として、生まれ持った才能が無ければ行使出来ない。とは言っても、この才能は例えるなら"自転車に乗る才能"のように、優劣はあれど基本的には大多数の人間が使えるものである。

 

 魔法の行使において重要な点は二つ。魔法という現象の源である魔力粒子を認識出来るか。そして、その魔力粒子に命令を与えて魔法へと昇華させる超物理的因子、通称"SP因子"と呼ばれるものをどれだけ制御出来るか、である。

 

 そもそも魔法は、世界中に偏在している魔力粒子に対し、SP因子で命令を与えて特定の構造を造らせることで成立する。魔力粒子が多量存在する場所であったり、個人が自身の内にあるSP因子を外界に出した際に制御出来る限界が多ければ、それだけ強力な魔法を発動することが出来る。条件が整えば、物理現象の再現のみならず、超常現象をも引き起こすことが出来ることだろう。

 

 そして、その魔法を行使する上でも特に重要視されている才能。それが、魔力粒子を認識する才能である。というのも、SP因子に関する研究はまるで進んでおらず、SP因子の才能を伸ばすための手段が公にされていないからだ。加えて、SP因子は理解せずとも使える――というよりかは、"理解しないほうが使える"という実例が多数あるために、論理的に魔法を考える際には邪魔になってしまうのだ。

 

 そのため吼太は、魔力粒子を認識する才能に欠けていることから、魔法の才能が無いと烙印を押されてしまったのだ。

 

「ええーい!」

 

「きゃあ! やったな〜ありすちゃん! てーい!」

 

「きゃ、冷たーい」

 

 横で覚えたての水を放つ魔法を使い、歓声を響かせる二人の少女。彼女達はトゥードにより、「なかなかの才能がある」と言われていた。それだけに、自分の不甲斐なさが身に染みる吼太。

 

「そう気を落とさないで下さいマスター。今日は体調が優れなかったのかもしれませんし」

 

「それもう一週間は言ってるよな! 何まだ希望を抱かせようとしてんだよ! 結果見え見えなのは分かってるだろー!」

 

 泣きながら言う吼太。転生者である吼太の前世は、ごくごく普通の高校生。今回の転生で若干ファンタジーがある世界に来ただけに、その落胆ぶりは計り知れない。

 

「しかしおかしいですね。鎧装種精霊の私を纏えないというのは、本来ならばありえない現象です。マスターの才覚の問題かとも思いましたが、改めて考えてみれば、より魔法の才覚が重要になる、憑依種精霊であるリーム様とも合体出来ないほうが自然です。何より、"契約は出来ている"ということが引っ掛かります」

 

「……何が言いたいんだよ? 相性が悪いとでも言いたいのか?」

 

 思案するトゥード。魔法に通じた彼女だからこそ、分からないことが起こっているらしい。

 

「相性、ですか。……そうですね。せっかくですから、精霊や契約についての説明をしましょうか。リーム様とありす様もこちらにお願いします」

 

 トゥードに呼ばれ、遊ぶのを止めて戻ってきたありすとリーム。水を掛け合っていた二人だったが、最初に覚えた魔法防御を使っていたために、その身体に濡れた様子はない。なお、トゥードが魔法防御を教えた際の説明では、「上手い人間が使えば、あらゆる干渉を遮断することも可能」という話だったが、当たり前ながらありすたちはまだその領域には至っていない。

 

「まず精霊という存在について説明致します。精霊――――正式には、擬似超常現象再現機構と呼ばれる存在、つまりは私やリーム様ですが、私達は人間がより強力な魔法を使うために、様々な手段を用いて作り出された存在と言われています」

 

「マジか!」

 

「マジです、マスター。分かりやすく言うなら、道具として使われるために生み出された存在ということになります。そのルーツについては今は必要ありませんので省略しますが、現時点では大きく分けると5種類に大別されます。その力の行使をするためには契約を結ぶ必要があり、基本的には精霊は力を与える――つまり、契約者の行動に対して自分からは行動を起こさない、横で控える形を取ります」

 

「……あれ? でも僕、吼太と合体して一緒に戦ったりしてるよ?」

 

 トゥードの説明と事実に相違があることに気づいたリームが言う。

 

「それはリーム様が憑依種と呼ばれる精霊であることに原因があります。せっかくですので、5種の精霊について説明いたしましょうか。まず、1番数が多い妖精種。こちらはあまり力は強くありませんが、数が多いおかげで契約が容易です。また、長い時間を生きたり、様々な知識を得たことで妖精種精霊の枠を超えた精霊は"妖聖種"と呼ばれることもあります。これに対して力の無い未熟な妖精種のことを"幼精種"と呼ぶこともあります」

