無題
ねえ知ってる?
キミは知らないか。
あのね、
止めとけばいいのに。
でも、だって。
「「誰かを傷つけたくてたまらなくなるときがあるんだ」」
苦しくも痛くも辛くもないけど、小さな小さなことが積み重なってダメになるときがある。心が疲れていて、全部悪く考えちゃって、死ぬことと生きることばっか考え始める。何で生きてんだろって思うんだ。死にたいんじゃないんだけど。痛いのは嫌だし。
それでね、
それでね、
急に心が笑い始めるの。それが喉を伝って、あははって声帯を震わす。
おかしくないのにアハハハハって。
笑っちゃうんだ。きっとそのときのわたしは狂気に満ちてる。全身を色んなところにぶつけて、痛みにキモチヨクなるの。アハハハハって笑いながらね。暴れるのって、どうしようもなくキモチイイんだ。
それがなに? ってね。何も利益を生みやしないさ。
あはは、言っちゃったね。
あはははは
あはは
何人がわたしのトモダチのままでいてくれるかな。
あはは、きっと誰も残らないよ。
あはは
あはは
カナシイね。
カナシイね。
カナシ……
カナ……
カ…………
………………