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第9話〜紫金国で人道支援〜

「はーい、怪我した人はこっち来てー!ポーション配るからー!」


と、街角で声を張り上げる、パラパラと怪我した人を連れてくる街人と兵士


「貴方は?」


「中央国からのポーターだ、紫金国への荷物運搬の依頼中だったんだが政変が起きたって聞いたから即座に駆けつけたのさ」


「まあ、ありがとうございます」


そんなやりとりをしながら次々にポーションを配る


「飯は?」


「ああ、そういえば数日前から政変中で市場が休止してまして···そろそろ食料も枯渇する家が出てくることかと」


「なるほど···」


となると食料品も出した方が良いか?とか考えていたら


「食料品は城の蔵を開けます、食料品が足りない方々は城まで取りに来てください」


と、凛とした中性的な声が後ろから聞こえた


「どうやって関所突破してきたんですかレオ兄」


「緊急事態故の緊急措置さ、詳細は話せんがねアトラス家が根切りにされちまう」


「ああ、成程特級国家機密のアレですか···全く···」


しばらく沈黙が続きいたたまれなくなってきた


「あー···その、大きくなったなユウ君」


「13年もあってなかったらそりゃ大きくなるよレオ兄」


ユウ·パープル、俺がポーターを始めたての頃にたまたま中央国市街で迷っていたユウ君を中央城まで連れて行ったのが出会い、なんで迷ったのか聴いたら「美味しそうな匂いがして···」と小声で答えてくれたのが印象深い、それから1〜2年程中央国に滞在していたユウ君の部屋を訪ねてポーターの仕事で訪れた国の事を話して仲良くなっていた


「それと、あー···女の子だったんだなユウ君、流石にあの頃から成長してたら骨格で分かるわ」


「やっぱりレオ兄は僕の事男の子だと思ってたんだね」


「いやね、あの頃はまだ性差が僅かな歳だったしさ」


「全く···ゴホン、ポーター、レオ·アトラス人道支援大義である」


「はっ、これもポーターの仕事ですので」


「うむ···それはそれとして関所飛び越えて来たのは看過できぬのでポーションの配布が終わり次第城に来るように」


「はっ」


こりゃ叱られるか1〜2日は牢の中かな

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