 

「えーと、とりあえず全部"ようせい"なんだよね」

 

 ありすが小学生ながらに頑張って理解しようと頭を悩ませながら言う。

 

「はい。続いて、土地種について説明致します。これは強力な力を持つ土地に、精霊というインターフェイスを付けたことで、その土地の力を人間が使用出来るようにしたものです。これは厳密に言うと精霊とは少し違うのですが、一般には精霊として扱われています。強力な力がありますが、力の行使をするには力の源となる土地にいなければならない欠点があります」

 

「……うーん」

 

 ここで処理能力が限界を超えはじめたのか、ありすが険しい顔をし始める。それを見たトゥードは優しくありすの頭を撫でる。

 

「分からなくても大丈夫ですよありす様。また、ありす様がちゃんと理解出来るようになればまた説明致します」

 

「むー、がんばるもん!」

 

 だが、それが逆にありすに火を付けたらしく、少し膨れっ面になりながら再び聞く体勢になるありす。それを微笑みながら見たトゥードは、説明に戻る。

 

「ちなみにこの地、凪波丘もまた力ある土地の一つです。捜せば土地種精霊が見つかるかもしれませんね。ただ、土地種精霊は総じて気難しい性格をしていますから、注意が必要ですが。次に、憑依種についてです。リーム様はこの憑依種になりますね」

 

「ついに僕の番だね!」

 

 楽しそうに言うリーム。記憶のない彼女にとっては、形はどうであれ自分のことを知ることが出来るからか、どこか浮かれた様子を見せていた。

 

「この憑依種は、契約者に力を与えるのに、契約者と身体を一体化すること――ユニオンアップを行うことで力を与えます。これは、憑依種精霊は基本的にポテンシャルが高いために、力の直接制御が必要になるからとされています」

 

「へー、凄いんだなリーム」

 

「っへん!」

 

 吼太の賞賛に、胸を張って自身の気持ちを表すリーム。

 

「ただし、肉体を一体化する関係から、契約主との相性が悪ければ契約者を殺しかねない危険な精霊でもあります。また、精霊が契約者の肉体を乗っ取ってしまう事例もあったそうです」

 

「怖っ! リーム怖っ!」

 

「リームちゃん……」

 

「しないしない! 僕そんなことしないから!」

 

 先程とは打って変わって、慌てふためくリーム。一瞬の静寂の後、笑い声が漏れはじめる。

 

「気をつけてくださいマスター。リーム様に乗っ取られてしまうかもしれませんよ?」

 

「トゥードまで〜!」

 

「ふふっ……。さて、次は鎧装種――私についてです。鎧装種は武具となることで契約者に力を与える精霊です。"鎧"と名前はついていますが、鎧装種は鎧に限らず、様々な武器防具の種類のものがいます。尤も私の場合は全身鎧になりますが。鎧装種精霊の武具は何らかの能力を持つことも多いのですが、鎧装種精霊自体がそれほど数が多くないために、その使用者は非常に限られています。武具形態と人間形態を原則として持ちますが、武具形態が巨大な精霊は、アクセサリーの姿になることも出来ます。私の場合はネックレスになることが可能です」

 

 そう言うとトゥードが光に包まれる。光が止んだ跡にトゥードの姿は無く、代わりに綺麗なネックレスが落ちていた。十字剣とクローバーが組み合わさったようなデザインだ。

 

「これがトゥードなの?」

 

『はい、ありす様』

 

 突然頭の中に響いたトゥードの声に、ひゃっと小さく悲鳴をあげるありす。吼太たちも状況が理解出来ていないらしく、どこから声が聞こえてくるのかとしきりに辺りを見回している。

 

『失礼致しました。これは思考通話というもので、魔法の一種です。テレパシーのようなものと考えて頂ければ。何分、この姿では口で話が出来ませんので』

 

「あーびっくりしたぁ。それならそうって言ってよ」

 

 胸を撫で下ろすありす。ネックレスが再び光り輝き、トゥードが現れる。

 

「先程のアクセサリー形態は主に持ち運び用になりますね。人間形態でいるのに不都合があり、しかし武具形態が持ち運びに不便な場合になることがあります。あの形態では力の殆どが使えませんので、マスターは注意してください」

 

