水ノ神
なんかよく分からない偉そうな人について行くと、赤い大きな鳥、巨大な虎、蛇の尾が生えた亀、見間違えようがないセイリュウ。この四匹が並んでいた。
「四神と言ってましたから、おそらくスザク、ビャッコ、ゲンブ、セイリュウなのでしょう。」
そうワダツミが教えてくれた。
「「「「そう、我らは四神。それぞれ炎、電気、氷、水を司っている。」」」」
「私は今疑問に思っていることが三つある。一つはなぜ其方がセイリュウと同調できたのか。もう一つはなぜドライバーが死んでもブースターが生きていたのか、そして最後になぜそれほどお互いのことを想っているのか。これらの問いに答えてくれないか。」
そう偉そうな人が言っている。
「答える代わりにこちらの質問にも答えてもらえますか?」
「よかろう」
「一つ目の質問に関しては一切知りません。もう一つの質問は能力者の心臓は死んでも動き続けることを思い出し、その心臓をワダツミに取り込ませ、心臓だけでも生きている状態にしたからです。最後の質問の答えはちょっとわかりませんね、おそらくお互いのことを生き物と認識し、お互いに大事に思った結果ではないでしょうか。」
「こちらからの質問は、なぜ死んだはずの僕が生きているのか、そして貴方と四神は何者なのか。この二つです」
男は頷き、自己紹介を始めた。
「私はマルス、これからもよろしく頼む。」
マルスはこれら四体のドライバーであることや、今のこの世界を作った事などを教えてくれた。
もう一つの質問に関しては、セイリュウが答えてくれた。
「先程の戦いは全て僕の思考の世界で起こった事だ。二人の意識を僕の思考の世界へと引き込み、その中で戦わせてもらったのだ。思考の私と。」
「先ほどのことで君らに我らに協力を求める資格があることがわかった。いつでも尋ねるといい。」
「これからいちいち登るのも面倒だろうから、テレポートできる力を君に授けよう。」
マルスが血液を僕の胸にポタポタと垂らした。その血液が吸収され、テレポートの力を手に入れた。
「じゃあもう行っていいですかね?」
マルスが頷いたのでテレポートをして、市場に戻った。
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