僕の心の中にずっと居る彼女だけを誰よりも僕は愛している!
”僕の心の中にずっと居る彼女だけを誰よりも僕は愛している!“
僕は初めて17歳の時に初恋をした。
僕は運が良かったのか、その女性と付き合う事が出来たんだ。
でも? 彼女は病気がちで体が弱く入退院を子供の頃から何度も
繰り返していたらしい。
たまたま高3の1年間だけ両親と彼女の担当医から学校に行って
言いという許可をもらい1年間だけ学校にきていたらしいのだ。
彼女は他の女子に無い、”キラキラ“したオーラを纏っていて、
あまり多くの人達と触れない場所に居たから、キラキラしていた
のかもしれない。
僕はそんな彼女に恋をし、何故か僕と彼女は仲良くなる事が出来たんだ。
『ねえねえ、葉慧君!』
『うん?』
『”私と友達になってくれない?“』
『えぇ!? 僕でいいの?』
『勿論!』
『僕もユハちゃんとずっと友達になりたいと想ってたよ。』
『凄く嬉しい!』
『僕も嬉しいな。』
何気ない会話から何故か友達になる事が出来た僕と彼女。
それから僕と彼女は二人で学校が終わると一緒に帰るようになった。
彼女の両親とも直ぐに仲良くなったんだよな。
『あら葉慧君! 今日、晩ごはん食べて行く?』
『あぁ、ありがとうございます! じゃあ、お母さんに今日の晩ご飯
要らないって電話しておきます。』
『そうね、葉慧君のお母さんに電話したら少しだけワタシに代わって
くれる? ワタシからもちゃんと葉慧君のお母さんにお礼を含めて話も
したし、お願いできる?』
『勿論です、じゃあ今から電話しますね!』
【プルルルル プルルルル プルルルル】
『もしもし?』
『あぁ、母さん! 今日、ユハちゃんの家で晩ごはんをご馳走してもらう
事になったから晩ごはん要らないよ、それと、、、?』
『もしもし? ユハの母の慶子です。』
『ああ~ユハちゃんのお母さんですか?』
『えぇ、いつもユハが葉慧君に迷惑かけてすみません。』
『そんな、葉慧ならいくらでも面倒かけてもらっても結構ですから、
それよりユハちゃんの体調は大丈夫なんですか?』
『・・・えぇ、それが、』
・・・そこからおばさんは違う部屋に一人で行ってしまった。
僕に聞かれては困るのかな?
そんな時、ユハに僕は呼ばれてユハの部屋に行く。
『葉慧君、来週の土曜日! 一緒に映画でも観に行かな?』
『観たい映画があるの?』
『うん、ホラーなんだけどね!』
『”女の子って、ホラー映画嫌いな子が多いんだけどな、、、?“』
『なによ~私が女子じゃないみたいじゃない!』
『”僕にとってはユハは十分、可愛い女子だよ。“』
『バーカー!』
そうやってユハと約束したのに......。
ユハは急遽、体調を崩して入院する事になった。
映画はおあずけ! でもそこから入退院が多くなったユハ。
僕は心配で心配でユハと一緒に居れる時間を増やしていった。
*
でも? それから凄くあっけなくユハは亡くなってしまった。
噓みたいだけど、ユハは亡くなったんだ!
僕は15年も経った今もまだユハが亡くなった事を受けいられらなくて、
その後、新しい彼女が出来ても相手の女性を愛せないでいた。
ユハ以上の女性が現れないんだよ!
新しい彼女が出来ても直ぐに別れてまた新しい彼女を作る。
そんな生活をして15年も経つのに未だに僕は独身で、、、。
いつか亡くなった彼女以外の女性を心から僕は愛せるのだろうか?
ただ、今付き合っている彼女は少し今までの女性と違って、付き合って3年
経つがまだ僕は彼女と付き合っている。
今の彼女が亡くなった彼女を超える女性であればいいなと今はそう想っている。
いつかこの子と結婚できたら僕はそれだけで幸せだ!
そんな子、今まで現れなかったんだから。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