「おう、分かった!」

 

 分かっているのか分かっていないのか、元気だけはいい返事を返す吼太。

 

「それと、もう一つ注意があります。後々に私を纏うことが出来るようになった際、決してリーム様との同時運用……つまり、憑依種及び鎧装種の精霊とを同時運用しないで下さい」

 

 急に顔を引き締め、トゥードが言う。そこには、先程までの凛々しくも親しみやすい、美しい女性の姿はない。

 

「……どうしてだ?」

 

 吼太もただならぬ気配を感じたのか、険しい表情になる。

 

「憑依種と鎧装種とが同時に契約主に力を与えた場合、その力が激しく反発し合いながら、契約者の肉体を駆け巡ってしまいます。そうなれば、契約者の命はまず無いでしょう。決して、行わないよう」

 

「うぉう……分かった。注意するよ」

 

 その凄まじさをトゥードの語気から感じ取ったのか、圧倒された様子で言う吼太。

 

「でも、なんでいっしょだとダメなんだろ?」

 

「確かに。僕みたいな憑依種の精霊は肉体に直接合体するけど、トゥードみたいな鎧装種の精霊って、武器とかを装備して力を使うんでしょ? 出来てもおかしくないのにねぇ」

 

 リームの言うとおり、憑依種の精霊と鎧装種の精霊の間には、特に相性が悪くなる理由は無いように思える。

 

「推測にはなりますが……」

 

 トゥードが自分の考えていたことを口にする。

 

「恐らくは、"あまりに強すぎる存在を生み出さないため"なのではないでしょうか」

 

「強すぎる、存在?」

 

 ありすが確かめるように言う。

 

「はい。妖精種の与えられる力は逸脱したものではなく、土地種の力はいかに強力と言えども特定の地域でしか発揮出来ない。しかし、憑依種と鎧装種に関して言えば力の強力さがあり、厳しいながらも相性問題をどうにか出来れば後の制限も特には無い。この二つが同時にあることを、精霊の起源は恐れたのではないでしょうか。だからこそ、わざわざ相性が悪くなるように我々を創造した。私はこう考えています」

 

 憑依種精霊と一体化することで強化された肉体を以って、鎧装種精霊の武具を振るう。単純なだけに強力であることは、吼太やリームには勿論、幼いありすにも理解出来た。

 

「さて、それでは最後の精霊です。名前は感応種。この精霊は少々特殊で、他の精霊に力を与える精霊です」

 

「他の精霊に? 契約者にじゃなくてか?」

 

 意外な存在の話に、吼太が思わず聞き返してしまう。

 

「はい、契約こそ人間相手に行いますが、力を与えるのは契約者を同じくする精霊です。いわば拡張パーツに近いものですね。またその在り方も特殊で、契約していない感応種精霊は本――つまりは魔導書の内部に封印される形をとります。この際、魔導書の記述内に精霊は封印されていると言われています」

 

「記述に? つーことは、同じように模写すれば、同じような精霊が中にいることになるのか?」

 

 吼太の問いに、しかしトゥードは首を振って答える。

 

「いえ、魔導書を創るには他にも記述に使われるインク、紙質、及び周辺環境や著者の魔力資質が重要になります。精霊も現段階ではその製造方法は明らかになってはいませんので、そう簡単に精霊が生み出される訳ではありません。つまり、模写しようとも精霊が複製されることは無い、ということになりますね」

 

「ご本の中にいるの? じゃあ、わたしにも見つけられるかな?」

 

「お言葉ですがありす様、感応種精霊は特に数の少ない精霊です。探してもまず見つかることはないと思われます。尤も、仮に見つけたとしても、相性が良くなければ契約を結ぶことは出来ません。もし感応種と契約を結ぶことが出来たとしたなら、その人間は余程の幸運の持ち主なのでしょう」

 

 トゥードが、そう締め括る。しかし、ここで吼太には新たな疑問が浮かんでいた。

 

「なぁ、結局"相性"って何なんだ? さっきも気にしてたけど」

 

 吼太の言葉に、トゥードは頷くことで応える。

 

「今まで挙げてきた精霊たち。これらと契約を結ぶには、まず相性が必要になるのです。具体的には、契約者と精霊間の魔力資質の相性ですね。以前説明した魔力粒子の種類について、リーム様は覚えていますか?」

 

「えっと、この世にある魔力粒子は大まかに四つに分けられて、それぞれが火、水、風、地に分類されるんだよね?」

 

