第32話
ウィルの冒険が始まります。
「Pu・・rururur・・」
「もしもし?あなた?」
「あ、圭子、なに?」
「聖と恵の授業参観が来週の土曜日あるの、帰って来れる?」
「多分、行けるよ、前々から休みもらってたから・・・」
「クラス別々だから、途中で交代で見ましょう?」
「聖と恵、どうだ?」
「そうねぇ、聖ちゃんは相変わらずサッカーばかりしてて宿題しなくて恵ちゃんに怒られてる(笑)」
「聖ちゃん、あなたに似たのかしらねぇ~」
「あなたは私に話、聞いているようで聞いてないし」
「好きな事を始めるとまわり見えなくなるし・・・」
と圭子の小言が始まる。
ゴフッとお腹のあたりに衝撃が走る!!!
『主~~起きろ!!!』
『う~ん?』
『だれ?』
『主、寝ぼけるでない、朝じゃ』
前足で俺をたたく
眠たい目をこすりつつ目を開けると、レンが私の上にのっている。
『痛いだろレン』
『主が全然起きないからじゃ~』
「ウィルさん起きてください」
と女の子が声をかける
「あの~どなた?」
「ロキの娘のリンですよ、昨日挨拶しましたよ」
と少し怒りつつ話すリンちゃん
「あ、リンちゃんごめん寝ぼけてた」
「もう、だらしないですね、朝ごはんあるので1階の食堂に来てくださいよ」
「二度寝だめですから!」
と言いながら部屋を出て行くリンちゃん
魔法袋から服を出し着替える俺。
しかし妙にリアルな夢だったなぁ~
と思いながら階段を下りる俺。
「やっと、起きたかウィル!」
「すいません、飲みすぎました(汗)」
「俺は飲み足りんぞ=」
「あなたは飲みすぎです(怒)」
「酒臭いパパはきらい!」
落ち込むロキさん
「冷めないうちにどうぞ」
とエリーヌさん
「レンさんにはこれでいいかしら?」
と何かしらの鳥の丸焼け肉を渡す
「ウィル!今日はどうするじゃ」
「神殿で職業について、ギルドで家を探そうかと?」
「ケイコちゃんとこで暮らすのではないのか?」
「さすがに甘えすぎかなと思いまして」
「ま、人それぞれ考えがあるから」
「ワシは今日は商工会の会議があるから付き合えんが何かあればいつでも来い」
「え、でも」
「遠慮なさらないでね」
「あ、はい」
ご飯を食べた後、荷物を整理して
三人に見送られてロキさんの家をでる。
「それじゃ、行ってきます」
「おぅ!」
「「いってらっしゃい」」
冒険者への第一歩