 リームの答えに、トゥードは頷くことで正解であることを示す。

 

「はい、その通りです。話を戻しますが、人間や精霊は、その四種の魔力粒子のそれぞれどれか、一つから二つに対して適性を持っています。使いやすい魔法の種類などにも影響するこれが、これが精霊との契約に置いても重要な要素となります。例えば――」

 

 そう言いトゥードは、ありすとリームを見る。

 

「ありす様は風と地、リーム様は氷……つまりは水ですね。この場合、ありす様とリーム様は契約が行えないということですね」

 

「ふぇ〜、そうなんだ」

 

「残念だね」

 

 やはり契約については多少の期待があったのか、とても残念がる二人。

 

「じゃあトゥードやコータは?」

 

 自分達の次は、とトゥードと吼太の適性を聞くリーム。

 

「私は一応全てに適性を持っています。マスター吼太は……申し上げにくいのですが、適性以前の問題ですので」

 

「うっせ! どーせオレは適性0のダメダメ人間だよ!」

 

「よしよし」

 

 ありすに慰められながら、それでも強気な口調は止めない吼太。

 

「……じゃあ、もしかしてわたしとトゥードって"けいやく"出来るの?」

 

「他にも契約に置ける条件というものはいくつかありますが、結果から言えば可能です。私を扱えるだけの実力があると私が判断したならば、ですが。事実、現マスターであるマスター吼太との契約はイレギュラーなものであり、本来ならば契約はされてはいなかったはずです。いずれ、私の力がありす様に必要となった際には、改めて検討させていただきます」

 

 少し残念そうなありす。尤も、このトゥードの発言は実のところ、吼太を気遣ってのものだった。

 

 今だ纏うこと叶わぬ、フォルティトゥードという鎧。それをまだ戦ったことのない少女に成し遂げられてしまっては立つ瀬が無い。そう、トゥードは判断したのだ。

 

「と、まぁ一通りの説明は致しましたが、何か質問は?」

 

「無しッ! それよりもトゥード! もっかいやるぞ! 今度こそお前を使いこなしてやる!」

 

 立ち上がり、やる気に満ちた顔で言う吼太。

 

「もっともっと、強くなるんだ! 何があっても、自分も周りも、助けられるようになるために!」

 

 吼太の発言に、リームは思い出していた。自身が初めて契約を結んだ、あの時のことを。

 

「そっか……。じゃあ僕も頑張って応援するね!」

 

「リームちゃんだけじゃないよ! わたしだって応援するんだから!」

 

 リームもありすも、彼についていくと誓った。どこまでも、いつまでも。

 

 少年と少女たちの瞳は、ただただ純粋な光に満ち溢れていた。その視線は、目の前を真っ直ぐに見据えていた。

 

 

 

 

 

 その先に在ることに、気づくこともなく。

そんな感じで、どことなく不穏な感じの終わり方。


ありすがさりげなく魔法使いになりました。真性の魔法少女ですね。得意魔法はまだ秘密。今はまだたいしたことない感じですが、単純な資質だけで言うならリームどころかトゥードに次ぐ実力者になる可能性を秘めてます。吼太はびりっけつ。泣くな吼太。


ちなみにこの世界の魔法は、物理法則を再現するのは簡単で、物理法則から掛け離れる現象の発動は難しくなるという特性があります。なので、空気中の水分を集めて水を出す、ということは簡単な魔法という扱いなんですね。これが某作品のごとくビーム出したり、どこからともなく銃を出したりするとなると、なかなか高度になってくる訳です。


あと、魔法使用時には命令式として必ず魔法陣を張る必要があるんですが、これが案外自由度が高かったり。何かの特別な棒で魔法陣を書くのは勿論のこと、詠唱は特定振幅による波動を用いて描く魔法陣という扱いで、つまりは歌歌おうが楽器演奏しようが発動出来たりもします。また、紙に予め魔法陣を書いておいて、それを媒介にして発動とかも可能だったり。トゥードのガンブレード(破損済み)には、この"予め書く魔法陣"の設定が使われてますね。剣や弾丸に魔法陣が彫ってあって、それにより強度が上昇しているんです。エクスドリルの場合はドリル側じゃなくてエクスリングが魔法陣そのものの働きをしていたり。だから、ドリルに付こうが腕に付こうが、脚だろうとなんだろうと、付けば強化出来ます。まぁ、普通は外せないんですが。



次回は多分、急展開な感じになります。


ではではこの辺で! 次回もお楽しみに!

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